受験回数:2回(独学で1回)
受講コース:中上級W受講コース
はじめに
わたしは、行政書士の勉強をするにあたり最初の一年目は市販のテキスト一冊と過去問一冊で大半の勉強をしていました。
特に試験内容の傾向や勉強方法について深く調べたりもせずに、漠然とこんなもので大丈夫だろうと自分を過信していました。
当然そんな甘い認識で合格できるような甘い試験ではなく、このままでは合格できないと気付いたのは試験2か月程前の市販の模擬試験をやった時でした。
なぜそんな甘い認識で勉強をしていたのかというと、以前に他の国家資格をそれほど難なく独学で独自の勉強方法で合格した経験があったからだと思います。
どうしてクレアールを選んだのか
そんな甘い考えで勉強していた1年目の本試験点数は135点でした。
そこで、この難関資格に本気で合格するためには独学では自分のような甘い人間はダメだと思い予備校を探している中で、価格的にわたしでも受講できそうなクレアールと出会いました。
正直価格メインで選んだので講師や教材についてはわたしに選択の余地は無く、運でした。
講師について
そうして出会った講師が竹原先生でした。
受講前に写真で見たイメージは、なんとなくガツガツやりそうな人だと勝手に思っていましたが、いざ講義を見たら、とんでもない
決して上からものを言うわけでもなければ、物腰も柔らかく、語りや声のトーンもとても聞きやすく、失礼ですが少し純度の高い天然な人柄で、一回目の講義を聞き終わり、当たりを引いたと思いました。
その後何度も竹原先生の講義を聴いている中で感じたことを何点か書くと
まず、中上級だからといって、決して「受講生はこの論点は知っているだろう」などということはなく、どの論点も基礎的な部分も含めたうえで初学者に毛が生えた程度の受講生でも難なく理解できるように上手におしえてくれます。
また、テキストや過去問でまだやっていない部分が出てきたりすると先生が「ここは後からやる論点なので、いまはわからなくて大丈夫ですからね」などと、受講生がカリキュラム内容について不安にならないようにも気を配ってくれます。
そして何より、教え方が本当に上手です。
とにかく出やすい論点とそうでない論点の区別ができるようにとてもメリハリをつけてくれます。
おかげで、たくさんの論点に力を入れ過ぎてパンクするようなことなく進めることができました。
また、とにかく物腰が柔らかくて、かつ、この道が長いため、言葉ひとつひとつに安心感があり、加えて天然な部分が可愛くもあり、何時間聴いていても本当にストレスなく続けられます。
それは受講内容とは関係ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしはクレアールのテキストや過去問以上に、前述した竹原先生の存在が、わたしの挫折から合格までの一年をずっと支えてくれていたことを痛いほどわかっているのでこれほど強調しています。
正直、勉強を始めた当初はモチベーションが高い方がほとんどではないかと思うのですが、勉強を続けていくうちに、当然躓いたり、テキストや過去問を開くことすらできないときもあるかと思います。
そんなときでも諦めないで進み続けなければいけない中で、やはり、講師の存在は大きいと思います。
教材内容について
教材については、基本的に講師が作成しているとのことで、たしかに講義とのリンクは良いと思います。
ただわたしが思うのは、教材についてはどこの予備校も本質的な部分はそれほど変わりなく、やはりその内容をどう理解し、どう覚えていくのかだと思います。
ひとつ間違いがないことは、市販のテキストに比べると予備校のテキストは情報の量と深さがやはりしっかりしています。
価格が安いからといって内容が薄いなどは一切なく、合格に必要なことはすべて詰め込まれています。
〇良質な教材達


最後に
結局のところ、どの予備校も合格するために必要な内容は提供してくれると思うので、それを「どのように」理解して覚えていき使えるようにするか、そこに尽きると思います。
その中で、「覚える」ことについては、これは「自分が」繰り返し続けるしかありませんが、
「理解」と「使い方」については、「プロ」の授業と教材が自分の中に入ることで大きく力が伸びていくと思います。
わたしが最後に言えることは熟練の竹原先生とクレアールを信じてやり続けることさえできれば、合格はできます。
時間がないことを理由にしている暇があったら、講義を聴いて目からでも耳からでも入れられるだけ入れ込んで、手も使えるときに過去問とテキストと六法を何度も何度も叩き込んで、とにかくそれをやり続けられた人が勝つと思います。
わたしの勝手な推測ですが、クレアールの低価格設定はおそらく他校との知名度の差からきているのではないかと思っていて、 受講した身からすると特に不満に思うことはありませんでしたし、むしろ、ここまで面倒見てくれるのか、という部分が何点もありました。
見苦しい部分もあったかと思いますが、受講を迷われている方の参考に少しでもなれていたらうれしく思います。
竹原先生本当にありがとうございました。