T.Sさん(32歳、男性)
【合格科目】簿記論(2)財務諸表論(2)
【受講コース】入門簿記付き1年3科目合格セーフティコース【簿財+消費税法】
【職業】会社員(建設会社勤務)
【1日の平均学習時間】平日…1~1.5時間 休日…3~4時間(直前2ヶ月は休日6~7時間)
【試験までの総学習時間】600時間程度(簿財)
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
受験の動機
元々趣味で簿記の勉強をしており簿記会計の分野について体系的に学びたいと思っていたこと、勤めている会社での担当業務がゼネラリスト寄りで何か専門的な知識を身につけたかったこと、会計系の資格でも科目合格制のある税理士試験はライフスタイルに合わせてマイペースに学習がしやすいこと等が主な受験理由です。
クレアールを選んだ理由
自宅から通える範囲に他校の校舎がないので通信一択でした。
性格的にも対面講義形式だと絶対通わなくなることが目に見えていたので、結果的に通信講座が最適だったと思います。
クレアールを知ったのは山田先生の日商簿記の解説動画を偶然YouTubeで見つけたのがキッカケで、丁寧な解説でとても理解しやすく、信頼できるスクールだと感じました。
書店でクレアールのパンフレットを見つけ、受講価格が他校よりリーズナブルで内容も社会人向けに論点を絞っている点からクレアールの受講を決めました。河野上先生の実務経験を織り交ぜたお話や、理解すべき論点と切ってよい論点を明確に区別しメリハリが効いた講義内容は学習時間を重点的に投入すべき分野の判断がしやすく、個人的に肌に合いました。
学習方法
学習歴
ご参考に過去の学習歴等を付記すると、10年前に簿記2級を取得し多少会計の基礎知識がありました。数年前に一級建設業経理士と宅建を取得した経験があり、資格試験の勉強自体にある程度の素養をもった状態で受講を始めている点をご考慮いただければと思います。
なお普段の仕事は一般の事業会社勤務で経理部門ではなく、管理会計寄りの業務内容が少しある程度です。
普段の勉強と意識したこと
普段は主に近所の喫茶店やカフェで勉強していました。意志の弱い人間なので自宅では勉強に集中できず、平日も仕事帰りにお店に寄って閉店時間まで勉強するというルーティーンでした。日々の学習では演習やアウトプットを意識し、復習を重視しました。
一年目は演習不足で本番の試験形式にうまく対応できず不合格になったので、特に応用答練以降は各回とも3-4回解き直しました。どうしても苦手な論点は他の書籍を読むなど複数のアプローチで理解を深めるようにしましたが、あまり時間的な余裕もなく、基本的にはクレアールの教材を使っていました。
また、私は暗記が苦手なので河野上先生が仰っていたように理論問題集のコピーをトイレや洗面所に貼って、毎日何らかの形で学習内容に触れるようにしました。余力があれば初見の問題に慣れるために市販の問題集等を解いてもよかったかもしれませんが、本番では問題集レベルの問題の8-9割程度を確実に解答できれば合格点は取れるように思います。
初めて見たタイプの問題は結構捨てましたし、「これ問題集で見たことあるけど忘れた」みたいなパターンが何個もありました。試験後にもっと復習すべきだったなと後悔した記憶があります。
どこまで手を広げるかは個々人の消化能力や学習スタイル次第と思いますが、いずれにせよ間違えた問題は解けるまで復習した方がよいというのが私の実感です。
通信講座だからできたこと
- 講義を聴き直せること
- 自分のペースで受講できること
- スマホやタブレットで受講できること
仕事の繁忙期は平日に勉強時間が取れず、土日にまとめて視聴できたので助かりました。
このご時世、人が密集する場所に行くのは不安がある時期でしたので、その意味でも通信講義はちょうどよかったです。
また対面講義形式と違い、急な仕事などが入っても講義予定のキャンセルや再予約などを気にするストレスが発生しないのは精神衛生上すごく大きなメリットだと思います。
仕事との両立
勉強に集中できない時期やタイミングがあることを前提に学習計画を組むとよいと思います。
2、3月は仕事が忙しくほとんど勉強できない(疲れて勉強する気になれない)時期や、仕事で悩みを抱えていて帰宅後の勉強が手につかないことも多々ありました。
勉強の停滞をリカバリーする工夫とか時間的バッファーを持っておくといいのかもしれません。私の場合、そのような時期は机に向っての勉強はムリだと割り切って、15分程度で理論系の暗記をやってました。
最後に
体調管理はとても重要です。試験当日もですが、日々の勉強でも風邪をひいたりすると学習ペースが乱れてモチベーションが下がる可能性もありますので。
なんだか凡庸な内容で恐縮ですが、これも一つのリアルな体験談として今後受験される方のご参考になれば幸いです。
最後になりましたが、クレアールの河野上先生をはじめスタッフの方々にはあらためて感謝申し上げます。官報合格まで残り3科目、引き続きマイペースに勉強を継続していきたいと思います。