O.Fさん(51歳、男性)
【合格科目】財務諸表論(2)
【受講コース】1年2科目ハイスピード系コース(上)財務諸表論+(レ)消費税法
【職業】会社員(金融)
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
受験の動機
地方銀行に勤務しております。入社して25年が経過し、それなりの役職に就いていると思います。給与や待遇は細かいことを言うと色々ありますが、今のところ大きな不満はありません。銀行ではキャリアの大半を融資渉外係として、主に中小・中堅企業向け融資に携わってきました。仕事柄、税理士の先生方とは頻繁に情報交換やクライアントの紹介等をさせていただいております。
定年退職まであと10年となり、自分自身のセカンドキャリアを考え始めております。銀行の仕事は良くも悪くも型にはまったものが多く、組織に縛られた『お堅い仕事』が求められます。ですから、せっかくなのでセカンドキャリアくらいは組織に縛られない仕事をしてみたいと思っています。
そこで、税理士なら、これまでのキャリアを活かすことができ、組織に属さずに独立して仕事ができるのではないかと考えております。1年に1科目合格できれば定年退職までには資格が取得できるのではないかと軽い気持ちで始めたのがきっかけです。
クレアールを選んだ理由
クレアールを選んだ大きな理由は2つあります。
まず第一の理由は、受講料がリーズナブルなことです。子供たちが大学へ進学し、経済的には厳しい時期なので、かけられるコストには限りがあります。クレアールの受講料は決して安いとは思わないのですが、確実に合格するためのコストとしては納得のいく範囲内だと思います。
第二の理由は、『非常識合格法』で学習範囲を絞ったカリキュラムです。働き方改革のおかげで、残業は減り、休日も特別な用事がない限り休めるようになりましたが、そうは言っても勉強に割ける時間には限りがあります。また、若い時と比べると体力も記憶力も若干ですが低下しています。出題範囲を全て網羅するような勉強方法は、私にとっては時間、体力ともに不可能です。
クレアールで学習していないものも試験には出題されますが、大半の受験生ができないので合否に影響ないと割り切ることも大事ではないかと思います。結局、手がつけられないものを見て、本番の試験前に焦るよりは、厳選したものをしっかりと消化する方が良いと今でも考えています。
私の学習方法
1週間のスケジュールは次の通りです。
平日 朝5時起床、約1時間半 講義を視聴
昼休み 約30分 理論暗記等
夜8時半頃から約2時間 計算問題(個別問題中心)、理論暗記
休日 1日約6時間 計算問題(総合問題) 講義を視聴
講義について
簿財アドバンスの河野上先生の講義はテンポが良く、時折実務を織り交ぜたりしており、飽きることなく試聴できました。他校の無料体験講義もいくつか試聴しましたが、群を抜いてクオリティーが高いと思います。
また、財務諸表論の理論問題については、『白紙にしないこと』や『自分の言葉ではなく条文を書くこと』、『暗記したものの中から解答を作り上げること』など、河野上先生から教えていただいたことが、合格に繋がったと思っています。
仕事との両立
前にも書きましたが、働き方改革の影響により残業は減りました。また、管理職になったこともあり、難しい判断に迫られる場面が多くなりましたが、実務に追われて遅くまで残業するようなことも少なくなりました。ただ、会計事務所と違い、職場の理解はゼロに等しく、私が税理士試験を受験していることは身近な数名しか知りません。
自分自身が仕事と両立できているのか分かりませんが、隙間時間の使い方には工夫をしていると思っています、電車の移動時間や昼休み、家に帰った後も、夕食までの少しの時間を使えば意外と色々なことができます。また、休日もまとまった時間は作りにくいので、最初から細切れの時間しかないと割り切ると、勉強の途中で邪魔されたとイライラするようなことも少なくなります。
通信講座だからできたこと
通信講座のメリットは何度でも見返すことができることだと思います。クレアールの場合、1コマが約30分なので、細切れの時間でも無理なく視聴することができます。
少し時間に余裕がある時は倍速にはせずにじっくりと視聴し、時間に余裕がない時や2回目の視聴の時には1.5倍速で視聴するなどメリハリを付けて視聴するようしていました。
1回限りのライブの緊張感も大事だと思いますが、何度も繰り返し視聴したからこそ、理解できることはあります。本番の試験中に『河野上先生があんなこと言っていたなぁ』なんて、思い出すこともありました。目からの情報だけでなく、耳からの情報も大事だと思います。
通信講座は、私の勉強スタイルにはベストだと思っています。
その他
50歳を過ぎて、いまさら資格試験受ける意味あるのか?
今の給与や待遇で十分じゃないのか?
そんな問いが常に浮かんできます。
しかし、『残り人生で今が一番若い』と考えると、何かを始めるのは今ではないかと思います。
銀行のお客様には75歳過ぎても現役バリバリの税理士先生もいます。そう考えると、あと25年もあれば何か出来るだろうと思っています。
そうは言ってもまだ道半ばなので、これを見て受験を決心する方がいらっしゃるのであれば、お互いに頑張りましょう。