「日商簿記から税理士試験へ」H.Sさん

H.Sさん(男性)

【合格科目】簿記論、財務諸表論(1)
【受講コース】科目別合格2年セーフティコース 1年目(簿財アドバンス)
【1日の平均学習時間】受験専念期は8時間
【試験までの総学習時間】 約2800時間(日商簿記1級との合計)
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。

目次

はじめに

この度、私はクレアールの通信講座を利用し、簿記論と財務諸表論の試験に一度目の受験で同時合格することができました。
また、その試験の半年ほど前に受験した日商簿記検定1級の試験についても、同じくクレアールの通信講座を利用し、一度目の受験で合格することができました。
このような私の経験が、現在税理士試験の受験を検討している皆様、そして会計科目の合格を目指す皆様に対し、僅かながら意義のある情報を提供することができるものと考え、この合格体験記を執筆いたします。

クレアールを選んだ理由

私が初めて資格試験の専門学校というものを利用したのは、日商簿記1級の学習を始める時でありましたが、その際、私がクレアールを選んだのは、知人がクレアールの通信講座で難関資格試験に合格したという話を聞いていたこと、そして受講料が比較的安かったことなどが理由でありました。また、クレアールの日商簿記1級講座については、特に不満を感じていなかったため、税理士試験の学習においても、クレアールを利用することにしました。
私は、専門学校を選ぶ際、各校の講座内容や教材等について詳しく調べることなどはしていませんでしたが、これから新たに専門学校を選択する人は慎重な判断をすべきであると言えます。それは、合格できるかどうかにより、その後の人生が一変するほどの資格試験において、僅かな金や時間を惜しみ、安易な選択をすることは、良い結果につながらないからです。しかし、最終的に合否を分かつものは、他ならぬ自分自身の努力であるということは、言うまでもないことでしょう。

受験の経緯

私が簿記の学習を始めたのは、経理職への転職を思い立ち、そのためには最低でも日商簿記2級の取得が必要になると考えたためでした。しかしその後、自分の経歴等を鑑みて、日商簿記2級の資格を取得したとしても、希望する職を得ることは難しいと感じたため、民間簿記資格の最上級である日商簿記1級の取得を目指すこととしました。
日商簿記1級の勉強を始めた当初は、日商簿記1級の取得のみを目指しており、税理士試験の受験ということは考えていませんでしたが、日商簿記1級の学習を進める中で会計の勉強というものに手ごたえを感じ、また、これまでの人生で勉強というものに縁のなかった自分の能力を試したいという気持ちもあり、税理士試験を受験するに至りました。
しかし、当時私は、税理士試験の受験資格を有していなかったため、日商簿記1級に合格した後で税理士試験に移行するつもりでありましたが、新型コロナウイルスの影響で受験を予定していた日商簿記1級の試験が中止となったことにより、日商簿記1級の試験を受験しないまま税理士試験の学習を始めることとなりました。

私の学習方法

クレアールの受講生は、クレアールの教材のみを信じ、他の教材には手を出さないという方も多いようですが、私の場合は、勉強時間を十分に確保することができたこと、日商簿記1級の学習により簿記論・財務諸表論の内容についても既に基礎知識があったこと、また、クレアールのカリキュラムだけでは演習量が不十分だと感じたため、市販の問題集等を購入し、それらを早い段階から使用していました。過去問題は6月末頃から使用し、直近8年分程は解いています。
市販教材等の利用については、あまり多くのものに手を出すべきではないという意見もありますが、簿記論の試験問題は、特殊な形式での出題や難解な問題なども多く、そのような問題に対しても、回答可能な部分を見つけ、得点を積み上げることが、本試験においても要求されるため、そのような能力を養うためにも、より多くの問題を経験することが重要であると感じます。

通信講座について

私は、日商簿記1級の学習開始当初から、簿記論・財務諸表論合格までの間、一貫して通信講座のみを利用してきましたが、この通信講座という手法は、時間や場所を選ばずに勉強に取り組むことができるだけでなく、過去の講義の復習なども容易で、また、通学のための手間と時間も不要であるため、資格試験の勉強においては、非常に合理的であると感じます。しかし、自己管理が要求されるという点では向き不向きはあるかもしれません。

最後に

簿記の勉強というものは、基本的に単調な反復練習の繰り返しで、退屈なものですが、その地道な作業を積み重ねることにより理解が深まり、知識が定着してゆくものです。簿記論・財務諸表論の試験においても、適切な方法で、着実な努力を続けることができる人であれば誰でも、最後には合格することができると私は思っています。

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