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5科目一発合格者インタビュー(2)1年目、簿記論、財務諸表論からスタート

 

簿財の具体的な勉強方法。

河野上:次に簿財の具体的な勉強の仕方を教えてください。8月に入学されて、基礎期から直前期、本番までを、時系列に区切って、聞いていきたいと思います。12月までの基礎期の勉強は、WEBを視聴して、テキストの例題だとか、問題集を解いていった。 宮 本:それで精一杯でした。 河野上:12月までは講義中に話したことをやっていたと。 宮 本:答練を受けなさいといわれれば、たとえ点数がボロボロでも受けて提出していました。 河野上:年内までの、授業内容は楽しかったですか。 宮 本:楽しかったですね。たとえ疲れていても受けたいと思える授業でした。 河野上:クレアールの講義では単元別ということで、実は1コマ3時間の講義を学校側の方で、1時間単位で単元ごとに区切っています。理由としては仕事で疲れて、平日視聴するには、1時間というのが集中力の面でも限界と考えたからですが。 宮 本:そうですね。1時間の講義というのは、ちょっと頑張ろうという、学習を継続するためには、ちょうど良い時間だと思います。 河野上:年明けから答練が始まります。講義中、応用答練は、ぜひ6回は復習してくださいと話しているのですが、宮本さんはどうでしたか。 宮 本:ゴールデンウイークぐらいまでは答案を提出するので精一杯でした。応用答練の復習は、点数が取れたものに関しては2回ぐらい。内容によっては、相性の合わない問題もあったので、試験の直前になってくると、そういう問題を重点的に繰り返していました。 河野上:直前の答練は、2~3回の復習でいいですよといっていましたが。 宮 本:直前答練も2回ぐらいやりました。 河野上:応用と直前で答練の復習回数に差がなかったと。 宮 本:直前答練は、どちらかというと試験直前のチューンナップという意味合いで使っていました。 河野上:チューンナップという点では、自分でこの問題をいつ解くかという、組み立てができるところが、通信講座の良さの一つですね。 宮 本:いつ解くかについては応用期から決めていました。答練の回数もかなりあったので、計画的に解いていましたが、講義の視聴もあったので、やっとでしたけれども。直前期も、1日に1題、1時間分ぐらい、財表だと、計算問題。簿記論は、平日2時間通しで解く時間がなかったので、1時間問題だけとかやっていました。基本毎日解いていました。 河野上:基本毎日ですか。簿財アドバンスの講座は、非常識合格法のコンセプトにより、インプットは、他校より少ないのですが、アウトプット(答練)の回数は、特に簿財はこれでもかというぐらい多いのですが、受講していて多いと感じていましたか。 宮 本:確かに、皆さん回数は多いと思っていたはずです。  

公開模試の結果。

河野上:公開模試は、本試験より難しいレベルの出題をしていますが。公開模試の出来はどうでしたか。 宮 本:芳しくなかったですね。 河野上:精神的なダメージが大きかったと思うのですが、切り替えはできましたか。 宮 本:先生が講義の中で、初学者の人は、公開模試の後から大きく伸びるというのを信じてやっていました。私の場合、公開模試もあまりよくありませんでしたが、とにかくこんなところで負けていたら、本番で合格することはできないだろうと思い、意地でも食らい付くという感じで、答練を繰り返していました。  

簿記と財表、解き方の違いは?

河野上:次に、簿記と財表での問題の解き方というのを教えてもらっていいですか。 宮 本:問題の解き方が、はっきりとしていたのは財表でした。解く順番とかは、決めていて、必ず理論から解いていました。第1問20分、第2問20分で40分。 河野上:そうしないと、時間を計算に回せないですよね。残りの80分の中で第3問の計算は、財表の場合はどの分野から解かれたのですか。 宮 本:有価証券か減価償却で、問題をざっと見た感じでのフィーリングの合うほうから解いていました。この2つからまずは勝負します。そこから負債に飛んでいきます。しかしながら、これは解けそうにないなと思ったら、後回しにしていました。それから、現金預金の分野、次に金銭債権でした。金銭債権が苦手だったので。 河野上:答練の解説のなかでよく、まずは現預金と金銭債権、有価証券を、20分から25分で通過してくださいと話していたと思うのですが、あえて自分が苦手な金銭債権を最後に持ってきて、何かリスクを感じたりしませんでしたか。 宮 本:リスクに感じることはありませんでした。得意分野と不得意分野があるので、まずは自分の解き方のパターンと一番治まりのいい分野から解いていました。どのみち時間内に全部解くことはできませんから。 河野上:それはすごく大切な点ですけど、財表の問題は、時間内で全部最後まで解ききれないという認識でいいですよね。そうすると、あとは自分のストレスのないやり方で、順番にどんどんやっていくと。あと簿記はどうですか。簿記の場合、部分だけを解くことができないので、解く順番としては、第1問からか、第3問から解くかの、あとは順番に解いていくと。何かルールはありましたか。 宮 本:簿記は第1問から、順番でした。ただ第3問は、分量も多いので、やはり得意なできそうなところからやっていました。 河野上:なるほど、分かりました。非常に安心しました。  

