H.Aさん(39歳 男性)
【合格科目】 財務諸表論(2)
【受講コース】 2024・25年合格目標 科目別合格・2年セーフティコース 簿財アドバンス
【職業】 公務員
【1日の平均学習時間】 平均2時間
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
私の経歴について
まずは参考までに、私の経歴を記載させていただきます。
私はH大学の文系学部を卒業し、国税専門官として就職しました。学生時代は会計を専門的に学んでいたわけではなく、大学在学中に受験した公務員試験の勉強期間はおよそ半年程度でした。
なお、私は日商簿記2級を2009年に取得しましたが、税理士試験の勉強を開始した時点では学習内容の多くを忘れている状態でした。
受験の動機
国税専門官として働く中で、仕事のやりがい等に疑問を感じる事が増え、将来について考える事が多くなりました。その中で転職を意識するようになり、将来の選択肢の1つとして「税理士」という資格が現実的な候補として浮かびました。
私の場合、職歴による税理士試験の科目免除が適用される見込みがあり、簿記論と財務諸表論に合格すれば税理士資格を取得できる状況にありました。この点は大きな動機となりました。
2023年7月から本格的に税理士試験の学習を開始しましたが、会計に関する知識はあまりない状態からのスタートであり、不安も大きかったことを覚えています。
クレアールを選んだ理由
私の自宅の近くには予備校の校舎がなく、通学講座は検討から除外していたため、当初から通信講座を第一候補として検討していました。
複数の通信講座を比較する中で、クレアールの「非常識合格法」というキャッチフレーズが印象に残りました。限られた時間の中で、効率よく合格を目指せると思い、またコストや学習時間の観点からも、自分に合っていると感じました。
クレアールで受講するかどうか迷っていた時にメールで問い合わせをさせていただきました。その時には私の個別事情(簿記2級を所持しているものの知識が抜けている、短期間で効率的に学習を進めたい等)を汲み取っていただき、親切かつ丁寧に対応していただいたこともあって、クレアールを選択させていただきました。
学習方法
平日は仕事があるため、帰宅後に勉強することは難しいと判断し、朝型の生活に切り替え、毎朝5時から勉強することを決め、朝勉を継続しました。平均すると毎日2時間程度の学習時間だと思います。
学習初期は簿記2級の知識も曖昧で、講義を視聴しながら計算問題を繰り返す日々でした。ちなみにこの頃は簿記2級程度の計算問題も解答を誤るような状態でした。節目で行われる答練では思うような点数が取れず、合格までの道のりが非常に遠く感じられる時期もありました。
転機となったのは、2023年12月に受講した「解法マスター」講義です。試験本番で作成すべき下書きの作り方を学び、以降は効率的な下書きを作成する練習にも重点を置いて学習を進めました。
講師についての感想
簿財アドバンス講座を担当された河野上先生は、初学者にも理解しやすい説明をしてくださる講師で、自分にとって非常に心強い存在でした。単なる計算処理の説明にとどまらず、「なぜそうなるのか」という背景まで丁寧に解説していただけたことで、理解が深まりました。
講義についての感想
講義内容には簿記2級レベルの復習も自然に組み込まれており、別途簿記2級の勉強をやり直す必要がないカリキュラムになっていました。また、インプット中心の回とアウトプット中心の回がバランスよく配置されており、理解が曖昧になりやすいポイントについても丁寧にフォローしていただいていたと感じています。
仕事との両立
毎朝5時から学習する生活は、日常生活に大きな制約が伴いました。夜更かしは翌朝の学習に直結するため、仕事が終わったら寄り道せずに帰宅し、18〜19時には夕食を終え、21時には就寝する生活を徹底していました。
私自身、「睡眠を最優先する」という方針で体調管理をしていたため、睡眠時間を確保できない日には無理して起床せず、睡眠に時間を充てました。
受験勉強での注意点
合格への近道は、講義内容を確実に理解することだと感じました。税理士試験本番では、初見の問題に対して短時間で正答を導く必要があります。そのため、表面的な理解では不十分であり、本質的な理解が不可欠です。
私の場合、問題演習を繰り返すことで理解を深め、記憶を定着させる方法をとっていました。財務諸表論の理論対策としては、「理論問題集」を徹底的に活用し、通勤中は耳からインプット、自宅では書いてアウトプットすることを徹底しました。また、答練で出題された理論問題も復習を徹底しました。
通信講座だからできたこと
通信講座の最大の利点は、自分が最も集中できる時間帯に学習できることだと思います。
私の場合、仕事後は集中力が低下してしまうため、起床直後の時間帯を活用できたことは非常に大きなメリットでした。これは通信講座だからこそ実現できた学習スタイルだと感じています。
合格までのエピソード
答練の復習を4回、5回と繰り返す中で、少しずつ得点が安定していく感覚がありました。特に応用答練は、基礎計算力を徹底的に鍛える上で非常に有効でした。
私は2回目の受験で財務諸表論に合格しましたが、1回目の受験の直前期は応用答練の復習に追われ、直前答練まで十分に手が回りませんでした。結果、1回目の受験時の得点は45点とひどいものでした。
2回目の受験では早い段階で応用答練に区切りをつけ、直前答練を重点的に復習しました。公開模試を含めると直前答練は簿記論と財務諸表論それぞれで6回分計12回分もあり、これらをそれぞれ5周程度繰り返しました。
直前答練に関しては、何回復習しても満点を取ることはできませんでしたが、試験本番で「捨てるべき問題」を見極める練習や、本試験に近いレベルの問題に慣れることに重点をおいて取り組みました。
最後に
直前答練を繰り返したことで、難易度の高い問題に対する心理的な抵抗感は大きく減りました。1回の答練で消耗するエネルギーは大きかったですが、その積み重ねが自信につながり、財務諸表論に合格することができたものと感じています。
簿記論は今回合格に届かず、得点は54点でした。わずかな計算ミスが合格に届かなかった原因ですが、今後も引き続き問題演習を重ねることで、必ず合格できると信じています。
これから税理士試験に挑戦される方にとって、本体験記が少しでも参考になれば幸いです。

