勉強しよう! プログラム言語

目次

①プログラム言語

プログラム言語とは、コンピュータを使ってデータをアルゴリズムに従って処理するために必要となるプログラムを書くための言語のことです。また、プログラム言語を用いてアルゴリズムを記述することをプログラミングと呼びます。主なプログラミング言語には以下があります。

用語説明
C言語1972年にAT&Tベル研究所で開発された高い汎用性を持つプログラム言語。どのような手順で処理するかを記述する手続き型言語であり、事前に機械語に翻訳してから処理が行われる方式のため処理速度が速いのが特徴です。
FORTRAN1954年にIBMにて開発された、世界初の高水準言語(特定の機種に依存せず、問題を解決するプログラムを記述する言語)です。数値計算プログラム作成に適した手続き型言語です。
JavaC言語をもとにして作成されたプログラム言語で、何を行いたいかを記述するオブジェクト指向型の開発言語です。環境によらず動作するため汎用性が高く、多くの現場で利用されています。
C++C言語を機能拡張したオブジェクト指向型のプログラミング言語。処理速度が速いというC言語の特徴を引き継いでおり、様々な場面で利用されています。C言語で記述されたプログラムも実行することが可能です。
Python1991年に開発されたプログラム言語。ライブラリと呼ばれる開発に役立つプログラムをまとめたものが豊富で、少ない記述で簡潔にプログラムが書けるように工夫されています。最近では機械学習を用いた開発の際によく利用されています。
JavaScriptプログラムコードを機械語に翻訳せずに実行できる、スクリプト言語と呼ばれるものの1つです。主にブラウザ上で作動し、利用者の操作に合わせて画面を動的に変化させる際に利用されています。Javaと名前が似ていますが、別物です。
R統計計算の処理やグラフ作成に特化したプログラム言語。
Pythonと同様、機械学習の分野でも利用されています。

②コーディング標準やプログラム構造

字下げ(インデンテーション)・ネストの深さ

プログラムの記述を見やすくするために、処理の単位ごとに字下げ(インデンテーション)を行うことがあります。また、1つの処理の中に別の処理が内包されている状態をネストと言い、その最大回数をネストの深さと言います。ネストが深いと字下げを行っても見づらさが残ってしまうことがあります。

命名規則

変数や関数などは、一目見てどのような値を持っているかや、どのような処理をするかが判断できることが望ましいです。そのため、プロジェクトで命名規則を定め、そのルールに則り名称を決定することが多いです。

モジュール分割・メインルーチン・サブルーチン

プログラムを1つの大きなかたまりで記述することもできますが、開発効率や保守性の観点から考えると好ましい方法ではありません。ある基準に則って、プログラムを複数の部品(モジュール)のように分割することをモジュール分割といい、それら複数の部品を組み合わせることによりプログラムを完成させます。このとき、一番初めに呼び出され処理されるモジュールをメインルーチンと言い、メインルーチンから呼び出されるモジュールをサブルーチンと呼びます。

ライブラリ

比較的よく行う処理をまとめて、1つのファイルにしたものをライブラリと呼びます。Pythonなどはライブラリが豊富に存在しています。

API・WebAPI

ソフトウェアの機能の一部を、ソフトウェア外部からでも利用できるよう、データのやり取りに関して定めたルールのことをAPIと言います。特にWebで利用できるものをWebAPIと呼びます。

ローコード・ノーコード

GUIにより可能な限りソースコードを書かずに開発を行うことをローコード開発と言います。まったくソースコードを書かない場合は、ノーコード開発といいます。

まとめ

今回はプログラム言語について解説しました。
クレアールではこのほかにもITパスポートに関するコラムを投稿していますので、併せてご覧ください。

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