合格体験記「非常識合格法を信じて掴んだ司法書士試験合格」鴛尾 厚司さん

鴛尾 厚司さん

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司法書士を目指した理由

私が司法書士資格取得を目指したのは,通信制大学の卒業論文の担当教官の「将来,法律家として働いたらいいんじゃないか,君は向いていると思うよ」という何気ない一言でした。おそらく,教官は軽い気持ちで私におっしゃったと思いますが,私はその言葉を鵜呑みにして,「法律家になる」という決意をしました。

そこで,仕事をしながら取れる資格で,できれば難関といわれる国家資格が良いと思い,司法書士試験を受けようと思ったのがきっかけです。

クレアールを選んだ理由

私は,仕事をしながら通信制大学を卒業したので,資格取得も働きながら通信教育で取得しようと思っていました。予備校はたくさんありましたが,中でもクレアールは価格が安く,教材も比較的しっかりしていたので,クレアールに決めました。

当初は,「簡単に合格できるだろう」と,高を括っていました。しかし,初めて教材が届いたとき,量の多さに驚きました。これは,「一通り学習するのに,2~3年かかるんじゃないか」と思ったと同時に,「仕事を辞めないと合格できないかもしれない」とも思いました。まあ,こう思った時点で合格はできないと今は思います。

司法書士試験の学習当初

合格するまでは,なかなかスケジュール通りにいかず,送られてきた教材も手付かずのまま,また翌年に新しい講座を申し込むという悪循環を繰り返してきました。

試験も毎年受けるわけでもなく(5回目の受験で合格),ベテラン受験生になってしまっていた自分が今はとても恥ずかしく思います。途中,行政書士と簿記3級の資格は取りましたが,本丸の司法書士試験は合格のイメージがどうしてもできませんでした。「このままでは一生合格できない」と思い始め,今年で最後の受験にしようと決めました。

学習スケジュールを作るところから再スタート

最後なので,悔いの残らないようにしようと,学習スケジュールを作るところから始めました。まず,学習時間を平日2時間+通勤1時間,休日4時間,週23時間,年間約1200時間でスケジュールを立てました。私は,中上級パーフェクトBコース(全225単元(311時間))を受講していたので,これを1.5倍速で聴くと約200時間になるので,3回で600時間。残りを答練の復習,過去問,記述式,1000問ノックWebテスト,択一六法の読み込みに充てました。一見時間数が少ないように感じますが,直前期は,休日があまり取れなかったので,会社の昼休みも勉強しましたし,休日も4時間以上勉強していましたのでトータルすると1500時間以上はやっていたと思います。それでも,学習に専念されていた方や,予備校で講義を受けていらっしゃった方たちに比べると勉強時間数は圧倒的に少ないと思います。

クレアールの非常識合格法を信じて覚悟を決めた

この少ない勉強時間数をカバーしてくれたのが,合格に必要な範囲に学習対象を絞り込み,実践力・即応力・思考力の強化に,学習時間を傾斜配分するという,クレアールの非常識合格法でした。さらに,クレアールでは,司法書士試験合格のための4つのポイントとして,1.今までの自分の勉強方法が網羅的になっていないか見直す,2.学習範囲を出題可能性の高い事項に限定して,その部分を徹底的に勉強する。基本事項確立主義を徹底する,3.基本的知識の精度を高め,「推論が成り立つ」または「推論が成り立ち得ない」と言い切れるように,正確な知識習得の追及を目指す,4.苦手科目を作らずに正答率50%以上の問題について「迷わずに正解できた」を目指す,としています。限られた少ない時間で合格するには,これしかないと思いました。クレアールを信じて,最後の試験に臨もうと覚悟を決めました。スケジュールと覚悟が決まった後は意外とスムーズにいきました。

