Ｔ.Ｙさん
なぜ司法書士を目指したか
今まで、行政書士試験、社会保険労務士試験に合格してきました。次の目標として、定年後の再就職、独立の可能性の一つとして、司法書士試験合格を目指しました。
挑戦結果
1年目、基準点に届かず。2年目、午後の部の択一式が基準点に届かず。3年目、すべて基準点を突破したものも合格点に足りず。4年目、定年１年前に合格することができました。
なぜクレアールを選んだか
受講料が他社より圧倒的に安いことです。次年度用の安心保証プランがさらにリーズナブル。早期の期間限定割引、やる気コメント割引、リベンジ宣言割引、中級コース以上はＷｅｂ特待生試験割引もあります。さらに、合格お祝い金制度、安心保証プラン返金制度または次年度目標のコースを申込みしたが今年度の試験で合格が判明した場合の合格返金制度があります。順位がわかる答練の解答提出者数×受講料を計算した金額で講師の方々とスタッフの方々の給料は大丈夫だろうかと心配になるくらいです。しかも、後述するように、安かろう、悪かろうではないことを実感しています。
クレアールで学習してよかった点
- 教材類はすべてのPDFをダウンロードできます。教材はPDFを持ち歩けるため、出先での学習が容易になります。隙間時間の有効利用には必須です。
- 講義動画がＷｅｂで配信されます。やはり、目と耳からのインプットは、文字を読むだけとは知識の定着化の効果が格段に違います。加えて、文字になっていない補足情報を多く聞くことができ、理解が増します。
- クレアール独自の択一六法。条文に対して解説、先例、判例、過去問、他の条文との横断的な表などがまとめられていて重宝します。
- 基本事項総チェック講義。基本論点がコンパクトにまとまっていて、「あれ何だっけ?」と思ったことをすぐ確認することができます。
- 他にも、各種のインプット(講義)や怒涛の答練と模試など、合格に結び付いたものは多数あります。
受講したカリキュラム①
まずは、初学者からできそうな教育訓練給付制度対象の2020･21年目標合格ルート超短期コース安心保証プランを受講しました。
・1年目 初学者向けカリキュラム
基本テキストと講義動画で基本事項からのインプット及び基本4法の択一式過去問題集の解説動画のインプットがメイン。後半は各種答練と模試がメイン。カリキュラム以外は、択一式過去問題集、記述式ハイパートレーニング等の記述式問題を解くアウトプット。受験結果は基準点に届かず。私にはいいウォーミングアップでした。
・2年目 安心保証プランの中上級者向けカリキュラム
択一六法を使った講義動画（択一式合格論点マスター講義）のインプットで、択一六法を読むだけでは記憶に残らないものも結構記憶に残るようになりました。そして、択一式解法マスター答練、書式解法マスター答練の講義動画と問題演習。後半は実力完成総合答練と模試がメイン。カリキュラム以外は、引き続き、択一式過去問題集、記述式ハイパートレーニング等の記述式問題を解くアウトプットをしつつ、択一式過去問題集であやふやなものは基本4法過去問解説講義の動画でチェック。受験結果の正答率は上がってきましたが、午後の部の択一式が基準点に届かず。学習が不十分でした。
受講したカリキュラム②
続いて、2022･23年目標上級パーフェクトコース安心保証プランを受講しました。
・3年目 上級者向けカリキュラム
択一式過去問題集のBランク論点の条文、判例、先例等をまとめた講義動画（択一基準点攻略マスター講義）、過去の記述式で問われた注意すべき論点をまとめた講義動画（書式攻略完成講義）によるインプットがメイン。後半は実力完成総合答練と模試。カリキュラム以外では過去問や過去に受講した答練を回していました。受験結果はすべて基準点を越えるようになりましたが、合格点に届かず。まだ学習が不十分でした。
・4年目 安心保証プランの上級者向けカリキュラム
択一式解法マスター答練・書式解法マスター答練、基本事項総チェック講義がないこと以外は、3年目と同様のカリキュラムです。カリキュラム以外も同様です。繰り返し続けることで合格することができました。 結果、時間の必要な私にとって、4年をかけた学習継続の成長に合った、その時のレベルにぴったりのカリキュラムでした。
受講したカリキュラム③
4年目の筆記試験の合格が確定するまでのつなぎとして、2024･25年目標上級パーフェクトコース安心保証プランを途中まで受講しましたが筆記試験合格とともに終了です。こちらは筆記試験の合格発表前に受け取った教材を返却する必要はなく、支払った受講料は全額返金となります。
答案練習の効果的な活用方法
