M.Kさん(33歳、男性)
【合格科目】簿記論(3)
【受講コース】2024年合格目標講座 簿記論 上級コース Web通信
【職業】会社員
【1日の平均学習時間】平日 1~1.5時間 休日5~6時間
【試験までの総学習時間】1年目 350時間、2年目 150時間、3年目 230時間
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
はじめに
簿記論への合格は、決して平坦ではありませんでした。
私は3度目の挑戦でようやく合格を果たしました。
1年目、2年目は不合格となり、悔しい思いをしましたが、その経験があったからこそ、3年目の合格に繋がったと思います。
この体験記では、私がどのように学習を進め、合格に至ったのかをお伝えしたいと思います。
受験の動機
私が税理士試験に挑戦しようと思ったのは、簿記1級に合格したことがきっかけです。
簿記1級に合格し、さらにスキルアップを目指そうと思い、次のステップとして税理士試験にチャレンジしようと決意しました。
クレアールを選んだ理由
クレアールの講義は、同僚の勧めで受講しました。
クレアールを選んだ最大の理由は、忙しい社会人でも継続しやすい点です。
他校でも簿記論の受講経験がありますが、1コマ2時間半と非常に長く、講義を消化するのに一苦労でした。
一方、クレアールは1コマ30分という短い時間で、効率よく学べる点が非常に良かったです。
ご存じの方も多いと思いますが、簿記論の試験問題は、すべての問題を解くことは困難です。
そのため、問題をどれだけ効率よく解くかということと、他の受験生が正答する問題を落とさないこと(多くの受験生が解けない問題に時間をかけてはいけない)がカギとなりますが、クレアールの講義ではその取捨選択の方法を的確に教えてくれました。
本試験でもこの取捨選択の力を活かし、効率よく試験を解くことができました。
これが合格への大きな要因となったと思います。
私の学習方法
税理士試験は、本試験日まで約1年と長い準備期間がありますが、学生時代の部活動と同じように「1日サボると1週間分遅れる」と考えるべきです。
私の学習方法は、毎日のコツコツとした積み重ねを大切にしました。
平日は、朝30分、昼休み30分、夜30分と、合計1時間から1時間半を毎日個別問題集に取り組む時間に充てました。
間違えた問題は付箋を貼って繰り返し解くことを意識し、理解を深めました。
また、直前期の休日には、午前と午後に過去問や答練を1試験分ずつ解き、夜は間違えた部分の復習や個別問題集を解く時間に使いました。
1年目と2年目は基礎問題を落として不合格となりましたが、3年目は「基本が大事」と考え、テキストの基本問題をすべて解けるようにしました。
具体的には直前期(6、7月)にテキストと個別問題集を1周して基本問題の復習に徹しました。
クレアールの教材の中で特に役立ったのは、「これだけ集」という直前期に配布される資料です。
B5サイズで持ち運びやすく、隙間時間に確認できるので非常に便利でした。
個別問題集や答練、過去問で間違えた問題などを「これだけ集」の該当箇所に付箋し、必要であればメモ書きを追記し、名前通りこれだけ見れば良い、自分だけのオリジナル教材として活用しました。
これが非常に有効で、試験当日は「これだけ集」を携えて挑みました。
合格までのエピソード
仕事との両立
私は会計事務所に勤務しており、1月から3月までの繁忙期は、勉強時間を確保することが非常に難しくなります。
平日は毎日22時頃まで働き、勉強に割ける時間が限られていたため、朝と昼休みの短い時間を活用して個別問題に取り組みました。
このような状況でも毎日1時間は勉強を続け、試験勉強から離れないように努めました。
通信講座だからできること
通信講座を選んだ最大の理由は、育児や家事、仕事との両立を図るうえで、通学する時間を確保することが難しかったからです。
通信講座では、自分のペースで学習を進められ、隙間時間を有効活用できる点が非常にありがたかったです。
問題でわからない部分があれば、すぐに講義を見直して確認きるため、学習効率が高まりました。
また、教材がPDF形式で提供され、外出先でもスマホで個別問題を解くことができるので、時間や場所に縛られず学習を進めることができました。
最後に
合格できて、簿記1級から足掛け5年かけて取り組んできた簿記の勉強に一区切りがつけられたことに、ほっとしています。
1年目は財務諸表論と簿記論で、それぞれ59点というギリギリの点数で不合格となりました。
この時は非常に悔しく、モチベーションが下がり、しばらく勉強から遠ざかってしまいました。
しかし、2年目には財務諸表論に合格したものの、簿記論は不合格となりましたが、最終的には3年目に合格を掴むことができました。
社会人として限られた時間の中で勉強を続けるのは大変ですが、諦めずに努力を続けることが最も大事だと感じています。
税理士試験はまるでマラソンのようだと感じています。
少しずつ進んでいけば、必ずゴールにたどり着けると信じています。
これから受験を考えている皆さんも、諦めずに少しずつ進んでいきましょう。