「10数年ぶりの再挑戦!2年目で財務諸表論合格」K.Hさん

K.Hさん(46歳、男性)

【合格科目】財務諸表論(2)
【受講コース】財務諸表論 直前コース
【職業】会社員
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。

目次

はじめに

私は10数年ぶりに税理士試験を受験し、この度、財務諸表論に合格することができました。
最近はリスキリング:学びなおしの機運も高まっており、私自身の経験を紹介させていただくことにより、特に社会人の方に何かご参考になれば幸いです。

受験の動機

私は新卒で営業職に就いていましたが、営業先の経理部員が社内で重宝されていることを何度も目にしたことから、次第に経理業務に関心を持ち始め、遂に一念発起し会社を退職してクレアールの公認会計士講座に申し込み、受験生活に突入しました。

(1年目の財務諸表論は)結果は不合格となりましたが、日商簿記1級と税理士試験簿記論には合格しました(財務諸表論はA判定不合格でした)。もともと1年限定の受験生活と家族に宣言しておりましたので心機一転、一般企業に就職し、経理部にて決算や税務申告に従事しておりました。

その後、10数年間、経理業務に従事していましたが、40歳を過ぎた頃、「このまま無冠のまま定年を迎えたくない。何かを成し遂げたい」と考えるようになり、家族の了承を得たうえで、もう一度資格試験にチャレンジすることにしました。
その際、公認会計士試験と税理士試験のどちらを選択するか少し迷いましたが、会社の顧問税理士の働きぶりに影響を受けたことや、働きながらの勉強のため、科目合格制の税理士試験にチャレンジすることに決めました。

私の学習方法

計算について

平日は会社のため、土日中心に講義視聴と問題演習(問題集)を行っておりました。また、年末年始や連休などは固め打ちのように1日10時間以上、机に向かっていました。
特に変わった勉強法ではなく、講義後、すぐに問題を解く、というサイクルを意識して、「解ける」という状態を作り上げるように意識していました。「理屈を理解していても問題を解けなければモチベーションが低下してしまう」ことを経験的に肌で感じていましたので、記憶が新鮮な講義後すぐに問題集に手をつけるようにしていました。

ただし、この勉強法は応用期の答練までは通用していましたが、直前期の答練では全く歯が立たず、5月頃には自信を無くしてしまいました。
しかし、河野上先生の「答練は繰り返し解くように」というアドバイスを信じ、繰り返し解くうちに、最初は1問解くのに90-100分要した上に3割位しか正答できなかったのに、繰り返し解くうちに50分ほどで9割以上正答できるようになりました。最終的に応用期の答練は5回、直前期の答練は8-9回、直近3年分の過去問を3回解いて本番に臨みました。

本番当日は、久々に緊張感を味わいましたが、計算に関しては自信もついていたため、落ち着いて問題を解くことができました。

理論について

私は書いて覚えるよりも口でそらんじるほうが性に合っていたため、特に直前期の7月頃は、理論集を片手に家の中をブツブツ言いながら歩き回っていました。
座って暗記しようとすると猛烈な眠気が襲ってくるため、最初は立って理論集を眺めていましたが、ずっと立ち続けるのも疲れてくるので、次第に歩きながらそらんじるようになりました。(そういえば、某東大受験ドラマにおいても、生徒たちに校庭を早歩きさせながら暗記させる一コマがありましたね)

家中を歩き回っていると、子供たちも私のブツブツを真似るようになり、「あ、パパ、今、言い間違えたよ」とツッコミを受ける始末。(ですが、私にとってはとても楽しい思い出として心に残っています)
自分に圧をかけるため、家族が覚えてしまうくらい、何回も何回も唱え続けました。
おかげでヤマあて講義の予想通りの本試験問題に素早く、かつ正確に対応できました。(河野上先生の言われる「理論40分」に対して本番では38分位で通過できました。)

最後に

本試験は手応えはありましたが、やはり合格発表までは少し不安な気持ちもありました。試験結果通知書は、家族全員が揃うのを待って、開封しました。合格の2文字を見た瞬間、私以上に家族が喜んでくれ、報われた気持ちがしました。かわいい盛りの子供たちに家族サービスができない申し訳なさ、相応の犠牲を払いましたが、何とか面目が立ちました。

本試験会場は、圧倒的に大学生と思しき若者が多く、また試験終了後は仲間同士で盛り上がっているのを目にするにつけ、「私も学生の時に頑張っておくべきだった」と今更ながら思いましたが、現状を受け入れ、さらに3科目目を目指してがんばっていきたいと考えています。

資格試験の再チャレンジを理解してくれ、応援してくれた家族と河野上先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

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