T.Fさん(24歳、男性)
【合格科目】簿記論・財務諸表論(1)
【受講コース】2024・2025年合格目標講座 1年3科目合格セーフティコース 簿財+消費税法
【職業】会社員
【1日の平均学習時間】平日、休日共に3~4時間
【試験までの総学習時間】1000時間
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
はじめに
今年度の税理士試験、初受験にて晴れて簿記論、財務諸表論の合格を果たすことができました。
努力を後押ししてくださった周囲の方々には、本当に感謝が尽きません。
クレアールのわかりやすい教材と講義も、勉強の効率を高めてくれたと思います。
受験の動機
将来の進路を考え始めた時期から、企業の経営や、それに携わるコンサルタントの仕事に興味がありました。
19歳の時に簿記3級を取得し、簿記・会計の道を進むようになったのはその時からです。
最初は慣れない勉強に苦戦しつつも、会計の仕組みを理解するうちに徐々に楽しさも感じるようになりました。
昨年日商簿記1級に合格し、更なるステップアップを目指して税理士試験を受験するに至りました。
クレアールを選んだ理由
簿記1級の受験時からクレアールにて受講をしていたのですが、1コマ30分というコンパクトな講義時間はとても助かりました。
大手予備校では長くて3時間程度の授業も多いのですが、1コマの時間が短いことで立ち止まって確認、復習することが苦にならず、非常に良い点だったと思います。
答練や質問制度も充実しており、受講料も日商簿記の割引が適用され、よりリーズナブルでしたので、クレアールで学習をすることに決めました。
私の学習方法
基礎期
簿記2級までの復習事項も多く、抜けている箇所がないか念入りに確認しながら講義の受講をメインに進めました。
税理士試験における要点は、案外、基礎事項に詰まっているのだなということを実感しました。
1日の勉強時間は平日1時間、休日3時間程度でした。
応用期
前半(1月~3月)は講義メイン、後半(4月~5月)は答練メインで進めました。
振り返ってみて、もっと改善できたなと思うのは、答練もできるだけ早い時期から解くことを意識することです。
2週、3週と繰り返すことは予想以上に力になります!
また、私の場合はこの時期に財務諸表論の理論問題集を回し始めました。
1日1節でも構わないので、コンスタントに触れておくと着実に覚えていけると思います。
1日の勉強時間は平日3時間、休日5時間程度でした。
直前期
答練の数や頻度も増え、その代わりインプット講義はぐっと少なくなります。
5月からは過去問演習をスタートし、6月には他校の公開模擬試験や予想問題に取り組んでいました。
応用期では苦戦していた財務諸表論の理論暗記も、アウトプットを伴うことでしっかり理解しながら定着させることができました。
また、基礎期、応用期では主に自宅を学習の場所としていましたが、休日の答練、過去問演習は概ね図書館の自習室にて学習をしていました。
人がいる環境に慣れておけるのは、非常に心強かったなと今も思います。
その成果もあってか、本試験の会場でも平常心を保ち問題を解くことができました。
1日の勉強時間は平日3時間、休日8時間程度でした。
合格までのエピソード
私は前年に簿記1級を取得していたこともあり、アドバンテージがあると考え簿財アドバンス講座に加えて消費税法も同時に受講、学習を進めていました。
しかし、日商簿記にはなかった財務諸表論の理論、また初めてとなる税法の学習が予想以上に手こずってしまい、5月に今年度の消費税法の試験を断念する決断をしました。
その当時は痛い決断だな、と思っていたのですが、会計科目2つに意識を100%持っていけたことで、結果として気持ちに余裕を持って学習に取り組むことができたのではないかと考えています。
3科目とも中途半端にしてしまうことなく簿記論、財務諸表論だけでも合格を掴めたのは、ひとつ大事な経験となり、糧となったように思います。
ですが、私の基礎期の学習時間が足りていなかったと思われること、消費税法も基礎期までのカリキュラムは終え、内容も理解できたことを踏まえると、1年3科目も無理な課題ではないように思います!
最後に
今年度、簿記論と財務諸表論の合格を掴めたのは、将来の税理士として、小さくも非常に価値のある一歩であると考えています。
この先さらに3科目の合格、資格登録、その先のキャリアや税理士の仕事を通じて為したいこと、考えればきりがないほどに遠く長く、そんな中にもまだ見ぬ舞台へ目を輝かせている自分もいます。
これからもこの気持ちを忘れることなく、着実に一歩ずつ進んでいきたいです。
ゆくゆく受験を考えている、控えている皆さまも一緒に頑張りましょう。
1年間学習のサポートを担ってくださり、時にはアドバイスをいただき、先導してくださったクレアールのスタッフの方々にも、ここにて多大な感謝を述べたいと存じます。
本当にありがとうございました。