「どのように大学生が簿財に一発合格したか」K.Oさん

K.Oさん(21歳、男性)

【合格科目】簿記論、財務諸表論(1)
【受講コース】科目別合格2年セーフティコース 1年目(簿財アドバンス)
【職業】大学生
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。

目次

はじめに

私は受験資格を手に入れた初年度の受験で、簿記論・財務諸表論の2科目を一発合格することに成功しました。受験した時の年齢は20歳と、比較的若い年齢で合格しました。少しでも自分と同じような大学生の受験生の参考になればいいなと思います。

受験の動機と経緯

まず、私が受験を決意した動機は、父が税理士であり、その背中を追おうと思ったからです。そのように決意したのは、高校生の時でした。しかし、その時私は商業高校に通っておらず、簿記の存在すら知りませんでした。ですから、受験のために行動し始めたのは大学に入ってからになります。大学1年生の時、6月の日商簿記検定で3級を取得し、11月には2級を取得しました。その後1級を受験するも、いい結果は出ませんでした。日商簿記1級が取れなかったこともあり、私が税理士試験の受験資格を得るのは3年生の時となりました。そのため2年生の夏からクレアールさんの簿財アドバンスのセーフティーコースで勉強を開始しました。

私の学習方法

時間と場所の確保

大学生である私は、働いている方々よりも時間が取れるので、昼間の時間を有効に活用していました。そこでよく活用していた場所が図書館です。家でもできないことはないのですが、勉強をしに図書館に来ている、という事実がモチベーションにつながりました。長い時は朝の10時から夜の22時まで図書館にいました。いつもそんなに長くいるわけではなく、6時間の時もあれば8時間の時もあり、自分の気分次第で帰宅していました。答練を解くとき以外は、基本的に25分勉強して5分休憩する、ということを繰り返していました。この5分休憩では、好きな曲を聴きながら外の空気を吸いに行くことをお勧めします。

教材の使い方

さて、次に教材の使い方です。やはり一番活用した教材は理論問題集です。おそらく人より活用し始めるのが遅かったと感じます。6月あたりから本格的に活用し始めたのですが、今考えるともっと早く使っておくべきです。この問題集とは、ずっと一緒に生活していたようなものです。どこに行く時でもカバンの中に入れていき、電車の中や、食堂でご飯を食べるときも問題集を眺めていました。そのくらい使うとどこに何が書いてあるかまで覚えてきます。これが覚えてきているという1つの指標になると考えます。
次に答練の使い方ですが、先生のおっしゃっていた通り、答練と心中する気持ちで活用して大丈夫だと思います。直前期はとにかく答練を回しました。3周は確実にしておきたいところです。2回目3回目は、「前回ここをこうやって間違えたな」と復習しながら解くことができます。このように間違いをかみしめながら解くことは二度と間違わないことにつながります。そして2回目3回目にそのような気づきがなく間違える問題は要注意問題です。試験直前まで確認し続ける問題か、捨て問題かのどちらかです。これは個人の塩梅で決めるべきです。

自分専用ノート

いわゆる間違いノートです。絶対に作ったほうがいいです。答練を回すようになってからは、ほとんどこのノートしか見なくなりました。きれいな字で書くことをお勧めします。自分が読めればいいやと思っても、絶対にきれいに整理されたノートのほうが見やすいのでいいはずです。また、私のお勧めは自分がほかの人に説明するようにしっかり順序だてて書くことです。そして口語体で書いていました。頭の中で思ったことをそのまま書くような感じです。そうすることで同じ問題を見たときに、一度復習した時の頭の中を復元できるようになります。これを続けていくことできれいな自分専用ノートが、ネットで売れるんじゃないかと思うくらいの参考書に変わります。

持つべきものは同じ目標の友達

私が勉強するにあたって、一番助かったのが友達の存在です。中学の頃からの友達も税理士を目指していたこともあり、一緒にクレアールを受講しました。
私が友達の存在に助けられていた点の一つに刺激しあえる関係があります。お互いにどのくらい勉強したか、答練が難点であったかを共有することによって彼も頑張っているから頑張らないと、という気にさせられます。また、気軽に質問しあえるという利点があります。わからないことがあれば聞きあい、納得できるまで追及できます。友達だからこそ些細なことから質問できると思います。さらに、定期的に問題の出しあいもしていました。理論問題集にある問題を出して、何も見ずに、ほぼ一言一句間違わずに答えるというゲームのようなものです。自分の覚えにくい問題を出すことにより、「ここ紛らわしいよね」という共感から印象付けられました。試験前日の夜まで問題を出し合ったり、難しいところ、出そうなところを共有していたのを覚えています。この友達も無事、簿記論に合格しました。

さいごに

私が伝えたいことは最後まであきらめないことです。私は答練を一回目で解いて合格点を上回ったことはありません。最初のほうなんて20点くらいで、提出するか迷ったほどのできの悪さでした。最後のほうに伸びるというのは本当です。試験二週間前に過去問をといたときに「あれ、なんか過去問が簡単に感じる」というかんじで直前に成長を実感しました。データがあるわけではないですが、私は比較的勉強時間が少なく合格できたような気がします。これで言いたいことは、勉強時間は少なくていいということではありません。時間ではなく質だということです。自分なりのやり方を見つけて効率良く頑張ってください。

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