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実務で活躍する税理士インタビュー(田渕 安春さん)

 
田渕 安春

田渕 安春(たぶち やすはる)

税理士法人平成会計社 第1事業部 税理士 2009年9月入社

税理士を目指された動機について教えてください。

日商簿記2級合格後、「手に職をつけたい」という思いから、税理士を目指すことにしました。当初、税理士と公認会計士どちらの資格を目指すべきか非常に悩みましたが、短期集中型の公認会計士試験より、科目ごとに合格実績を積める税理士試験の方が、自身の何事もコツコツと進める性格に向いていると考え、税理士を選択しました。

まずは、1科目、もしくは2科目という方も多いのですが、税理士試験に科目合格するメリットについて教えてください。

メリットは、1科目でも合格をすることにより、就職や転職に有利になることです。当時の専門学校の先生から、「科目合格をしておけば、それだけでも価値がある」というアドバイスを受けたこともありましたし、実際に、就職活動を1科目合格後に行った時に、面接官に高い評価をいただきました。 税理士試験は合格率が非常に低いこともあり、転職時には必ず評価されると思います。実際に簿記論、財務諸表論を取得して転職をされるケースもあるようです。科目合格者であっても十分に活躍することができますが、お客様により良いサービスを提供するためにも、不足している知識を補う努力が必要だと思います。

簿記論、財表諸表論、法人税、消費税、相続税を学習するメリットはございますか。

簿記論・財務諸表論は必須科目です。法人税と消費税は、どのようなお客様にも切り離せない税法のため、勉強してきたこと全てが業務に役立ちます。相続税は、選択科目の中で、最も学習時間を要する試験科目と言われています。高齢化社会を迎え、今後ますます相続や事業承継等の案件が増えてくることからも、勉強したことが社会で役立たないということはありません。相続税や資産税の分野に特化する会計事務所もありますから、自分自身が相続等の分野で活躍したいという考えをもっているのであれば、取得した方が良いと思います。

現在のお仕事について教えてください。

J-REITやSPC等の証券化業務、一般事業会社の決算業務、決算開示、決算短信や有価証券報告書の作成等の業務に携わっています。自分が提案したことが、お客様の会社の成長に繋がったことを実感した時には、とても大きなやりがいを感じます。

簿記の勉強をしている方が税理士を目指すメリットを教えてください。

日商簿記2級の学習を通じて身に付いた知識を土台として、簿記論や財務諸表論の科目合格を目指すことにより、さらに専門的な知識を習得できます。そして、5科目合格に到達した際には、より高度な知識を要する業務に携われるでしょう。私自身も税理士の資格を取得したことにより、業務範囲が大きく拡がりました。

税理士の将来性について教えてください。

今後も税理士の社会的ニーズは高まると思います。特に、グローバル化の影響を受けて、これまで以上に日本企業の海外進出のサポート等、国際会計・税務業務が増えることが予想されます。現在、弊社でもベトナムと中国に拠点をおいて、海外進出等に関わる幅広いサービスを行っています。その他、大企業のアウトソーシング業務や高齢化に伴うヘルスケア関連の業務等の分野でも活躍の場が拡がっていくでしょう。 就職先、転職先の選択肢も広がり、一般企業の管理部門、コンサル会社、M&A関連の会社、税理士法人等、様々な会社で活躍できると思います。

科目合格をして、それで終わってしまう方が結構いらっしゃるようですが、さらに5科目頑張るためのモチベーションの上げ方をアドバイスしてください。

税理士試験の良いところは、科目合格をすれば一生その合格実績が残ることです。資格取得を中断されていた方でも、ライフプランに合わせて学習を再開できるので、「いつか税理士の資格を取得する」というような楽な気持ちで勉強に取り組むのも、モチベーションを高める一つの考え方かもしれません。 また、他にモチベーションを上げる方法として、資格取得後に社会で活躍をしている自分をイメージしてみてはいかがでしょうか。科目合格よりも、5科目取得をし、社会で活躍する方がメリットも大きいのです。たとえば、給与も格段に上がりますし、名刺にも「税理士」という資格名を書き記せます。あわせて、自分自身の自信にも繋がりますし、社会的にも高い評価を得ることができます。必ず努力が実る試験ですので、途中で諦めることなく、5科目取得を目指していただけたらと思います。

失礼な話しとなり大変恐縮ですが、ご年収のほうは如何でしょうか。

勤め先によると思いますが、同年代の平均年収と比較すると高いのではないかと思います。

最後に受験生の皆さんにメッセージをお願い致します。

税理士は将来性を見込めますし、規模を問わずあらゆる企業のお客様に頼りにしていただける大変やりがいのある職業です。時に難題もあり、非常に大変なこともありますが、その分、自分自身も大きく成長できます。是非「税理士になりたい」と思われましたら、学習をスタートしてください。

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