リベンジ合格戦略

合格に必要な知識を「合格できる能力」へと、知識の質を高め、幅を広げていく為には、何が必要となるでしょうか。それは、基礎知識の確認と発展論点の補充、そして最新情報の補完に加え、解答力を培う為の、基本的知識を使って結論を導き出していく、法律的な「実践力」と「即応力」と「思考力」の養成にあります。クレアールの2024年合格必勝学習モデルでは、これまで皆様が習得されてこられました基礎知識を、合格できる能力へと再構築していくサポートを徹底的に実践させていただきます。基礎知識を徹底的に再強化し、使える知識へと体系的な整理を行い、問われている論点を的確に抽出し、正しい解答へのアプローチの仕方や解法のテクニックを講義等を通じてご案内し、「合格できる能力」を本試験当日に確実に発揮するための講義・答案練習の機会をご提案いたします。

目次

リベンジ合格戦略① 過去の本試験より合格分析

苦手科目は作らずに、正答率50%以上の問題を確実に取れば合格できる!

【令和4年度 試験問題から】
午前の部の場合、正答率50%未満の問題は全35問中1問。合格基準点は27問なので、正答率50%未満の1問を切り捨てても合否には問題ありません。したがって、正答率50%以上の問題を解くための学習に徹することが、合格への近道と言えるのです。また、午前の部及び午後の部の90.0%(70問中63問)が、過去問題を題材にした出題でしたので、これを見れば過去問題の重要性がお分かりいただけます。

令和4年度 司法書士本試験 正答率(択一式)

ボーダーラインは正答率50%以上。過去問対策が重要!

クレアールは、令和4年度本試験をこう捉える!

午前の部

「判例の趣旨に照らし」解答を求める問題数は、35問中20問となり減少傾向にある。改正法に関しては、債権・相続関係の改正関連の問題が8問出題されたが、令和元年の改正会社法からの出題はなかった。商法で過去に出題されたことのない倉庫営業からの出題があったが、憲法・刑法もオーソドックスな論点からの判例の趣旨に照らし解答を求める問題の減少傾向は今年も続き、35問中17問(前年は20問)であった。特に民法の債権法及び親族法並びに会社法の分野では、条文の知識問題の出題が顕著になっており、改正法を含む条文知識の重要性が増している。個数問題の出題はなく、単純正誤問題の1問を除く34問が組合せ問題である。改正法関連では令和元年7月施行の相続関連改正の「配偶者の居住の権利」が丸々1問出題されている。憲法・刑法のみならず商法もオーソドックスな論点からの出題であり、難易度は高くない。令和4年度試験の合格最低点(216.5点)に到達するために、基準点の合計点(191点)に上乗せが必要な得点は25.5点であるので、難易度の高くない午前の部で、なるべく基準点を超える上乗せ得点を獲得したいところである。そのためには、改正法を含む条文の細かな知識を正確に獲得し、ミスをしないことが重要である。

午後の部(択一式)

すべて条文及び先例の知識問題で、かつ組合せ問題である。例年、問題文が長い傾向があったが、今年度は問題文も比較的短く、素直な表現がされていたので解きやすい問題のタイプであった。とはいっても、記述式を解答する時間を確保する必要があるため、短時間で正解を導き出す知識及び技術が必要であるのは例年どおりである。民事訴訟法で細かな論点からの出題もあったが、不動産登記法が例年より素直で解きやすい問題であったため、午後の択一の基準点は、過去9年間で最も高い基準点(75点)であった。

午後の部(記述式)

記述式は、問題文の頁が37頁と昨年の31頁よりも大幅に増加したが、これは商業登記の別紙が9枚から15枚に増えたことが原因である。問題の頁は増えたが、不動産登記の問題文は読みやすく、不動産登記・商業登記ともに解答の記載量は多くなかったので、最後まで解答を書き切ることが必要であった。不動産登記は、相続を中心とする登記で、配偶者居住権の登記が初めて出題されたが、いずれも典型的な書式であり、ミスのない解答が必要であった。他方、商業登記は、株式会社ではない持分会社(合同会社)の登記が出題されたため、ほとんどの受験生にとって、驚きと戸惑いの生じた出題であった。しかし、合同会社の登記については、ほとんどの受験生が正確に解答できていないので、合同会社の登記の正誤は、合否に影響を与えていない。第1欄及び第2欄の株式会社に関する登記の解答でミスをしないことが大切であった。

