K.Mさん(23歳、男性)
【合格科目】消費税法(1)
【受講コース】2024年合格目標講座 消費税法 レギュラーコース(初学者対象) Web通信
【職業】大学院生
【1日の平均学習時間】5時間程度
【試験までの総学習時間】1589時間(内、消費税法758時間)
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
はじめに
私は本年の令和6年度税理士試験で、簿記論、財務諸表論、消費税法に一発合格することができました。
簿記論及び財務諸表論は独学で、消費税法はクレアールの講座を受講して合格いたしました。
2023年の6月から簿記2級の勉強を始めて、1か月ほど勉強して合格し、そのあとすぐ簿記論及び財務諸表論の勉強を始めました。
そして、2023年の8月下旬にクレアールに申し込み、消費税法の学習を始めました。
2023年6月~2024年3月までは学習専念、2024年4月からは税法免除論文の大学院に通いながら学習していました。
受験の動機
大学を卒業後やることが決まっておらず、何をしようか迷っていたところ、大学院に進学して修士論文を書けば、3科目合格でも税理士になれることを知り、受験勉強を始めました。
クレアールを選んだ理由
私がクレアールを選んだ理由は、①費用の安さと②非常識合格法による効率重視の勉強が魅力的だと感じたためです。
なるべく費用をかけずに合格したいと考えていたため、簿財は独学で勉強していましたが、税法の独学は厳しいと感じていました。そのため、他の予備校と比較して、受講料が安いクレアールが候補に挙がりました。
また、1年で三科目の一発合格を目指しており、消費税にかけられる時間あまり多くはなかったため、非常識合格法による効率重視の勉強が合っていると感じて、クレアールの講座を申し込みました。
私の学習方法
基礎期
基礎期は特別なことはしておらず、講義が更新されたらそれを受講して、該当する問題集を解いて、それに対応する理論を覚えるといった感じでした。
この時意識していたのは、次回の授業までに該当する理論を必ず丸暗記するということです。
応用期
応用期になると、納税義務者の判定や、調整対象固定資産、居住用賃貸建物など、判定しなければならない論点がたくさん出てきて、段々と難しくなってきます。
時間がない中でもこれらの判定を間違えないように、基礎的な問題を何度も繰り返し解いて判定の手順を頭に叩き込んでいました。
理論については、引き続き授業でやったところに該当する箇所の暗記を徹底しており、1週間で今現在までやっている理論を1周するペースで進めていました。
直前期
直前期になると演習量が不足してしまっていたので、他校の市販問題集を買ったり、模試のみを受験したりして、カバーしていました。
その際に、問題を解き捨てにせず、間違えたところをまとめた間違いノートを作って、次は絶対に間違えないつもりで復習をしていました。
結果的には間違いノートは2冊ほどになり、受験直前までこの間違いノートと理論問題集はボロボロになるまで読み込んでいました。
また、消費税法の試験は絶対に解き終わることのできない試験なので、本番でどこを省略するか、どこまで数値を出すのかということを意識しながら問題を解いていました。
合格までのエピソード
講義について
クレアールの講義は合格に必要な要素がコンパクトにまとまっており、解説も分かりやすく、非常に良かったです。
分からなくて、巻き戻して再生するということもなかったと思います。
特に納税義務者の判定に関しては、かなり細かく説明してくれていたので、理解が進みました。
学習上の注意点
消費税法の試験はあまり範囲が広くないため、一つ一つの論点の理解がかなり大切だと感じます。
今年は出題されませんでしたが、調整対象固定資産などの判定を要する項目は、日々トレーニングしていないと取りこぼしてしまったり、間違ってしまったりしてしまう箇所なので重点的に勉強するべきだと思います。
また、消費税法の試験の大半は、仕入や売り上げを課税や非課税等に割り振っていくことがメインなので、そこの判定を何も考えずにすぐ判定できるレベルに仕上げる必要があると感じました。
そのような練習は、クレアールの教科書や問題集を繰り返し解くことで養えると思います。
最後に
今年の消費税の本試験では、理論問題で全く見たことのないものが出て、一枚丸々白紙になってしまいました。
さらに計算問題では、今まで出ることのないとされていた「全額控除」という判定に至るなど、ハプニング続きでした。
しかし、この1年間基礎をしっかりと意識してやってきたため、自分に自信をもって解答を進めることができました。
消費税は判定することがたくさんあり、その判定を最初の方で間違えてしまうと、それ以降がすべて間違えてしまうという怖いところがあります。
しかしながら、クレアールの問題集や教科書などを徹底的に読み込んで理解することで、自分の判定に自信を持てるようになってきます。
細かい論点や改正なども非常に大切ですが、それ以上に基礎を絶対に間違いないレベルに持っていくことが大切だと思います。
この1年間支えてくださったクレアールのスタッフの方々本当にありがとうございました。