実力完成総合答練と模試が、本試験4か月前頃から約3か月間、怒涛の如く毎週届きます。時間を作るのは結構大変ですが、過去問とはアプローチの異なる問題、論点の異なる問題、法改正に関する問題にも触れることができ、また、制限時間内に問題を解く訓練ができます。答案用紙を提出した後、採点結果が戻ってきたら、択一式問題について平均正答率が50%以上のものは確実に取れるように復習します。記述式問題は、採点してもらうことにより記述式の解答として記載する表現の違いがどの程度許容されるか参考になります。その後、時間を空けて何回か解いて定着を図ります。この怒涛の答練と模試がなければ合格できなかったと思います。
択一式過去問題集の進め方
過去問を繰り返し解くことはどんな試験でも必須の対策です。私はクレアールの択一式過去問題集のPDFを持ち歩きました。スマホで見るには文字が小さすぎるのでタブレットを購入し、会社の昼休みはほとんど過去問を解いていました。 クレアールの過去問題集は年度別ではなく分野別にまとめられています。当初2年間はこのまま使いました。知識のない初期は似た論点をまとめてやる方が効率はいいです。しかし似た論点が連続していると次の問題が余り考えずに解けてしまうようになります。全科目を１周するには結構な時間を要するため忘れてしまう論点が出てきますし、何周もできません。次の2年間は、年度ごとに本試験と同じように編集したPDFファイルを作って利用しました。
・択一式解法マスター答練
各科目5問～40問の予想問題が20問ずつの冊子になったものです。トイレに常設して、朝のトイレ時間に有効活用しました。
・1000問ノックWEBテスト
実際は1500問ある、過去問題集から抽出した〇×問題です。単元ごとに数問～数十問をまとめて解かねばならず、私にとっては隙間時間の利用には不向きでした。似た論点を連続で解くのも頭が慣れてしまいます。問題と解答解説をCSVファイルにコピペして、スマホの単語帳アプリへ取り込み、ランダム出題で外出先の隙間時間に有効活用しました。
・CROSS STUDY（1000問ノックの後継ツール）
2024年度受験用からはオンラインで〇×問題を解く問題演習ツールであるCROSS STUDYが使えるコースができました。合格確定までのつなぎの受講で使ってみました。過去問題集から抽出した重要肢がたっぷりあります。カテゴリ選択、未解答選択、解答済み選択、誤解答選択、ランダム出題、ワード検索、その他、様々なパターンの組み合わせで学習できます。隙間時間の学習にもってこいです。暗記の苦手な方にはもってこいのアイテムになるかもしれません。私のときも使えたらもっと効率的に学習できたと思います。これからクレアールで受講する方や受講中の方はぜひ有効活用してください。
学習時間
1年目、1,800時間程度。2年目、1,300時間程度。3年目、1,300時間程度。4年目、1,300時間程度。平日は早朝4～5時に起床してからと昼休みで3～4時間。休日は6～10時間程度。晩酌は毎晩欠かしませんでした。それがリフレッシュかつモチベーション維持でした。 試験前の１年間を通してみると、前半はインプット。文字を見るだけの暗記は苦手なので、講義動画で目と耳からインプットがメイン。後半は答練と模試がメインでした。
午後の部の時間配分
私は条文の暗記が苦手です。どちらかといえば記述式の方が点数を取れる方でした。いろいろと解く順番を試しましたが、4年目は結局、問題番号通りの順番で解くことにしました。択一式は60分くらいと言われていますが、私は80分以上かけてじっくり解いて択一式の上乗せ点を確保しました。それから記述式へ移り、複雑そうな論点は他の人もほとんど解けないはずだと考えて、飛ばして一通り解いて基準点を確保し、残った時間で飛ばしたところを解くという方法で上乗せ点を確保しました。
口述試験
筆記試験に合格すれば口述試験はほぼ合格だと噂は聞いていましたが不安だらけでした。筆記試験合格後には、クレアールから口述試験過去問題集の配布、Ｗｅｂ口述模試（私は使いませんでしたが）があります。安心して口述試験に臨めます。といっても、やっぱり本番はドキドキしましたが…。
最後に
現在司法書士試験に挑戦中の方、これから挑戦される方、クレアールの教材もサポートもコストパフォーマンスが高いです。合格のために有効活用してください。あきらめないでください。継続は力なりです。合格点を超えるには点数の積み重ねです。本試験では時間を余らせず、1点でも積み上げられるように、わからないと思った問題でももう一度考えてみてください。そして、是非とも筆記試験合格の喜びと口述試験のドキドキを味わってください。合格あるのみです。
あの時に、司法書士を目指してよかった。クレアールを選んでよかったです。