クレアールメソッドを使って本試験問題を分析

クレアールメソッドを使って本試験問題を分析

令和4年度 午前の部 第14問 正答率51% 正解4

権利質に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。

ア 質権者は、質権の目的となっている金銭債権について、自己の債権額に対応する部分に限り、取り立てることができる。
イ 質権の設定者は、質権の目的となっている債権を取り立てることはできない。
ウ 第三債務者に対する質権の設定の通知又は第三債務者の承諾が確定日付のある証書によってされなければ、質権者は、債権を目的とする質権の設定を当該第三債務者に対抗することができない。
エ 同一の債権について複数の質権を設定することはできない。
オ 質権は、現に発生していない債権を目的とすることができる。

1. ア イ  2. ア ウ  3. イ オ  4. ウ エ  5. エ オ

解説

選択肢 ウ
債権を目的とする質権の対抗要件は、第三債務者に対するものと、第三債務者以外の第三者に対するもので異なることは、基本的知識。第三債務者に対する対抗要件は、確定日付のある証書によってなされることを要しないことは基本的条文知識である。

選択肢 エ
引渡しを必要とする動産質権ですら、同一の物に複数質権が設定できるという民法355条の規定は、基本的条文知識。さらに債権質では設定に証書の交付すら不要なのであるから、同一の債権について複数の質権を設定することができることは容易に想像できなければならない。

リベンジ合格戦略② クレアールは、司法書士試験をこう捉える!

近年の司法書士試験は、条文及び判例の趣旨を問うという「基本的事項」からの出題が多く、加えて過去に出題された分野の問題が非常に多いことがわかります。ひと昔前の難問・奇問は影をひそめ、実務家選抜試験という意味合いが強く反映された試験とも言えます。午前の部の試験科目では、基本的知識の有無をストレートに問う問題が多く、午後の部の試験科目では、会話に対する応答や登記記録の読み取りといった判断力や行うべき登記の申請全体を見渡せる力を必要とする問題が増加しています。こうした傾向が見られる司法書士試験にリベンジを果たそうとする皆さんには、以下のことが最善の対策であると言えます。

Point
1.知識の量や深さを求めず、学習対象を基本的事項に限定する。
2.基本的知識の精度を高め、そこから法律的な推論の展開に耐えられるようにする。
3.苦手科目を作らずに、正答率50%以上の問題については正解できるようにする。

【択一式の“落とし穴”】
正誤の個数を問う問題は、基本的な学習を繰り返し行うことで培った確かな知識の習得がその正否を分け、付け焼き刃の知識の詰め込みを行っただけでは対応しきれません。過去問は解けるようになったが本試験では実力を発揮できないという方は、「理由を付して選択肢の正誤を言える」といった「正確な知識」の確立が必要と言えます。

【記述式の“落とし穴”】
問われている記載事項そのものは誰でも知っている基本的なものですが、前提としている登記の要否や、依頼内容と登記されている事項との矛盾点など、登記申請全体を把握する力がないと、必要な登記申請が欠落することになり、ほとんど得点にならないという現象が発生しています。高い精度の択一知識の確立とひな形の習得を前提とした、展開力、構成力を高めるような「答案作成への取り組み方」が必要と言えます。

非常識合格法

合格に必要な範囲に学習対象を絞り込み、実践力・即応力・思考力の強化に、学習時間を傾斜配分。

合格するには満点を取る必要はありません。クレアールの非常識合格法では、学習対象を全科目とも過去の出題実績論点と実務における重要性などを加味して抽出した基本的事項に絞る事で、苦手科目を作ることなく、その基本的事項の精度を高め、実践力を養います。

「中上級講義」のポイント

クレアールの「中上級講義」で、異なるアプローチから再スタート!

