H.Yさん(39歳、男性)
【合格科目】簿記論・財務諸表論(1)
【受講コース】2023・24・25年合格講座 簿記検定トライアル・検定マスター簿財2級修了 Web通信
【職業】会社員(経理事務)
【1日の平均学習時間】動画の視聴時間を除くと平日2〜3時間、週末3〜4時間
【試験までの総学習時間】約200時間
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
受験の動機
日商簿記の試験を受けるうちに、その延長で税理士という資格にも興味を持ちました。
もともと数学が好きで、数字を取り扱う仕事に興味があったというのもあります。
その後、仕事で経理事務をするようになり、やはり会計系の仕事が合うかもしれないと思うようになり、税理士の資格を取りたいという思いを強くしました。
クレアールを選んだ理由
簿記2級は独学で受かったので、1級も独学で受けようと思い勉強し始めましたが、独学でやるにはやはり学習内容の難易度が高かったので、資格学校の利用を検討しました。
クレアールを選んだ理由としては、受講料が他校と比べて安かったのが1つの大きな理由です。
また、働きながら税理士の勉強をするとなると通学形態の学校に通うことはハードルが高かったため、Webで受講できるクレアールを選びました。
最終的には、講義のサンプルを頂いていたので、それを見て決めました。
私の学習方法
家だとなかなか他のことで気が散り、やる気が出づらいので、外のカフェや自習室に通って勉強をしていました。
お金はかかりますが、これも勉強するための1つの投資だと思っていました。
教材だと、テキストの問題は正直あまり解き直す時間がなかったため、答練に重きを置いて解き直しました。
応用答練は2、3回、直前答練は1、2回解き直しました。
解き直すときは、間違ったところや、まだ不安なところだけ解き直しました。
(財表の答練の理論問題については、理論問題集を解ければ書けることが多かったため、あまり解き直していません)
財務諸表論の暗記事項は、隙間時間を使って覚えました。
答練に取り組む前は、テキストを読んで、テキストの内容を理解・暗記できているかを、パソコンで打って確かめるということを繰り返しました(紙に書いていると手がつかれますし時間がかかるので)。
その後は、理論問題集を、隙間時間(通勤時間など)に繰り返しました。
理論問題集は特に暗記に重宝しましたし、実際その中から類する問題が本試験でも出ました。
合格までのエピソード
講師・講義について
先生の講義は、講義スライドも図をたくさん使って説明いただいて、とてもわかり易かったです。
講義の説明も、ただ淡々と説明していくのではなく、面白いたとえを用いて説明してくださったので印象に残りやすかったです。
(個人的には、収益と費用の対応の話を、マッチングアプリにたとえていらしたのがなかなか強烈だったというか…面白くて印象に残りました)
また、会計基準の説明については、基準の変更の経緯などを説明してくださったことがあり、とても興味深かったです。
特に、繰延資産や研究開発費のところなどは、なぜ現在の会計基準ではそのように定められているのかについて、変更の経緯を深く説明してくださっていて、納得することができました。
暗記すべき内容とは直接関係ない話かもしれませんが、そういう歴史的な背景があるのだということが面白く、勉強に対する意欲につながりました。
また、通信講座という形態だと、講義を一度聞いてよくわからなかったことがあれば、すぐに動画を巻きもどして聞けるのが便利でした。
特に理解が難しかったところなどは、低倍速にして聞き直したりしていました。
仕事との両立
仕事と並行して勉強をしていくとなると、勉強時間の確保が問題となりますので、仕事の昼休みの時間も計算問題の練習に充てていました。
また、仕事帰りだとどうしても疲れていることがあったため、出勤前に会社近くのカフェに立ち寄り、1時間ほど勉強していました。
仕事と並行しながらだと疲れますが、税理士になって人生をプラスの方向に変えたいという思いが強くあったので、疲れたとしてもその心を思い出して、勉強を後回しにしてしまうのを踏みとどまっていました。
受験勉強での注意点
答練の順位が低く、点数がよくなかったとしても、その時点での結果に過ぎず、最終的に試験本番で良い結果を出せればいいので、気にしないようにしていました。
(そうはいっても見ると気になってしまうので、途中から見ないようにしていました)
その代わり、復習は疑問点がなくなるまで、また、問題を見たら解法がすぐに思い浮かぶまで、しっかりと行いました。
最後に
答練ではいい点数は毎回全然とれませんでしたが、それでも最後は受かりました。
答練もあくまでその一時点での成果を示すだけなので、できなかったところも、その後、本試験までに復習してできるようにしていけばいいのではないかと思います。
まだ、税法科目は全てを受かっていないので私も道半ばですが、一つ一つの学習内容を理解することを大切にし、頑張っていきたいと思います。