「行政書士に続いて司法書士もクレアールで一発合格!」 福本 健吾さん

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なぜ司法書士資格を目指したか

一生雇われて人生を終わらすのは嫌だ!!昔から独立志向は強く、いつかは起業しようと常々思っていました。私が司法書士を目指したのはこのような思いからでした。もともと私は薬剤師の資格を持っているので将来的には薬局経営をしようと思っていましたが、実際薬局で働いてみると、薬局経営には多額の資金が必要なことや近年の調剤薬局の増加による薬局間の競争などの要因があり、薬局経営は難しいことを知りました。そこで、開業するにあたり資金があまりかからず、収入もある程度見込める資格はないか考えていたところ、知り合いから司法書士の話を聞き、興味を持ちました。司法書士試験について調べてみたところ、合格率が3%に満たない難易度の高い試験だと知り、いきなりチャレンジするのは無謀だと思い、とりあえず行政書士試験を受験して様子を見ようと思いました。なんとか一発で行政書士試験に合格できたので、「この勢いで司法書士も一発合格してやる!」と司法書士を目指すことになりました。

予備校選びのポイント

クレアールを選んだ理由は単純で、行政書士試験に一発合格出来たのがクレアールのおかげだったからです。クレアールの教材については行政書士試験の際に非常に分かりやすく、初心者の私でも簡単に理解できる内容だったので、「これなら司法書士試験も安心して任せられる」と思い、即決しました。

クレアールの良かった点

合格レベルに達するために必要な道具がすべて揃っていたところです。行政書士試験の際もそうでしたが、クレアールの教材以外は全く使用しなくても十分戦えるだけの道具を揃えてくれるので、安心して勉強できました。特に素晴らしいと思ったのは過去問題集です。系統別に分けてあるので、理解を深める勉強に非常に役立ちました。

具体的な学習方法

〜 基本学習期〜お試し受験

私がクレアールに受講を申し込んだのは11月下旬で、教材が届いたのが12月上旬でした。あまりの教材の量の多さと、行政書士試験後で少し休みたいという気持ちとが交錯してなかなかやる気が起きず、結局勉強し始めたのは正月明けからでした。最初はどのくらいのペースで進めていいのかも分からず、行政書士試験受験時のような感覚で、とりあえず中1日で講義を受講し、復習することをノルマとして始めました。具体的には前半と後半を2日に分けて復習しながらこなしていきました。このように非常にスローペースで進めていたので、主要な科目の学習が終わったのはお試し受験直前でした。ここまでに使用した教材は講義とテキスト、『択一六法』だけで、過去問には一切手を触れていない状況でした。

〜 お試し受験〜応用期〜直前期

お試し受験を受けてみて、気付いたことは応用力が全く付いていないことでした。お試し受験までになんとか主要な科目の学習を終わらせることができたので、ある程度は分かるものだと思っていましたが、実際は全く手も足も出ませんでした。特に午後の科目(この頃、マイナー科目はまだやってなかった)で不動産登記法、商業登記法は何を聞かれているのかさえ分からない問題ばかりで、叩きのめされたような気持ちでした。原因は明らかで、問題慣れしていないことでした。ここで勉強方法に大きな失敗があることに気付きました。それは過去問を全くしていなかったことです。知識があやふやな状態で過去問に手を出すことを躊躇っていましたが、それが大きな誤りだったと気付きました。過去問の重要性が分かってからはノルマに過去問を組み込むことにしました。講義に関してはペースは特に変えずに、その分余った時間は過去問に力を入れました。最初の1回目は軽く流して終わらせ、2回目はじっくりと論点ごとに箇条書きで書き出しながら行い、3回、4回と知識を確かめながら回数をこなしていきました。また10月頃から書式の学習を始めたので、勉強時間の見直しをしました。今までは仕事が終わり帰宅後にすべて行っていましたが、このままでは睡眠時間を削ることになるので、2時間ほど早起きをして書式練習も1日のノルマに組み込みました。この頃から1月くらいまでの1日のノルマは過去問1年分、『合格書式マニュアル対応問題集』(不登法5〜6問、商登法約10ページ)、講義とその見直しといった感じです。書式練習のノルマ設定は択一の過去問が平成元年から20年まで20日分あるので、それに合わせ20日で1周する計算で設定しました。年明けぐらいになると過去問題集や『合格書式マニュアル対応問題集』にもすっかり慣れていたので、処理速度も格段に上がっていました。そこで1月以降は今までのノルマ分に加え、『連件式合格書式マニュアル(『記述式ハイパートレーニング/不動産登記』に改称)』(1日2〜3問)や『一括式合格書式マニュアル(『記述式ハイパートレーニング/商業登記』に改称)』(1日1〜2問)、択一解法マスターの見直し(1日1回分)、書式解法マスターの見直し(1日不登法1問、商登法1問)、『実力完成総合答練』・『公開模試』の見直し(1日午前の部及び午後の部)などを段階的に追加していきました。5月くらいにはこれらすべてを1日のノルマとしていたので、朝は4時に起き3〜4時間ほど勉強してから出勤し、昼休みに1時間(私の会社は昼休みが1時間半あります。)、帰宅後に3〜4時間程勉強するのが日課でした。

