「官報合格 最後は法人税法&相続税法の2科目合格!」T.Sさん

T.Sさん(32歳、男性)

【合格科目】法人税法・相続税法(3)
【受講コース】2026年合格目標講座 5年5科目合格セーフティコース WEB通信
【職業】会社員
【1日の平均学習時間】平日3時間、土日7.5時間(働いているとき)、毎日9時間(R6年6月~本試験までの専念期間)
【試験までの総学習時間】相続法にかけた時間:1年目(700時間)、2年目(450時間)の合計で1,150時間程
            法人税法にかけた時間:試験は受けずに計算のみ学習した期間が300時間
            今年(900時間)の合計で1,200時間程
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。

目次

はじめに

昨年は消費税の科目合格用の合格体験記だったため、消費税法を選んだ理由を記載しましたが、今回は5科目で官報合格をしたため税理士を目指した受験の動機を記載したいと思います。

受験の動機

私はもともと理学部の出身で、税理士という仕事があることは知っていましたが、何をする人なのか、そもそも公認会計士との違いは何なのかさえも知らない人間でした。
もちろん簿記に触れたことすらありません。

そんな私がなぜ税理士の道へと進んだかを思い返すと、1つでもボタンが掛け違えていたらこうはなっていないんだろうなと思います。

私は、新卒から税理士業界とは一切関係のない仕事をしており、経理の経験もありませんでした。
新卒で始めた仕事は3年が終わったころ、この仕事をこのまま後40年以上も続けていくのは無理だと思い退職しました。

ただ、具体的に何がしたい訳でもなく、でも仕事はしなければならないため派遣社員として理系の実験職をいくつか経験しました。
その中で実験データをVBAやPythonを用いて整理をするポジションについたことがあり、その一環として基本情報技術者の資格を取得しようと勉強を始めたのが2020年の8月でした。

試験予定日は2020年10月18日だったのですが、当時は新型コロナウィルスの感染症が猛威をふるっていたため試験は中止となり、CBT試験に変更という流れになりました。
これが税理士を目指す中で最大の転機でした。

どういうことかといいますと、基本情報技術者の試験内容には合否には影響のないレベル感で簡単な簿記の内容が含まれており、簿記のことを全く知らない当時の自分は簿記の内容を無視して試験を受けるつもりでいました。

しかし、試験日が延期になったことから合格確率を少しでも上げるため簿記の内容も勉強するかという軽い気持ちで日商簿記3級のテキストを購入したのが、2020年9月23日でした。
そこから簿記を学ぶにつれて、簿記も面白いなと思うようになり基本情報技術者よりも先に日商簿記2級を2021年1月16日に取得しました。

その後、基本情報技術者の資格も2021年2月26日に取得しました。
このタイミングで今後、自分のキャリアをどのように決めていくかを真剣に悩みました。
会計知識のあるプログラマーとして生きるか、プログラミングのできる税理士として生きるか。

私はプログラマーとしてのセンスはおそらく自分にはないこと、税理士業界のDXかがかなり遅れていることから、プログラミングのできる税理士として生きていく方が自分の強みを活かせると思い、税理士を目指すこととなりました。

通信講座だからできたこと

通信講座だからできたことは何といっても、いつでも講義を聞くことができ、いつでも講義を中断することができるいうことでしょう。
私は仕事が定時で終わったとしても、移動すると授業に間に合わないという事情があったため通信講座一択でした。

しかし、通信講座だからこそ朝の6時や、夜の11時という自分の好きな時間に講義を聞くことができ、授業に集中できないときはいったん休憩し昼寝をしたり、リフレッシュをしたりしてから再開するということが可能なので社会人受験生としては、両立しやすいのはやはり通信講座なのかなと思います。

合格までのエピソード

通信講座においてデメリットがあるとすれば、モチベーションの維持をすることの難しさです。
通学であれば自習室や講義を受ける教室には受験生がいるし、その空間の中にいれば嫌でもモチベーションは保てると思います。

しかし、通信受講生にはそれがない。私も1年目の試験が終わった後、一度モチベーションが下がった時期がありました。
その時期に始めたのがX(旧:Twitter)で受験生用のアカウントを作ることでした。自分の周りに受験生は意外と少なく、自分と同じ熱量で勉強している人はまずいません。

X上には2年や3年で5科目合格してしまう人、子育てと仕事を両立しながらでもめちゃくちゃ努力をしている人など常にモチベーションを維持している人たちがたくさんいます。
みんなそれぞれの置かれている環境の中で最大限努力し合格を勝ち取っている、そんな環境です。

現にX上にいる受験生に関しては合格率が異常に高いと言われています。合格した人だけが報告をしているからとも言われていますが、そこに至るまでの努力の量をお互い知っているので、やはり合格する人はここまでやっているのだなと本当に刺激を受けております。

今では仕事のこと、勉強のこと色々なことを話せる間柄になり、本当にあの時アカウントを作ってよかったなと思っています。

最後に

この合格体験記を書いている今日は2024年の大みそか。
税理士試験の合格発表があった日から約1ヵ月後です。官報合格者となって何かが変わったかと聞かれるとあまり変化はありません。

ただ1つ言えることは自分の中で自信と誇りを持つようになったことです。
変なプライドや傲りではなく日常の思考のすべてがこれまでとは少し変わったなと思います。
具体的にどう変わったかは表現できませんが間違いなく自分にとってプラスの影響を与えてくれていると思います。

この合格体験記を読んでくださっている方はこれから税理士試験に挑戦しようと思われている方やもうすでに税理士試験に挑戦中の方、いろんな状況の方がいらっしゃることか思います。
そんな方々にあえて一言お伝えするとすれば、この試験は生半可な気持ちでは合格できません。
いえ、正確に言うと簿記論、財務諸表論までは何とか合格できるかもしれません。

しかし、税法科目で大きな壁にぶつかります。
そして、簿財を取得しているがためにその状況になった場合、後に引けなくなります。

正直、自分だけの話にとどまらす周りの人々を巻き込む話になります。
その怖さは頭の片隅には置いてほしいなと思います。

ただし、乗り越えた先には独立開業をできるという強み、年収、社会的地位など様々なものを得られるのも確かです。
そして、諦めなければ合格できる試験であるということも併せてお伝えしたいと思います。

ご自分の状況、今後のライフプランをしっかりと考え、この合格体験記を読んでくださった方に少しでもプラスの影響を与えることができれば幸いです。
この先、1人でも多くの方が合格されることを願っております。拙い文章ではございましたが最後までお読みいただきありがとうございました。

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