全科目について一通りの学習経験がありながら、今一歩、得点が伸びない受験生が、異なるアプローチから学習をすることによって、ぐんぐん得点が上昇し、合格するというサクセスストーリーを何度も目撃しています。合格体験記で言えば、「基本に戻ったことが合格に繋がった」とか、「やはり条文が大切だった」などのコメントです。

クレアールの中上級コースに含まれる「択一式合格論点マスター講義」は、受験生にとって手が廻らない「条文」を中心とし、「条文」から知識を整理する手法をとります。「条文」を中心とした基本的事項の知識の再整理を行い理解・定着を図り「迷わず正解」を目指します。

一方、体系的なテキストも学習したし、条文にも過去問にも目を通しているのに択一の合格基準点前後から得点を上積みできない方には、一つ一つの論点を少し掘り下げて学習することが有用です。司法書士試験で問われている事項の内容は、根っこでは繋がっているものです。一つの理解が深まることで、霧が晴れるように全体の理解が繋がることがあります。
クレアールの上級コースに含まれる「択一基準点攻略マスター講義」は、そのような論点を一問一答の問題を活用しながら整理する講座です。テキストも条文も過去問も一通り学習した受験生が、この論点を繋ぐ学習でアプローチすれば、基本的知識の精度を高め、「推論が成り立つ」または「推論は成り立ち得ない」と言い切れるように、正確な知識習得が実現できます。2024年司法書士試験の合格は、クレアールの中上級コースで勝ち取りましょう。

リベンジ合格のための、4つのポイント

  1. 今までの自分の勉強方法が網羅的(※1)になっていないか見直す。
  2. 学習範囲を出題可能性の高い事項に限定して、その部分を徹底的に勉強する。基本事項確立主義を徹底する。
  3. 基本的知識の精度を高め、「推論が成り立つ」または「推論は成り立ち得ない」と言い切れるように、正確な知識習得の追及を目指す。
  4. 苦手科目を作らずに正答率50%以上の問題について「迷わずに正解できた」を目指す。

(※1) 網羅的勉強とは、例えば、ある論点に対応するために、基本的な知識から演繹による推論をせずに知識だけを使って解答を出そうとし、細かな知識をそのまま頭に入れようとする勉強など、いたずらに知識の量や広さを求める勉強をいいます。

リベンジ合格戦略③ リベンジ合格に必要なこと

単元別講義

クレアールの映像講義は、1回につき1単元の「単元別講義」で実施。

クレアールの映像講義は1回につき1単元の「単元別講義」で行われています。単元の内容に合わせて1ユニット30分程度で完結するコンパクトな講義ですから、まとまった時間が取りにくい方でも、スキマ時間を活用して学習でき、すぐに復習に取り掛かることができるようになります。これにより、「講義で論点の内容を理解」→「理解した内容の復習」というサイクルが短い間隔で行われることで、”高速高回転学習”の実現を図ることができるようになります。また、講義時間が短いことにより、集中力が維持しやすくなることも、学習効果の向上におけるメリットとなります。さらに、単元別に過去問・条文解釈・関連判例・関連先例まで示しているので、なすべき作業が明確になり、よりムダなくきめ細かい学習が可能になっています。

単元別講義 3つのポイント

【POINT.1】
単元時間にこだわりました!
講義は1ユニット30分程度。論点ごとに細かく知識を整理できるので、1日の学習計画が立てやすく、合格に必要な知識の整理が容易になります。

【POINT.2】
単元内容の区切りにこだわりました!
単元は重要度・出題頻度に合わせた区切りとなっています。苦手な箇所をピンポイントでマスターできるので、余計な時間をかけずに苦手箇所を
繰り返し学習できます。

【POINT.3】
単元は合格に必要な過去問題・条文・判例・先例と完全リンク!
「インプット」と「アウトプット」が単元ごとに整理されているだけでなく、関連する条文・判例・先例まで一目瞭然なので、論点ごとに解答力=本試験
で使える知識を養う事ができます。

木下 智義 さん

【合格者VOICE】
単元が論点別に細かく分けてあったので、復習する際には講義を探しやすく便利でした。

解法マスター

問題を解く際の思考ルートを伝授。
択一式対策では「予想問題」を通じて、基本分野で学習した論点を復習し、解法の基本的な手法を身につけて、合格に直結する正確な知識習得を実現します。
また、記述式対策では講義で学習した記述式特有論点とひな形を定着させることにより、「予想問題」を通じて記述式答案作成手法を習得することを目指します。

解法マスター 4つのポイント

【POINT.1】
受験生の誰もが経験する「問題が解けない悩み」を解消!
【POINT.2】
10の慣れより1の解き方。「量」より「質」を重視した解法テクニックの習得!
【POINT.3】
1000の不正確な知識より100の正確な知識を付け、ここから「実践力」「即応力」「思考力」を養成し、
合格力を付ける!