時期ごとの学習法

基本学習期(3月まで)は,単元別講義を聴き,言われた通りに択一六法にチェックを入れ,過去問を解きました。応用学習期は,解法マスター講義を聴いた後,答練を解き,解説講義を聴いて復習し,間違えたところを再度復習しました。答練を解く際は,時間配分に気を付けました。

午前の部は,1問3分,午後の部は択一1問2分,記述式は1問45分ずつで解答するように心掛けていました。直前期は主に,択一六法及び合格書式マニュアルの読み込みと記述式の答練問題の復習に充てました。本試験では,答練の成果が出たのか,焦らず,時間通りに解答することができました。

基礎力がついた単元別講義

私にとって,クレアールで1番良かったのは,単元別講義です。講師の先生のわかりやすい単元別講義を繰り返し倍速で聴けたことと,択一六法に沿って繰り返し聴くことができたので,いつのまにか基礎力が身についたように思います。2番目は全6回の書式解法マスター答練です。答練を受ける際に,解法マスター講義→答練→復習講義を受けることによって知識の定着も図ることができましたし,時間配分をマスターできたからです。

クレアールの教材

教材の中では,択一六法と合格書式マニュアルが特に使いやすかったです。択一六法はコンパクトで持ち運びもしやすく,いつも携帯して細切時間や通勤等の移動時によく読んでいました。合格書式マニュアルは丁寧な説明でわかりやすく,家で何度も読み返しました。私は,択一六法と合格書式マニュアルで,合格水準に達することができたのだと思っています。

結論としては,択一も記述もカリキュラム通りに講師の先生の言った通りにやれば,必ず合格する力はつくと思います。

仕事との両立

私は,勉強と仕事との両立は,無理しないことが重要だと思います。会社勤めがあるため,一日中勉強だけしていればいいというわけにはいきません。無理をして,体調を崩したりしたら家族や職場に迷惑がかかります。したがって,1日の中から仕事や家族,休養等の時間を引いて,残った時間を勉強に充てるようにしたとき,平日は2,3時間確保できればいいほうだと思います。休日は3時間と決めてスケジュールを組みました。

長い試験勉強を乗り切るためにはモチベーションの維持が難しいと思います。私は,友人が司法書士試験に合格していたので,疲れてやる気が出ないときは,その友人の顔を思い出し,「彼にできたのだから私もできるはずだ」と自分に言い聞かせながら勉強していました。この方法は私にとって意外と有効でした。それでもダメなときは,猫と遊ぶようにしていました。柔らかくてあたたかく,撫でているだけですごく癒されました。あまり参考にはならないかもしれませんが,私はこの方法で合格にたどり着くことができました。

来年度の合格を目指す方へ

不合格だったときは,これじゃあ足りないんじゃないか,と勝手に思いこみ,いたずらに勉強範囲を広げ,重箱の隅をつつくような勉強ばかりしてきたので,時間がいくらあっても足りず,いつもカリキュラムの半分くらいしか終わっていませんでした。

今回は,思い切って,無理のないスケジュールを組んだ時,クレアールの非常識合格法にたどり着きました。以前から非常識合格法という名称だけは知ってはいましたが,こんなやり方では全く通用しないと思っていました。その結果,隅々まで勉強しようとしていたため当然時間は足りず,いつも不完全燃焼に終わり,今回は見送って「来年頑張ろう」などと自分に言い聞かせ,先送りにしてきていました。今思うと,自分の勝手な思い込みと怠け心,そして,自分の選んだ講座を素直に信じて学習することができていなかったことが不合格という結果に至っていたと痛感しています。来年度の合格を目指している方たちには,私のような失敗をしてほしくありません。クレアールのカリキュラム,講師の先生たちを信じてください。私にできたので,来年度の合格を目指す方たちは皆できると思います。一見足りないように感じますが,十分合格水準には達することができます。次は皆様の番です。長い道のりですが,自分自身とクレアールを信じて合格にたどり着いてください。皆様のご健闘をお祈りしています。

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