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2021年合格体験記「信じる者は救われる!」関谷 大樹さん

受験回数:1回

受講コース:中上級W受講コース

目次

はじめに

 私がクレアールのお世話になるのは、これで三度目。三級FP技能士と社労士に続いてのことです。今回は、かなりの無謀な挑戦だったと今でも思っていますが、実は夏まで行政書士のほか、CFP®と一級FP技能士のダブル(トリプル?)チャレンジでした。

行政書士を目指した理由

 社労士の資格を取得したのが、もう3年前のことになります。かれこれ5度目のチャレンジで合格、現在は一応、コンサルタントということで兼業しています(もっとも、ほとんど実績はないですが)。

 仕事の内容が行政に関係が深く、実際、その関係で国の某研修施設にも入所し、半年間の行政関係の勉強などもさせていただきました。その関係で、これからは公務員にも副業が解禁される時代が来るのではないかと考えるようになりました(実際そうなる自信があるわけではないですが)。

 しかしながら、行政に関係しているといっても、実際に行政に携わっているわけでもなく、また、多少の行政の知識や経験があるからといって、その根拠となる法律を熟知しているわけでもありません。

 いずれは社労士の分野でも特定社労士(労働関係のADRを行うことができる社労士の上位資格)を取ろうとも思っており、その資格取得の過程で憲法や民法の知識も必要となることから、この際、思い切って行政書士を目指すことでその知識の習得に充てようと考えたのがきっかけです。

具体的な学習法、科目別学習法

・まずは外枠を埋める

 以上の経緯ではありますが、既に書いたように、私の当初の目標はコンサルとしてFPの知識をコンプリートすることにあり、まずはどちらの分野でも必要となる民法の知識を断片的に補充していくところから始めました。特に相続の分野はまるまる相続法そのものが出るので、CFP用の問題集をひたすら解き、外枠を何となくイメージできる範囲まで仕上げました。不動産に係る民法(いわゆる債権法)や会社法なども断片的ですが出題範囲に入りますので、同様に外枠を埋めるように勉強していきました。

 なお、行政書士の前に取り組んでいたFPの試験対策も、あまり早く始めても忘れてしまうので、3月までくらいはその時点で配信済みの憲法の講義を進めていました。また、憲法、民法、行政法については、関連書籍を読み込み、法律の世界観に慣れることに努めました。書籍を読むというのは記述式の対策にも多少は役に立ったかもしれません。

(参考:「憲法への招待 新版」渋谷秀樹著/岩波新書、「民法[財産法]を学ぶための道案内」遠藤研一郎著/法学書院、「行政法」櫻井敬子・橋本博之共著/弘文堂)。

 こうして6月のCFP🄬、9月の一級FP技能士の試験を終えましたが(もちろん、両方とも合格しました。)、この時点で2ヵ月しか猶予がありませんでしたので、行政書士試験については、正直なところ半分はあきらめの境地でした。現に多肢選択と記述式は、そのための対策というのは特段できなかった状態でした。この点は、同時並行でも多少やっておくべきだったと反省しています。

・インプット⇒アウトプットの繰り返し、テキストの活用

 さて、FP試験の終了まで溜りに溜まった行政書士の講義は、音声データをボイスレコーダにダウンロードして通勤中の電車内で聞くなどして、その後、分野で区切って過去問題集を解くという作業に専念しました。とはいえ、残された時間の関係から一通り一回転やったような感じです。

 重要過去問攻略講義も同じように、本来は、問題を解いてから講義を見るべきなのですが、逆に講義を聞いてから問題を解くということで、「ある程度は自分でも解ける」というプラス思考を持てるように自分をコントロールしました(このやり方は社労士やFPの学習でも同じようにしていました。)。