解法マスタープログラム

択一対策

択一式解法マスター答練

司法書士試験の択一式試験は、すべての問題の肢の正誤を判断しなければ合格できないというわけではありません。「択一式解法マスター答練」の問題は、すでに基本講義で学習した論点の中から、代表的なものをピックアップしたオリジナル問題で構成されています。まず問題を解く前に「解法マスター講義」で問題を解くうえでの重要ポイントをレクチャーしていきますので、解法の基本的な手法が身につきます。その上で、定められた制限時間内(1時間)で、科目別に編成された5肢択一問題(20問)を実際に解答し、知識の正確性の確認を行います。

書式対策

書式解法マスター答練

基本講義で学習した知識や書式の基本的ひな形であっても、実際に出題される問題にどのような手法であてはめて答案を作成するか戸惑ってしまうケースが多いのが実状です。そこでまず出題された問題を解くうえでの重要ポイントや注意事項を「解法マスター講義」で押さえた上で、不動産登記・商業登記の本試験レベルの記述式問題を各回で2問ずつ解くことにより、本試験形式の記述式問題に慣れ、記述式特有の解法の仕方をマスターしていきます。

解法マスター講義は、問題を解いた後に基本事項をチェックする使い方もできます

令和4年度 的中結果&合格者VOICE

令和4年度 司法書士試験 午前の部 [第23問]クレアール令和4年全国公開模擬試験 午前の部 [23問]
被相続人の配偶者の居住の権利に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。

ア 被相続人が相続開始の時に居住建物を配偶者以外の者と共有していた場合には、被相続人の共有持分についてのみ、配偶者居住権を成立させることができる。

イ 配偶者居住権は、居住建物の所有者の承諾を得た場合であっても、譲渡することができない。

ウ 配偶者短期居住権は、これを登記することにより、居住建物について物権を取得した者その他の第三者に対抗することができる。

エ 配偶者居住権の設定された建物の全部が滅失して使用及び収益をすることができなくなった場合には、配偶者居住権は消滅する。

オ 遺産の分割の請求を受けた家庭裁判所は、配偶者が家庭裁判所に対して配偶者居住権の取得を希望する旨を申し出た場合であっても、他の共同相続人全員が反対の意思を表示したときは、配偶者が配偶者居住権を取得する旨を定めることができない。

1. ア イ  2. ア ウ  3. イ エ  4. ウ オ  5. エ オ
配偶者居住権に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。

ア 被相続人の配偶者は、被相続人が相続開始時に居住建物を配偶者以外の者と共有していた場合は、相続開始時に当該建物に居住しており、遺産分割協議によって配偶者居住権を取得するものとされたときであっても、配偶者居住権を取得することはできない。

イ 配偶者居住権を取得した配偶者は、従前の用法に従い、善良な管理者の注意をもって居住建物の使用及び収益をしなければならない。

ウ 配偶者居住権を取得した配偶者は、居住建物の所有者の承諾を得なければ、居住建物の改築や増築をしたり、第三者に配偶者居住権を譲渡したりすることができない。

エ 配偶者短期居住権は、登記することができ、居住建物の所有者はこの権利を取得した配偶者に対して、配偶者短期居住権の設定の登記を備えさせる義務を負う。

オ 配偶者居住権を取得した配偶者が、居住建物について共有持分を有している場合は、配偶者居住権が消滅したときであっても、居住建物の所有者は、当該配偶者に対し、配偶者居住権が消滅したことを理由として、居住建物の返還を求めることができない。

