「細切れ時間も有効活用して合格!」 浜元 根里さん

「細切れ時間も有効活用して合格!」

浜元 根里さん

やりがいがありそうな司法書士を目指す

この資格取得を目指す前は、東京で印刷物などを作成する仕事をしていました。職場環境もよく、仕事内容も特に不満もなく、それなりに楽しく仕事をしていました。ところが、夫が神戸へ転勤となり、結局私は仕事を辞めざるを得なくなりました。
関西に来て、前と同じ職種の仕事を探すことも考えましたが、反面、「この仕事はずっと続けられる仕事ではない」という思いもありました。そこで思い出したのが、司法書士という資格でした。大学が法学部だったので、司法書士という資格があることは知っており、何となく気になったこともありましたが、合格率の低い難しい試験だということも知っていたので、私には無理だと最初から諦めていました。しかし、30代も半ばに差し掛かりそうな年齢の私にとって、今から一生続けられる、やりがいのありそうな仕事は何かと考えると、司法書士が一番ではないかと考えるようになりました。そして、詳しく仕事内容を調べてみると、前にテレビで見て興味を持っていた後見人になれることを知り、さらに、他の仕事内容もとてもやりがいがありそうだと思い、私の心は決まりました。

手応えを感じた1回目の受験

1回目の受験までは講義や答練を受け、その復習の繰り返しだったように思います。「実力総合答練」では、成績が良かったり悪かったりと安定せず、自分の中ではまだまだ合格レベルではないなと感じていました。そして、1回目の受験。クレアールの採点では合格しそうもない点数でした。しかし、この1年3ヵ月の勉強で手応えも感じていました。「今回はダメそうだけど、このまま勉強を続ければ来年はいけるかもしれない」。そう思い、8月には次の試験に向けて勉強を開始しました。

自分なりのペースをつかめた2年目

スタッフの方と相談した結果、2年目は中上級コースを受講しました。
2年目は、講義や答練をベースにしつつも、自分なりのペースで勉強を進めることが出来ました。また、2年目の秋からは週3日2時間のパートも始めました。これが良い気分転換となり、勉強も集中できるようになりました。今から思えば、1年目の時はいつでも勉強できる環境だったことが、却ってあまり集中せずダラダラとやっていたように思います。4月の「実力完成総合答練」は、昨年と違い成績も安定し、段々と自信も持てるようになりました。「今回はきっといける。大丈夫!」と自分を鼓舞して、2回目の受験に臨みました。しかし、択一の自己採点で目標としていた点数が取れず、書式も出来た気がしなかったので、相当落ち込み、クレアールへ解答を出す気にもならず、合格発表までは「今年もきっとダメだ…」と思っていました。
合格発表の日。私は4時になっても現実逃避のため、発表を見ていませんでした。スタッフの方からも心配して電話をいただき、もう現実を受け入れようと発表を見ました。そして、そこにあったのは合格という現実でした。

私が実践した学習方法

学習方法ですが、基本的には、科目ごとに情報を集約させるメイン教材を決め、過去問題集や答練の問題を解いた後、解説に出てきた条文の内容はもちろん、周辺の条文で、出てきた条文と関連のあるものの内容もメイン教材で目を通し、また、出てきた判例などに色鉛筆で線を引いたり、新しい情報を書き込んだりして、再び同じページを開いたときにパッと目に入るようにしていきました。このメイン教材ですが、会社法、憲法、民事訴訟・保全・執行法においては、『択一六法』が非常に役に立ちました。この3教科に関しては『択一六法』しか見ていないといっても良いくらいです。結局、時期によって勉強する科目に違いはあったものの、試験までずっと「過去問・答練を解く→メイン教材で確認」の繰り返しでした。しかし、この同じことの繰り返しが知識の定着につながるように思います。

細切れ時間の活用について

私の場合、机に向かってする勉強時間はそんなに多くはなかったように思います。ただ、机には向かっていなくても、外出している時や家にいても机に向かって勉強する気になれない時などのために目を通せるもの(不登法の先例集、会社法の『択一六法』にあった「株式会社の設立登記の登記事項(911条)」の表をメモ用紙に書き写したもの、判例六法の刑法部分のみ)を常に持っていました。この細切れ時間でやったことは私の中で大きく身についたように思います。

 

書式の学習法

不動産登記に関しては、年明けからほぼ毎日1問ずつ、『記述式ハイパートレーニング』を解きました。あとは答練などの問題演習の復習、それから、前述の過去問などを解く勉強の中で常に書式を意識し、書式でも出そうな問題のときは、ひな形を思い出し、思い出せないときは『ベーシック合格書式マニュアル』でひな形を覚え、登記事項や解説に目を通しました。
商業登記に関しては、前述の細切れ時間で「設立登記の登記事項」を使って登記すべき事項を覚え、そのときに添付書面も一緒に思い出してみて、思い出せない添付書面をメモ用紙に記入し、それも覚えていきました。あとは不動産登記と同じく、答練などの問題演習の復習です。『記述式ハイパートレーニング』は4月からやり始めたのですが、これは不動産登記と同様、年明けからやっておけばよかったと思っています。

来年度の合格を目指す方へ

合格するには、運の要素もあると思います。しかし、運だけでは合格できない試験であり、やはりある程度の合格レベルに達している必要はあると思います。

★これから勉強を始める方へ

私は2回目の受験で合格しましたが、初学者の頃は、一発合格を目指していました。ただ、一発合格を目指すには、やはりそれなりの勉強時間の確保と相当の努力が必要だと思います。私の1年目の勉強内容を考えると、一発合格をされた方に比べて勉強時間も努力も足りなかったように思います。

★再挑戦の方へ

あと少しだった方、まだまだだった方、色々な方がいらっしゃると思いますが、まずは自分がなぜ今年ダメだったのかを考えてみると良いように思います。「ケアレスミスが多かった」「時間がなくなり焦ってしまった」「緊張し過ぎて上の空だった」等々、色々な原因が浮かんでくると思います。私は1回目の受験の後、本試験で点数の取れなかった科目、本試験での精神状態などを考え、基礎がまだ完全に定着していないように思い、まずは苦手科目の勉強から始めました。このように自分の弱点を知り、それを克服していけば、合格に近づけると思います。

最後に

私は、勉強開始時から2年3ヶ月クレアールにお世話になりました。クレアールの講義と教材で知識を身につけました。そして、色々な方から応援していただき、何とか皆さんの応援に応えることが出来て本当に良かったです。心から感謝しています。ありがとうございました。

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