〜 直前期〜本試験当日

先述したとおり、4〜5月頃からは問題集や答練などすべてをノルマに組み込んでいたので直前期から本試験までは特別変わったことはせず、ペースを落とさずに淡々と同じ作業を繰り返しました。

学習のポイント、心構え

まず心構えとして、「必ず合格する」という気持ちで勉強する事です。確かに司法書士試験は合格率が3%に満たない難関試験と言われていますが、落ちてもしょうがないという気持ちを持っていると勉強に甘えが生まれ、なかなか合格できないと思います。私が試験勉強をしていた時は「必ず一発合格してやる」という気持ちと「こんな勉強はもう二度としたくない」という気持ちでいっぱいでした。強い思いは行動に反映され、その行動が好い結果につながると思いますので、「合格する」という強い気持ちを持って臨むのが良いと思います。次に学習におけるポイントですが、学習における最大のポイントはやはり過去問だと思います。過去問には大きく分けて2つの役割があると思っています。まず一つ目は学力の基本骨格を作ること。クレアールの過去問題集は大変素晴らしい編集になっており、系統別かつ年代別に並んでいます。実際過去問題集を見れば分かりますが、大半の問題が複数回にわたり同様の形式で問われています。よって過去問を繰り返し解くことによって頻出の問題、つまり司法書士試験における骨格となる論点に慣れることができます。過去の合格者の方も同じことを言っていましたが、過去問を完璧に解くことができるようになれば本試験でも7割位は解けると思います。二つ目の役割は知識の定着です。司法書士試験は試験範囲が膨大で、暗記事項も多々あるため多くの人が挫折をするのだと思います。しかし長い勉強期間の中で新しく知識を頭に入れる時間はごくわずかで、知識の定着にかける時間がほとんどなのです。先述したとおり、クレアールの過去問題集は系統順に問題が綴られているため、同系統の問題を続けて解くことになり、知識が定着しやすい作りになっています。過去問を繰り返し解くことによって確実に知識を定着させることができます。以上のように過去問には非常に重要な意味があり、「合格への最大の近道は過去問を何度も何度も繰り返し解くこと」だと思います。私も前年の8月から始め、10数回は繰り返しました。

次のポイントは勉強のスケジュールを組む時に無理をしないこと。無理をして過密なスケジュールを立てると身体的にも精神的にも悪影響を及ぼすので、無理せずにこなせるスケジュールを組むことが大切だと思います。最初のうちは不安になるかもしれませんが、次第に慣れてくると処理速度が上がり、同じ時間で最初の倍以上の勉強ができるようになります。最後に(本当はもっとありますがキリがないので止めておきます)勉強を時間で区切るのではなく、ノルマで区切ることです。勉強の単位を時間で区切ってしまうと、大して集中せずにだらだらと時間を費やしても勉強した気になってしまうからです。ノルマ制にすることで勉強にメリハリが付き、早く勉強を終わらせるために集中します。また勉強効率を考えるようになるので処理速度が上がり、短時間で多くのことができるようになります。私は他の合格者の方々に比べ、トータルの勉強時間は格段に少ないと思いますが、応用期から試験当日までにこなしてきた1日当たりの勉強の内容は非常に濃いと自信を持っています。仕事もしていたので時間を大切に使う必要があり、常に効率よく勉強せざるを得なかったため、処理速度が上がったのだと思います。

仕事と試験勉強の両立

仕事をしていると、試験勉強のための時間が充分に取れず不利だと思っている方が多いと思いますが、私の意見は全くの逆です。私は仕事をしているからこそ限られた時間のなかで効率よく勉強できたと思っています。そしてむしろ、試験勉強を多くこなしていたのは平日の方だと思います。実際の勉強時間ではやはり休日の方が多くしていますが、ノルマの量は変えてはいないので平日の方が上手に時間を使っていたのだと思います。何故休日のノルマの量を変えなかったかというと、単純に休みたかったからです。平日にこなしている量なら勤務時間の分だけ休めると思いましたが、意志が弱い私は頻繁に休憩を入れながらダラダラしてしまいましたので、結局はほぼ1日がかりということも多かったと記憶しています。このように今考えると、仕事をしていたおかげで勉強効率を常に考えながら処理速度を上げ、かつ集中して勉強に取り組めたのだと思っています。仕事をしている方は時間的には確かに不利になるかも知れませんが、仕事と試験勉強の両立が上手にできれば逆に集中力を高めることも出来るし、効率よく勉強できると思います。大切なのは勉強できないのを時間が足りないせいにするのではなく、いかに時間を作り、効率よく勉強できるのかを考えることだと思います。

これから受験される方々へ

出来る人と出来ない人の違いはどこにあるのでしょうか?誰か忘れましたが、昔の偉人が言っていたことで、「出来ない奴はなんで出来なかったのか言い訳を考えるが、出来る奴はどうやったら出来るのかその方法を考える」という言葉があります。司法書士試験は長丁場な上、範囲も膨大でかつ、上位約2.8%程度しか合格できない難関試験ですが、クレアールには充分に戦える武器が揃っているので、あとはどのように上手くその武器を使用するかにかかっています。大切なのは合格するという強い気持ちと挫けない心と最後まで継続できる勉強方法を考えることだと思います。
最後になりますが、素晴らしい教材を提供してくださったクレアール司法書士講座の講師の方々に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

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