1. ア ウ  2. ア オ  3. イ エ  4. イ オ  5. ウ エ
令和4年度 司法書士試験 午後の部
[第22問]
【的中】クレアール 全国公開模擬試験
第6回[午後の部 第23問]
地役権の登記に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。

ア Aが所有権の登記名義人である甲土地を要役地とし、Bが所有権の登記名義人である乙土地及びCが所有権の登記名義人である丙土地を承役地とする地役権の設定の登記の申請は、一の申請情報によってすることができる。

イ Aが所有権の登記名義人である甲土地を承役地とし、Bが所有権の登記名義人である乙土地を要役地とする通行地役権の設定の登記がされた後、甲土地を承役地とし、Cが所有権の登記名義人である丙土地を要役地とする通行地役権の設定の登記の申請は、することができる。

ウ Aが所有権の登記名義人である甲土地を承役地とし、所有権の登記はないがBを表題部所有者とする表題登記のある乙土地を要役地とする地役権の設定の登記の申請は、することができない。

エ 地役権の設定の範囲を承役地の一部から全部に変更する登記の登録免許税の額は、承役地である土地1筆につき1500円である。

オ 甲土地を要役地とする地役権の設定の登記がされた後、甲土地について抵当権の設定の登記がされている場合において、当該地役権の登記の抹消を申請するときは、当該抵当権の登記名義人の承諾を証する当該抵当権の登記名義人が作成した情報又は当該抵当権の登記名義人に対抗することができる裁判があったことを証する情報を提供しなければならない。

1. ア ウ  2. ア エ  3. イ エ  4. イ オ  5. ウ オ
地役権の登記に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。

ア Aが所有する甲土地を要役地とし、Bが所有する乙土地及びCが所有する丙土地を承役地として、設定の目的を同じくする地役権の設定契約を締結した場合、乙土地及び丙土地に対する地役権の設定の登記を一の申請情報によって申請することができる。

イ 地上権の登記名義人を登記権利者として地役権の設定の登記を申請することができるが、賃借権の登記名義人を登記権利者として地役権の設定の登記を申請することはできない。

ウ 農地である土地を承役地として、電気事業者が空中に電線路を敷設するための地役権の設定の登記を申請する場合、申請情報と併せて、農地法所定の許可を証する情報を提供することを要しない。

エ 承役地の一部を目的として地役権の設定の登記がされた後、当事者の変更契約によって当該地役権の範囲を変更した場合、変更の内容が地役権の範囲を縮小するものであるときは、その変更の登記を申請することができるが、変更の内容が地役権の範囲を拡大するものであるときは、その変更の登記を申請することはできない。

オ 表題登記のみがされた土地を要役地とする地役権の設定契約を締結した場合に、承役地について地役権の設定の登記を申請するときは、前提として、要役地について所有権の保存の登記を申請しなければならない。

1. ア イ  2. ア ウ  3. イ エ  4. ウ オ  5. エ オ

司法書士試験合格者VOICE

わずか0.5点足らずで不合格を経験した私が翌年全国順位第9位の成績で合格するまで

天野 敬人 さん

択一の学習は『択一六法』を繰り返し熟読すること、これのみです。大手の予備校のテキストは条文に加えて判例・先例・過去問に至るまであまりにも多くの情報が掲載されすぎており、繰り返し学習するには非常に非効率だと思います。受験生が苦手とする会社法や民事訴訟法などのボリュームも半端ではありません。『択一六法』はまず条文の掲載があり、そこに加えて関連する判例・先例などがシンプルな形でまとめられており、非常に読みやすい内容になっています。不動産登記法・商業登記法などの手続法も判例・先例などをいくら細かく学習してみたところで、基本法の根本的な知識と理解がなければ。主要な幹を見ずに、枝葉ばかりを学習しているようなものです。この点、『択一六法』はまず基本法、そして関連する規則や先例などがコンパクトにまとめられており、非常に効率的に学習することができました。そして令和4年度の本試験で最高の結果を残す事ができました(午前・午後ともに34問/35問正解)。

