「合格には、答練を味わい尽くすことが効果的」N.Tさん

N.Tさん(57歳、男性)

【合格科目】財務諸表論(8)
【受講コース】2023年合格目標講座 財務諸表論レギュラーコース Web通信
【職業】経営コンサルタント
【1日の平均学習時間】平日:1.5時間、休日:3~4時間
【試験までの総学習時間】395時間
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。

目次

はじめに

2022年は簿財アドバンス中級コースを受講し、簿記論(8回目の受験)に合格、財務諸表論は不合格でした。2023年は財務諸表論レギュラーコースを受講し、財務諸表論(8回目の受験)に合格することができました。

これまで、他の資格試験と並行して税理士試験の学習をしていた時期やあまり勉強せずに受験した年もあり、合格まで長期間を要しましたが、何度も受験されている方の参考になればと思い、以下にこれまでの状況を記させていただきます。

受験の動機

私は、会計業界とは縁のない情報システム関連の仕事をしていましたが、自身のスキルアップの一つとして日商簿記3級の学習をしたことをきっかけに簿記の魅力を知り、その後2級、1級と合格できたことから、さらに上位の国家資格である税理士試験にもチャレンジしてみようと考えました。 また、税理士試験は科目合格制をとっており、合格科目に有効期限がなく(生涯有効)、1科目ずつ合格を積み上げていくことが可能であることも学習を始める後押しとなりました。

クレアールを選んだ理由

速習コースも含めた初学者向けコースや受験経験者向けの上級コースは他校にもありますが、私の場合、学習経験はそれなりにあるものの、基礎レベルのアウトプットに不安があったことと、1月からのスタートという2点から、2022年の受験に向けては、両者のちょうど中間的な位置づけの簿財アドバンス中級コースが、学習ボリューム的にもちょうど良いと感じました。さらに、非常識合格法という合格に必要な内容に絞ったカリキュラムや手頃な受講料も選択するときのポイントになりました。 2022年は簿財2科目を受験し、簿記論のみ合格しました。2023年の受験に向けては、河野上先生の講義は自分にとって大変分かりやすかったことから、クレアールの税理士講座を選択することに迷いはありませんでした。

私の学習方法

①基礎期

2023年受験に向けてのスタートは、2022年試験の合格発表後である2022年12月からとなったため、①応用期が始まる1月中旬くらいまでに7月から始まっている基礎期の講義をすべて受講して他の受講生に追いつく、という目標を立てました。あとマイルールとして、②受験日まで勉強しない日を作らないことも自身に課すことにしました。

上記目標について、目標①は約1か月遅れの2月中旬に基礎期の受講を完了、目標②は12月28日から本試験当日までの期間、続けることができました。

基礎期の日々の学習は、講義を受講してテキストの例題を解くのみで、問題集に手を付ける時間が取れなかったため、アプトプットは答練や解法マスターの問題を2~3回転させることで補いました。

②応用期~直前期

応用期以降は、電車での移動中に理論問題集を使って学習し、応用答練と直前答練は、河野上先生が何度もアドバイスされていたとおり、繰り返し解き直すアウトプットの練習を中心に進めました。最終的に応用答練は5回転、直前答練は3回転させました。

③全国公開模試

模試はクレアールの公開模試に加えて、他校の公開模試も会場に出向いて受験しました。本試験当日は、当然ですが周囲は知らない人ばかりの状況となりますので、本番に近い環境で問題を解くことは貴重な機会です。緊張しやすいタイプで会場受験が可能な方にぜひお勧めします。

④学習時間

学習時間は、2022年受験は簿財合わせて113時間、2023年受験は財務諸表論のみで395時間、簿財合格までの学習開始からの総時間は1,608時間となりました。

財務諸表論の学習について

近年の財務諸表論は、第三問の計算問題攻略が合否を分けると言われていることから、理論と計算の時間配分を意識しつつ、計算問題の解答手順をしっかり固めていく練習をしました。その結果、計算力が前年よりも高まったことが実感でき、合格に繋がったのではないかと思います。

講師について

河野上先生は、講義での語り口がとても明快であることに加え、受講生の理解が進むよう会計理論については、過去の背景や現状について実務家としての経験なども含めて紹介していただけるため、会計業界に縁がなかった自分にとって興味が湧く内容であるとともに、集中を切らすことなく受講することができました。 また、答練などの解説講義は、受験上のテクニック面でのアドバイスも充実しています。このアドバイスは決して実践することが難しいものではないことから、自分に合うように少しアレンジをして取り入れました。

講義について

クレアールの講義で最も良いと感じたのは、解法マスター講義です。これまでいくつかの受験専門校の講義を受けてきましたが、計算問題を解く際の下書きの作り方を学習したことがなく、自分なりの解き方を模索していました。解法マスター講義の受講後は、計算問題への対応をパターン化できたことで、応用期以降は計算問題の得点が安定するようになりました。

また、インプット講義は1コマが約30分と短いため、細切れ時間を使った受講がしやすいです。私は1.5倍速で視聴しており、1コマ約20分で進めていくことができました。普段1.5倍速で視聴していると、等倍速で河野上先生の声を聴いたときに別人のような違和感を感じます(笑)。

おわりに

税理士試験は競争試験であることから、他の受験生ができる論点は失点しないことが重要であることを改めて実感しました。なかなか合格できないと税理士試験からの撤退が頭をよぎりますが、まずは講師のアドバイスに従って日々の学習を続けることで、少しずつ力がついて(正に「継続は力なり」です)合格にたどり着けることも、今年の受験を通して実感しました。5科目合格までの道のりはまだ長いですが、税法科目についてもチャレンジして行こうと考えています。

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