S.Iさん(31歳、男性)
【合格科目】簿記論(2)
【受講コース】1年3科目セーフティーコース(簿財アドバンス+消費税)
【職業】会社員
【1日の平均学習時間】3時間〜4時間
【試験までの総学習時間】1,500時間(1年目) 1,200時間(2年目)
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
はじめに
私は、現在、茨城の小さい会社で経理業務を行っている。
簿記については会社で学び、簿記3級、簿記2級を取得し、簿記のおおまかな考えと日常業務へのすり合わせを優しく教えてもらった。仕事はどっちかというと退屈だが、ゆっくり考える時間と取り組む時間をもらっている。
些細なことだが、現状前向きに受験に取り組めているのは、経理を頭でゆっくり理解できる時間を持てる環境と反復練習があるからだと考える。
受験の動機
私は、2年前の当時何かにおびえるように、また湧いてきたお金を何につぎこもうかを悩んでいた。そう、新型コロナウィルス感染症緊急経済対策 特別定額給付金10万円だ。
これを有意義に使うには、どうすればよいかを考えていた。その頃、今はどうかと思うが、何かとお知恵を拝借していたYouTuberなのかTikToker がこんな言葉を残している。
「自分への投資が、最大の効果を産む。何か自分の得意なもの、好きなもの、身だしなみ、勉強に時間を割いてみてはどうか。そしたら何か変わるかもよ。」
その言葉にピンときた私は、迷わず経理の資格を取って税理士になれたらかっこいい、と考えた。
付け加えて、そのついでに消費税の勉強もできるし、その過程も仕事の役に立つ。あーなんて素晴らしいことを考えるんだと自分は自分に酔っていたのである。自己陶酔である。
じゃあ、まずは簿記の1級の資格をとろう、そして税理士になろう。そう心に決めた。
クレアールを選んだ理由
自己陶酔をした自分が、クレアールを選んだ理由は1つである。
クレアール事務局の人と話して信頼感をもったからだ。
まず、入会当時は絶賛コロナ禍で、外に出て希望を歌うような日常ではない、希望が見えないから10万円がもらえたのだ。私は、家の中から学べるいい教材を探していた。10万円を握りしめ、まず電話したのがクレアールだ。
私が簿記1級を取得し税理士の資格を取りたいという野望を話していると、事務局の人はこう告げた。
(クレアール事務局:後はク):じゃあ、税理士講座をお勧めします。
(石橋):待ってください、税理士になるには簿記1級が必須資格ですよ。
(ク):石橋さんの経歴なら、資格要件は補えます。(実際、受験資格は経歴でまかなえた。)
(石橋):芸人の西川きよしさんも言うように小さいことからコツコツって言うじゃないですか。
(ク):簿記一級は石橋さんが考えるより難易度高いです。そして、テクニカルな部分があり、簿記1級を目指す人はその取得のための勉強をしています。税理士には税理士になるための勉強をする、簿記1級なら簿記1級を取得するための勉強をする。最短ルートで勉強してください。
(石橋):・・・・そ、そうですよね。(自分の浅はかさに呆れ、事務局の方に圧倒され、論破されていた。)
(ク):石橋さん、さっき消費税も勉強したいとおっしゃっていたので初心学習向け簿財アドバンス+消費税法のセーフティコースがおすすめです。
この時点で僕の心は決断していたのだ。クレアールを受講しよう。
私の学習方法
1年目
【平日】
朝 2コマ(1時間程度)動画を見る。
夜 2コマ動画を見る。もしくは問題を解く。(2時間程度)
【休日】
朝 2コマ(1時間程度)動画を見る。
夜 2コマ動画を見る。もしくは答練および問題を解く。(2時間程度)
全ての簿財および消費税の動画を見ることはできたが、問題を解く時間が取れず、答練の得点が全く伸びなかった。
1年目の試験は全教科不合格。1年目は基礎固めと認識していたが、試験終了後から全く手ごたえがなく2年目の試験に向けて1週間休んだのち勉強を始める。
2年目
【平日】
1年目と比べ会社が家から遠くなり電車通勤。
朝 30分程度 理論問題集の暗記。
夕 30分程度 理論問題集の暗記。
夜 問題や演習を中心に解く(1時間30分程度。)
【休日】
朝 問題や演習、答練を中心に解く(2時間程度。)
夜 問題や演習、答練を中心に解く(2時間程度。)
家が職場から離れ平日朝は勉強が机でできなくなり、電車内の本読みが中心になる。
1年目の反省をし、演習答練に時間を割き、反復で行っていく。動画は分からない部分を中心に見る。
2022年4月ごろ、勉強が間に合わず消費税の勉強を断念し簿財中心に切り替える。
1年目の全科目中途半端になる感覚がよぎり消費税法を諦めた。試験は簿財共に好感触だった。
その他合格までのエピソード
河野上先生の言葉
先生は動画内でこうおっしゃっている。
「クレアールで受講している間は、私を信じて勉強してください。今年度の試験についてはクレアールと河野上と心中してください。」
この言葉に私はどれだけ勇気をもらったか。全国の受験生と競ううえで、あなたは一人じゃない、クレアールを味方にして自信をもってやってねと励まされたから続けられた。実績のない自分を1科目合格させてくれた。
受験会場
受験会場は1年目は仙台、2年目は東京。若い学生から会社員、おじいちゃんおばあちゃんまでたくさん受験している。
いつもは何をやってるのかわからない人までいる。
試験始まって間もなくして席を立ち帰る人。休憩中に若い子が塾生の仲間全員に力出せるようにお菓子を配っている。すべて回答し終えて満足し凛としているお姉さん。
たくさんの人がこの日のために努力した。そう考えると、ここにいるだけで特別な気持ちになる。
毎朝行く会社とは違う刺激がそこにある。試験会場は、緊張するがフレッシュな気持ちをもらえる素敵な場所だ。
さいごに
今現在も財務諸表論、消費税法の合格を目指し、2023年の試験に向けて勉強を進めている。
クレアール事務局の方々並びに河野上先生、私に自信をつけてくださりありがとうございました。これを糧に勉強を進めて試験に臨みます。
そして、受験生の皆様にも勇気を頂いております、ありがとうございます。