「より早く資格を獲得し、足りない知識は後で実務にて覚えればよい」平安 信彦 さん

平安 信彦 さん

財務諸表論合格   法人税法合格
目次

合格の喜び

私は、平成19年度に「財務諸表論」を合格して、平成22年度に「法人税法」を合格することができました。これで2科目目です。その間の不合格は辛いものがありました、”首の皮一枚つながった!”との思いです。

科目選択と勉強開始

法人税法の勉強開始は21年度の試験終了日(そのときは簿記論、消費税、法人税を受験)からでした。それまで簿記論を中心に学習しておりましたが、思い切って科目を切替ました。きっかけは、2つありました。1つは、法人税法を受験(本格学習はせずに)してみて、実務中心の論点が理論・計算にも感じました。私は以前に実務経験があって、実務を行う上でもクライアントに税務上の説明をしなければなりませんでしたから、税法を理解し説明し適切に適用していく事に努力しながら業務を行っていました。そこの点を本試験で表現する力があれば勝負できる科目だと思いました。2つめは、不合格が2年連続ありましたので、自分自身でも流れを変えたかったのと自信をつけたかったからです。必ずしも簿記・財表からではないと思ったからです、最終的に必須科目を含め5科目合格すれば良いのだと切り替えました。

仕事との両立

学習スタイルについては、基本的に自宅学習で夜中に行います。仕事から帰宅し夜10時頃から1時~2時頃までほぼ毎日です。時間がないのでDVD講義は、もちろん2倍速(案外なれるものです)で見て、講義内での疑問点は、インターネットでその都度解決させて、とにかく講義遅れがないようにしました。講義が追いつくとそこで計算問題を消化する感じです。ようするに講義を消化しないと計算問題に着手できない状態が確立されていました。また遅れると、遅れていることに学習気力が薄れていくこともあります。理論は朝30分読んで覚え、昼食休み時間30分を書いて覚える時間に当てました。理論の疑問点はやはりインターネットで夜中に解決していました。

勉強仲間

学友は大切だと思います。科目が異なっていても同志として励みになりますし、学習で議論しあうなど、とても参考になりました。本当に心強いものです。

通信講座での注意点

講義遅れにならないこと、そして答練の添削を活用することです。添削の活用では、法人税法では「コメントをどう書くか」が重要だと思います。現に近年の本試験でも計算問題にしても解釈を求める傾向があります(まるで理論問題のようです)から、極端ですが、「模範解答以外の解答コメントが書けるようなバリエーションが自分なりに思い浮かぶか」です。そこの”実力だめし”として自分なりの説明で、できれば模範解答にあるような、優等生的な見解以外の見解を表現するようにしていました、そして「こういう見解もありかな?妥当な見解かな?」をチェックしてもらうスタンスで向かい合って、自分の解釈と表現の幅を広げていました。つまり「税理士としてであれば、どう解釈適用していけばよいのかの訓練として取り組む」ということでしょうか。

最後に

受験科目には無いのですが、税理士法の第1条(税理士の使命)を、ぜひ一読してみてください。ここに記載のある「・・・納税義務の適正な実現を図ることを使命とする」とありますから、ぜひ全科目合格し夢を実現して、税理士法をベースにクライアントに伝える役割になりたいものです。ともに頑張りましょう。

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