点が伸びない時の対処法。

河野上:それ以外にも、受講生の方が気になされている点として、点が伸びない時の対処法というものがあります。個別問題はできるけど、総合問題になると急にできなくなってしまう。どこから解いていいか分からない、解き方も分からないという悩みを、相談されるのですが、これについてはどう思われますか。 宮 本:時間をかけても解けないのなら、論点が理解できていないのだと思います。また、限られた時間の中で得点が上がらないのであれば、問題を解く量が不足していると思います。総合問題を解く時のパターンができていないということが原因だと思います。 河野上:解くパターンというのは、インプットで身に付くものなのでしょうか。それとも答練を数多く解くことで身に付いてくるものなのでしょうか。 宮 本:答練のやり直しの中で、一番重視していたのは、解き方というか、自分の中で解くスタイルを確立することを常に心がけていました。自分だけが分かる記号とか、この印が付いていたら、ほかの論点にも結び付いているとか、マークとかに自分だけに分かる意味を決めていました。とにかく試験中は時間がないので、頭を使って解かないと駄目なのですが、思い出している時間ももったいないので、反射レベルで解けるようにすることを重視していました。 河野上:結局は、解くパターンとおっしゃっているのは、頭を使わなくても普通に自分が解けるようになる状態まで持っていくということですね。宮本さんの場合、解くパターンが身に付いたというのは、いつぐらいだったのですか。 宮 本:直前期の答練を回しているときでしたね。公開模試のときは、まだちょっとモタモタしていた記憶があります。 河野上:初学者の方が、公開模試の後でも解くパターンが身に付けることができれば合格できるということですよね。 宮 本:1カ月以上前に直前答練が終わるので、1日1題と考えても30回は解けるので、30回も解いていると、さすがに問題を半分ぐらい覚えるようになりますので。

河野上:そうですか。解く順番がすごく気になっていたのですが、意外と宮本さんのレベルでも、金銭債権という苦手な分野があったのだなということと、あまりそこについては引け目を感じられずにやられたのだなと。要は、もうできないのだから、後回しにして時間があったら解こうと割り切られていらっしゃったのだなというのは、すごく皆さん参考になると思います。それから、要は解くパターンは最後の最後に身に付ければいいという意味では、公開模試の後になっても、あきらめずにやっていたら、合格は見えてくるということですね。 宮 本:一番伸びたと実感できたのは、たぶん私は公開模試の後だと思います。 河野上:時期でいうと、7月ですよね。 宮 本:そうですね。そこまで本当に合格できる自信はなかったのですが、試験を受けるときにはかなり自信が付いていました。 河野上:結果として簿財は一発で合格をされたということですね。  

試験後の動向。

河野上:次に試験後の受験生の動向についてなんですが、一般的な受験生は、試験の出来がどうであれ、発表までに4カ月間空くにも関わらず、次の科目へ踏み出すのが、遅い人が多いんです。そこで、クレアールでは、毎年改正がある法人とか、所得ではなく、改正が少なくボリュームも少ない消費税を早めに学習するよう勧めています。試験終了後から消費税を学習していれば、万が一、12月の合格発表で簿財のどちらかが駄目でも、次の年の2科目合格を十分狙えますから。宮本さんの場合、次年度の税法はもう、消費と相続で決めていらっしゃったのですか。 宮 本:簿財を受講して、クレアールには信頼が持てたので、浮気はしないでクレアールで受講しようとまず決めて。色々考えていたらダメだと思って、試験が済んだら勢いで8月中に次の消費税法と相続税法を申し込みました。申し込んでしまったら次に向かって勉強せざるえない状況になりますから。気持ち的には一息入れてからという気持ちもありましたが、自分を追い込むために、お盆には申し込みました。 河野上:だから、あえてボリュームのある重たい法人税を最終科目にしたと。 宮 本:それも本当です。 河野上:宮本さんは、自分を追い込むタイプですね。申し込みも早く、かつ終わりも気を抜かないように重たい科目にすると。合格体験記の中で、法人税を最後の科目にされた理由を「ボリュームの少ない科目を最後にすると、性格上、油断してしまう」とありましたよね。ご自身の性格が分かっているから、そういったプラニングができるということなのですね。 宮 本:今までの自分の成功体験からすると、最後の3カ月で大きく伸びたという経験があり、ボリュームの少ない税法を最後に持っていくと、ピークの持っていき方が難しいと感じていました。本試験当日にいかに最大瞬間風速を吹かせられるかが大事なので。 河野上:最大瞬間風速を吹かすために、当日の朝、ちょっとした問題を解くことは効果ありましたか。 宮 本:ありましたね。講義の中で先生が、試験当日に問題を解くといいですよとおっしゃっていたので当日、「この問題はいいですよ」という問題を解いたのですが、普段間違えないようなところをぼこぼこ間違えてしまいました。試験を受ける前に我に返る時間が持てたことが、合格につながったと思います。
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