「絶対に受かりたい、諦めない」
と思う気持ちが大事

高橋 郁 さん

クレアールの講義は、その論点の結果についてきちんと理由や理屈を説明してくれます。単純に結論だけを覚えようと思っても、なかなか覚えられませんが、理由・理屈がわかれば頭に入りやすいので良かったです。また、理由や理屈を覚えておくと他の論点と繋がったり、応用して考えられるようになるので、ただ暗記するよりも合格が近くなると思います。結果的に口述試験の際にも、これらが役に立ちました。私は、仕事との両立のため、隙間の時間を有効に使わなければなりませんでしたが、移動中も1000問ノックWebテストによる問題演習をしたり、ダウンロードした択一六法を読んだりして勉強を続けることができました。択一六法や書式のひな形集をスマートフォンに入れておき、気になった点はすぐに調べられたことはとても良かったです。

クレアールを選んだ決め手は
安心保証プランと良心的な価格

北山 顕子 さん

講義・教材がタブレット1つで確認できるというところです。学習を始めた頃は紙の本も利用していましたが、タブレットのマルチタスクが使えるようになってからは、答練以外はタブレットで学習を進めていました。講義を再生しつつ、PDFの教材に書き込み、確認したい条文はWEBで同時に確認できるため、大変効率良く進められました。育児をしながらの勉強では、子供を寝かしつけてその横で勉強する、というときにタブレット1つあれば明かりも不要で、すぐ始められるのは大変便利でした。また、各講義の音声データもかなり活用させていただきました。解法マスターや答練などは幼稚園に娘を預けている間に実施し、その解説講義は車で音声を聞きながら迎えに行っていました。

秀逸な教材に情報を一元化、テキスト・択一六法・合格書式マニュアル。

昆 裕之 さん

科目ごとにメインとなる教材を一つ決めて、情報を集約しました。同じテーマに関する情報が複数の資料に分散されていてどの教材をメインとするかが定まっていないと、問題を解く際に思い出すのが難しいからです。私の場合は、民法及び不動産登記法はそれぞれの択一六法に、その他の科目はクレアールのテキストに情報を集約していました。特に、会社法・商業登記法のテキストは、情報を集約するツールとして試験日までずっと使いました。また、記述対策は合格書式マニュアルへ情報を集約しました。メールでの質問にも迅速丁寧に答えていただきました。通信での受験生にとっては、大変ありがたかったです。

択一式の精度を上げて記述式に
時間を充てることが出来たこと

杉本 啓太 さん

クレアールを選んで良かった点は「択一六法」「合格書式マニュアル」「記述式ハイパートレーニング」等の教材の存在です。択一六法はコンパクトに纏められており、網羅性も高く、合格した年の択一対策は殆どこれのみを使っていました。合格書式マニュアルは丁寧な解説付きで他のテキストを見ずとも、これのみでそれぞれのシチュエーションの学習や復習が出来るという効率的なものでした。記述式ハイパートレーニングは本試験レベルの問題を内容としており、少しの判断ミスで大失点につながる絶妙な問題が多く、記述における自身の弱点を洗い出すことと自力を身に付けることに役立ちました。これから合格を目指される方々も一度覚悟をしたなら合格を諦めずひたすら邁進してください。この試験は方向性を間違わなければ決して努力を裏切りません。そしてその方向性を間違わないためにもクレアールを始めとした予備校のプロの講師に師事を受けるべきです。

兼業受験生の強い味方、スキマ時間も有効活用。努力は裏切らない!

吉田 直樹 さん

テキスト、過去問、答練、模試のいずれをとっても無駄を削った、非常にシンプルな構成でした。会社法の条文等、条文のままではなかなか理解する事が難しい箇所については、択一六法の超訳を確認する事で要点を掴む事が容易に出来ました。権利関係をイメージするのが難しいものや情報が複雑に入り組んでいるものについては、講義中にパワーポイントのスライドを使用して丁寧に解説して下さる為、記憶や知識の定着に役立ちました。1000問ノックWebテストはかなり重宝しました。私は兼業受験生で平日はまとまった勉強時間が取りにくい為、通勤時や空き時間に何度も活用していました。本試験当日も直前まで1000問ノックWebテストでウォームアップをしていました。問題のボリュームも丁度良いと思います。

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