M.Kさん(30代前半 男性)
【合格科目】簿記論(2)・財務諸表論(2)
【受講コース】2025年合格目標講座 2年5科目合格セーフティコース WEB通信
【職業】税理士法人
【1日の平均学習時間】4時間(直前3カ月は8時間)
【試験までの総学習時間】800時間程度
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
はじめに
20代のほとんどをフリーターとして過ごしてきた私にとって、「30歳」という年齢は、人生における大きな分岐点でした。漠然とした将来への不安を抱えながら日々を過ごしていましたが、ある時「一生モノの専門知識を身につけ、努力が正当に評価される世界で生きていきたい」と一念発起しました。数ある資格の中でも、努力が収入やキャリアに直結し、社会的な貢献度も高い税理士という職業に、私は自分の人生を懸けてみることに決めたのです。
税理士試験の受験動機:30歳からの再出発
「勉強して知識を身につければ、それがそのまま武器になり、評価や収入に繋がる」。このシンプルでフェアな仕組みが、当時の私には何よりも魅力的に映りました。
フリーターという不安定な立場から脱却し、誰かに必要とされる専門家になりたい。その一心で、まずは簿記の学習から始め、そのまま税理士試験への挑戦を決めました。30代というスタートは決して早くはないかもしれませんが、だからこそ「一刻も早く、効率的に結果を出したい」という強い決意がありました。
クレアールを選んだ理由:効率と「紙媒体」へのこだわり
受験を決めた際、私が最も重視したのは「効率」です。世間では「何千時間勉強した」といった根性論が美徳とされる風潮もありますが、私は時間をかけること自体が目的ではないと考えていました。最短ルートで合格を目指したかった私にとって、合格に必要な範囲に絞り込んで学習するクレアールの「非常識合格法」は、まさに理想のスタイルでした。
また、通信講座を選ぶ上で私がこだわったのは「紙のテキスト」です。最近の通信スクールでは完全デジタル化が進んでいますが、私は勉強のハードルを極限まで下げたいと考えていました。スマホやPCを開く手間さえ惜しい時、机の上に置いてあるテキストをサッと手に取り、パラパラとページをめくるだけで復習ができるアナログの機動性は、学習を習慣化する上で不可欠でした。通信専門でありながら質の高い紙教材がある点が、クレアールに決めた決定打でした。
私の学習方法
「1コマ30分」を味方につける
クレアールの講義は1単位が約30分とコンパクトです。仕事で疲れている日や、どうしても集中力が続かない時でも、「とりあえず1コマ、30分だけなら……」と自分を動機づけることができました。この「スモールステップ」の積み重ねが、一度も学習を途絶えさせることなく、直前期の猛勉強へとスムーズに移行できた大きな要因だったと感じています。
財務諸表論の理論対策:薄い問題集を徹底活用
計算には多少の自信がありましたが、初めて直面する「理論」の暗記には当初戸惑いました。そこで大きな助けとなったのが、クレアールの理論問題集です。要点が非常にコンパクトにまとめられており、重厚な参考書を前に立ち往生することなく取り組めました。私はこの問題集を肌身離さず持ち歩き、何度も繰り返し声に出して暗唱しました。本質が詰まった「薄さ」こそが、挫折せずにやり遂げられた秘訣です。
過去問は「実力の証明」ではなく「学習の指針」
学習を進める中で、一つ大きな後悔と発見がありました。当初の私は「十分に実力をつけてからでないと、過去問を解いてもへこむだけだ」と考え、過去問演習を後回しにしていました。しかし、学習が一通り終わった段階で、何をどう復習すればいいのかわからなくなり、いわば「学習の迷子」になってしまったのです。
漫然と2周目の講義を消化していましたが、意を決して過去問に取り組んだことで視界が開けました。過去問は単なるテストではなく、「自分の苦手」と「試験で実際に問われるポイント」を洗い出す最強のツールだったのです。
直近7年分の過去問を、一定の間隔を空けて何度も解き直すことで、合格のために解くべき問題を見極める「目利き」の力が養われました。これから学習される方には、一通り学んだらすぐにでも過去問を「指針」として活用することをお勧めします。
通信講座だからできたこと:自分に合わせた「全集中」
私は試験の3カ月前に前職を退職し、失業手当を受給しながら背水の陣で学習に専念しました。直前期に1日8時間以上の猛勉強を継続できたのは、通学の手間がない通信講座だったからこそです。
私はやる気に波があるタイプなので、乗っている時に一気に進め、そうでない時に調整できる柔軟性が、性格に完璧にフィットしていました。クレアールのシステムを「上手く利用する」という意識が、合格を引き寄せたのだと思います。
モチベーション維持の秘訣:周囲の信頼を背負う
私が最後まで走り抜けられたのは、周囲への「宣言」があったからです。友人や家族に「俺は税理士になる」と公言しました。フリーター時代の私を知っている彼らですが、誰一人として私の挑戦を笑う人はいませんでした。「あなたがなると言うなら、本当になるんだろうね」と、心から信じてくれた。その信頼に応えたい、これは嘘や冗談ではない現実のことなのだと自分に言い聞かせ続けたことが、最大の原動力となりました。
最後に
税理士は、30歳からでも、どのような経歴からでも挑戦しがいのある素晴らしい職業です。合格後、無事に税理士法人への就職も決まり、今は実務の世界で新たな一歩を踏み出しています。国がある限りなくならない税金の知識で、お客様を支えるかっこいい税理士を目指して、皆さんもぜひ一歩踏み出してみてください。
自分を信じてくれる人を大切に、クレアールを信じて効率的な学習を続ければ、必ず道は開けます。

