G.Kさん(53歳、男性)
【合格科目】簿記論(1)財務諸表論(1)
【受講コース】2022・2023年合格目標講座 1年3科目合格セーフティコース【簿財+消費税法】 Web通信
【職業】会社員
【1日の平均学習時間】週末に3~4時間
【試験までの総学習時間】800時間程度
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
はじめに
2023年の試験で、簿記論と財務諸表論の2科目に合格することが出来ました。簿財の試験を受けるのは今回が3回目で、この合格までは決して楽な道のりではなかったです(1回目の勉強はほぼ独学で試験直前から始めたので実質的には2.5年ほどの勉強期間になります)。クレアールさんでは3科目セーフティコースで簿財+消費税法の受講を始めましたが、2回目の試験は会計と税法が中途半端な状態となってしまったため、3回目の試験では消費税法は諦めて、簿財2科目に集中し勉強を進めました。消費税法も含めた3科目合格までは届いていませんが、それでも簿財2科目の同時合格という結果を得ることができ、クレアールさんを信じて勉強を続けてきて良かったと改めて思っています。
税理士試験の受験の動機
50歳という年齢に差し掛かり、これまで仕事を通じて培ってきた経験値を形にしたいと思うようになりました。また、現実問題として役職定年といったことが目の前に迫り、自分の今後のキャリアを考えたときに、次のキャリアに繋げられる資格を取得したいと考えるようになりました。そして、これまでの自分の仕事を通じた強みを活かしつつ社会に貢献できる領域として、具体的に考えたのが税理士の資格取得でした。
クレアールを選んだ理由
仕事をしながら予備校に通学することは現実的ではなかったので、最初から通信教育を考えていました。その中でもクレアールさんを選んだのは、コストパフォーマンスが高いこともありますが、通信教育の中でもテキストがしっかりしていること、添削や模試を行ってくれること、知人がクレアールさんで合格をしていることなどが主な理由です。それと、申し込んだ時点では内容をあまり把握できていませんでしたが、解法のテクニックの講義があることもクレアールさんを選んだ一つの大きな理由となっています(結果論ですが、実際に受講してみて、この解法のテクニックを学んだことが非常に大きなメリットとなりました)。
私の学習方法
仕事の関係で、平日はあまり勉強時間を取ることが出来なかったため、週末中心の勉強となっていました。合格した年は、基本はアウトプット中心に勉強を進めており、個別計算問題集を2周した後は、解法のテクニック・応用答練・直前答練の計算問題を集中して解き、間違えたところ・理解度が足りていないところがあれば、個別問題集やテキストに立ち戻るという進め方をしていました。その中で、財務諸表論の理論についてのみは、休日ではなく、平日の通勤の電車の中で理論問題集を使って理解と暗記を進めました。今回の財務諸表論の理論に関してはボーダーの得点を確実に上回っており、理論問題集を使った勉強を繰り返し行ったことの成果が出たからだと考えています。
講義について
クレアールさんを受講して非常に良かったと思っている点の一つが、解法のテクニックを通じて実践で使える複数の下書きを習得できたことです。解法のテクニックを学ぶまでは、自分流のやり方で問題毎に試行錯誤していて、時間が掛かる割に精度が低い状態で苦労していました。解法のテクニックの講義を聞き、そこで学んだ下書きを実際の問題の中で試してみて、それまでにはなかった手応えを感じました。一部自分なりにカスタマイズしながらパターン化して定着を図っていくことで、問題を解くスピードと精度を確実に上げることが出来たと思います。実際に、本番の試験でもここで習得した複数の下書きを活用できたことが、非常に有用な武器となったと考えています。
また、試験直前のヤマあて講義も、本番の試験を迎えるにあたり、気持ちの面で非常に有用だったと思います。最後の2週間は答練最終チェックでセレクトされた問題をまわすとともに、試験当日もヤマあて講義の資料を会場に持参し直前まで出題予想理論を読み返していました。
合格までのエピソード(試験後)
受験直後の自己採点は、財務諸表論はクレアールさんのボーダーを若干上回っていましたが、簿記論はクレアールさんのボーダーギリギリの状態でした。財務諸表論については、今回の計算問題の難易度は全体的に高くなかったため、ボーダーを高く想定している予備校も複数ありましたが(私はその高いボーダーは下回っていました)、河野上先生の「誰もが8割を取れる計算問題ではなく、正答率が高いと思われる33カ所というのは妥当なラインと考えている」という冷静な解説には説得力があり、その言葉を信じて発表までの4か月間を過ごしていました。とはいうものの、なかなか次の勉強には手がつかず、今から出来ることは神頼みしかないと思い、地元の神社へ何度も神頼みに行っていました。結果通知書を受け取って合格を確認できた時には、驚きや喜びと同時に大きな安堵感がありました。もちろん、地元の神社へのお礼参りも行ってきました。
最後に
簿財の合格まで時間はかかりましたが、2科目合格を出来たことは大きな自信になりました。楽な道のりではなかったものの、時間がかかったからこそ得られたものもありますので、この経験を活かして、次の税法科目向けて引き続きクレアールさんで勉強を続けていきたいと考えています。