 ちなみに、「ノート」というのは一切作成しません。試験会場にノートをもっていってもノートには全てを書かれているわけではないので、結局見ることなく無駄になるからです。気になってネットで調べたこと、問題を解いていてわかったことなどは、全てマルチパステキストの余白に書き込みをしました。この作業をすることで周辺ページに書かれていることとビジュアルでイメージ的に紐づけできるうえ、マルチパステキストは絶対に試験会場に持ち込みしていたので、多少荷物が重くなってもいいという方にはオススメです(逆に、直前に送付されるコンプリ―ションテキストは、すべて書いてあるわけではないので自分としては不安であり、一回も使ったことがありません。)。

〇使用したテキスト

・最後の詰め込み作業

 こんな感じでしたので、圧倒的に時間は足りませんでした。実質的に4ヵ月もやってないことになりますから…。なので、模試も問題を取っておいて、直前の確認のために一回流して行いましたが、散々たる出来栄えでした。試験の二日前(この日は有給休暇をとって一日勉強に充てました。)に、法律部門だけで出来が3割。5割必要なのに2割も足りない…。笑うしかなかったです。

 とはいえ、落ち込んでもいられないので、講義の中でもっとも即効性があり、かつ、出題数も多い行政法の分野に狙いを定め、試験前日は行政法のテキストを最初から最後までじっくり読み込みをしました。最終的に行政法の分野では、記述も含めて6割以上を確保しましたので、結果これが良かったのだと思います。記述式で「行政指導」の単語が頭の中にバッと出てきたときには、ちょっと身震いしました。

 たとえ直前まで成績がよくなくても、決してあきらめてはいけないと確信しました。

 余談ですが、私は前出のとおり行政分野に関わる仕事をしているので、行政文書の書き方に慣れており、これがよかったというのもあります。行政書士ならず、法律関係の資格を取得しようとされる方は、わかりやすく書き下しているテキストばかりではなく、法律の条文自体をたまには読んでみるのも基礎力をつけるにはいいと思います。

今試験を振り返って

 とにかく準備時間がない中で受けた試験なので、逆に「落ちてもしょうがない」とかなり楽観的に考えることができ、返って緊張しなかったのがよかったのかもしれません(単なる結果論なので、当然お勧めできません。)。

 また、他の試験を受けてきた自分自身の分析としては、初めの一問目でよくわからない問題が出るとテンパってしまう傾向があり、今回の憲法の一問目は、各予備校の解説を見るとイレギュラーなパターンとの評価ですが、私にとっては経験則で難しい問題ではなかったので、試験通してリラックスできたかなと思います。

クレアールを受講してよかった点

 とにかく時間のない準備の中で、とてもコンパクトに必要な内容がまとまっている教材には本当に助けられました。直前のテキスト読み込み作業で知識の補完ができたのも、クレアールの教材ならではといわざるをえません。

 事前割引の適用でしたが、講義費用も5万円を切っていてこの内容となれば、クレアールでなく他の予備校等で講義を受ける必要は全くないと感じました。

最後に

 とにかく焦りは禁物です。やってきたことは必ず身についているはずです。厳しいことをいうようですが、身についていなければ「やったつもり」になっただけで、やってきてないだけのことです。ですから、自分に厳しく、出来るだけのことをしましょう。

 また、それだけ自分に厳しく接していたのであれば、それは必ず結果に帰ってきます。運悪く体調を崩したり度忘れしてしまったりすることもあるかもしれませんし、その結果、そこでは不合格になってしまうかもしれませんが、やってきたことは必ず実務に生きてきます。

 分野が違いますが、私は社労士に4回落ちました。何度も叩き潰されながらも最終的に合格を勝ち取るまで勉強したことで、苦手だった労働法に精通し、兼業申請の際にはものすごく説得力を持たせることができました。行政書士の知識も今まさにリアルタイムで業務の役に立っています。

 試験とは壁とのぶつかり合いです。その壁を何とか回避しようと、結果的に遠回りしてしまうこともあるかもしれませんが、焦らず、自分を信じて突き進んでいきましょう。諦めなければいつかは勝ちます。それも遠くない未来の話になるはずです。

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