Y.Aさん(31歳、男性)
【合格科目】簿記論(1)
【受講コース】2024・2025年合格目標講座 1年3科目合格セーフティコース 簿財+消費税法
【職業】公務員
【1日の平均学習時間】9~10月1時間、11~12月1.5時間、1~3月2時間、4~7月2.5時間
【試験までの総学習時間】550時間(財務諸表論の勉強を含む)
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
受験の動機
私は東京でのサラリーマン生活に疲れて、30歳にして妻と2人で田舎に移住しました。
仕事は本業をパートタイムで働きながら、空いた時間でアルバイトもしています。
望んでいたゆとりのある生活ができている一方で、田舎では東京のように働き口がたくさんないので、仕事選びという面では悩んでいました。
そこで、手に職をつけて自立した働き方をしたいと考えるようになり、様々な士業などを比較検討した結果、税理士を目指すことに決めました。
クレアールを選んだ理由
できる限り費用を抑えたかったのと、決め手は口コミでした。
最初は簿記論、財務諸表論を受験しようとしていて、河野上先生の口コミがかなり良かったのが決め手になりました。
実際に受講を始めて、講義がわかりやすいのはもちろんですが、ときには雑談を交えながら、とても聞きやすい講義だったので飽きずに受講することができました。
私の学習方法
まず学習をするということが学生のとき以来で約10年ぶりだったので、最初は集中力が30分も保てずに苦労しており、もう無理かなと思うほどでした。
努力のやり方を忘れてしまっているようでした。とにかく机に座る時間を増やそうと思って、平日はなんとか30~60分の勉強を意識しました。
12月ごろまではインプットが中心ということもあり特に集中ができず、気付いたらぼーっとしていたり、スマホを弄っていたりすることが何度もありました。
さすがにまずいと思って、1月ごろから朝勉強のスタイルに変更しました。
朝起きてすぐに勉強を開始して、60~90分くらいの間はスマホを絶対に見ないようにすることで、集中して勉強に取り組めるようになりました。
合格までのエピソード
講師について
クレアールを選んだ理由でも書いた通り、河野上先生の講義はとても良かったです。
講義を聞くという行為がとても苦手でしたが、河野上先生の講義は全く苦がなく最後まで受講することができました。
講義について
クレアールのいう非常識合格法が、他社とどれくらい違うのかは、他社を受けていないのでわからないですが、過去問を解いていて、習ってないからわからないという論点はなかったです。
時間は1コマ30分程度、私は倍速で受講していたので、約15分です。
勉強できていない日でも1コマだけ受講するかという気持ちになれるくらいの長さで、適切だと思っています。
仕事との両立について
私は、現在9~17時勤務でほとんど残業がない環境です。
ただ趣味のランニングやゴルフ、犬の散歩などをしているとなかなか勉強時間を確保できませんでした。
体質にもよるかもしれませんが、私は朝の勉強が合っていました。
仮に仕事が大変であっても、早起きをすれば確実に勉強時間を確保することができるので、社会人が難関資格取得を目指すときには有用なのではと思います。
受験勉強での注意点
勉強時間だけを指標にしないことだと思います。
前述の通り、私は学習というものを久しぶりにやったので最初は集中力が持たず、とにかく机に向かっている時間を増やそうとしました。
ただ、今思えば、全く集中していなくて、すごく無駄な時間を増やしていたように思います。
そこからはどのように集中する環境を作るのかを考えました。
勉強時間を指標にして努力をした気になってしまうことは、必ずしも成果には繋がらないので、集中力を保てる範囲で努力する、集中力を保てる時間を増やせるように工夫するなどした方が良いように思います。
通信講座だからできたこと
通信講座のメリットは、自宅で学習ができるため移動時間がかからないということは言うまでもないかと思います。
私は田舎に住んでいるため、大手予備校に行こうとすれば、片道で1時間程度かかるので、迷うことなく通信講座を選びました。
もう1つ、通信講座の大きなメリットは、講義の視聴速度を変えられるということです。
私は人の話を聞いているとどうしても睡魔に襲われてしまい、学生時代の授業中はどうしても起きていることができませんでした。
クレアールでは1.25倍、1.5倍、2.0倍と講義動画の速度を変えることができます。
私はほとんど全て2.0倍で受講しました。早いので全てを理解できなくても、しっかり集中して聞くことができます。
また、当然1コマに費やす時間が半分で済むので、浮いた時間で先に進むことも、わからなかった箇所を振り返ることもできます。
これは通信講座でしかできないメリットです。
最後に
私は8月にクレアールの受講を始めたにも関わらず、きちんと勉強をスタートできたのは1月ごろからでした。
基礎期、応用期の答練は2、3割しか解けずに、何度も諦めかけました。
働きながら受講をしていたのでやめる理由はたくさんあったのですが、家族や高校、大学時代の友人に税理士試験を目指していることを伝え、途中でやめたら格好悪い、頑張ろうと自分を追い込みました。
思い描いていた学習ができなかったので、2月ごろに消費税法の勉強はやめて簿財の2科目のみに絞りました。
結果論かもしれませんが、努力をして1科目の合格をすることができて、あのとき頑張って本当に良かったと思います。
税理士試験受験初年度は、簿記論合格、財務諸表論はあと3点で落ちました。
正直、直前まで全く自信がなくて受験を見送ろうかと思うほどでしたが、最後の最後でぐっと実力が伸びたのだと思います。
おそらく受験者の多くは私と同じように、自信が持てていないのではと思いますが、最後まで諦めないことが本当に重要なのだと感じました。
これから受験を始める方、引き続き受験される方、資格取得まで諦めず、ともにがんばりましょう。