受験回数2回(2020年、2021年)
受講コース:2021.22年度目標中上級W受講2年セーフティコース
はじめに
2021年、2度目の受験で合格を手にすることが出来ましたこと、杉田講師、竹原講師、クレアール行政書士講座事務局スタッフの皆様に感謝と共に厚くお礼申し上げます。
働きながらの受験の厳しさに幾度となく心が折れましたが、なんとか諦めずに最後まで辿り着くことが出来ました。
これも、クレアールの映像学習による時短合格学習スキルを信じ抜き、月並みですが、ただひたすら前を向いて勉強した結果だと確信しております。
微力ながら、私の歩んできた2年間の学習道が、これから行政書士試験合格へとトライするどなたかのお力になれればと存じます。
行政書士を志した理由
時はバブルの全盛期。不動産会社勤務で分譲マンションの販売に携わっていました。
会社から求められていたにもかかわらず、多忙を言い訳に当時の宅建主任者を取得出来ないままだった事をずっと後悔していました。
現職の自営業の将来に不安や不満を抱きながらの日々に辟易していた2018年。資格習得に興味を持っていた妻からの勧めで一念発起、3か月で念願の宅建士を取得。
高卒の自分には資格試験など縁遠いと敬遠していましたが、宅建士合格で自信が付き、こんな自分にも転職のチャンスが残っているかもしれないと思えるようになっていったのです。
そうこうしていた矢先に起きた、2020年コロナによる自営業の売上激減の大ピンチ。
個人事業に関する持続化給付金を始めとするその他給付金、支援金等の補助金申請は思うように簡単に出来ず、苦労して手続きし終えました。
連日のニュースで、私と同様に多くの自営業者が支援補助金の申請に苦労し、手続きの複雑さに申請を諦めていると言った事実を目の当たりにし、
単純ですが、手続きで困っている自営業者の力になりたい思った事が行政書士を志した純粋なきっかけとなりました。
コロナ禍で経済が破綻混乱しなければ、行政書士を目指すなどとは考えなかったと思います。
クレアールを選んだ理由
自己分析を誤り、他社の通信講座内容が自身にマッチしていると勘違いした2020年に受験を失敗。
失意の中、偶然に「非常識合格法」を謳っていたクレアールを見つけました。考案された竹原講師に非常に興味を持ったことを覚えています。
再度受験をチャレンジするのならば、絶対条件は妻の管理する家計に負担を掛けない、掛けられないということでした。
テンション高めの面白可笑しさに引き込まれる講座は止めて、簡素でありながら、真面目に基礎からじっくり腰を据えて取り組むスタイルに転向しようと思い直しました。
54歳からの人生を掛けた再チャレンジ。もう後がないと、決心新たにクレアールに懸けました。
学習方法
不合格だった2020年。
実は、再チャレンジを決意した2021年の5月まで他社の講座を受講していました。
老体の脳味噌は思うようには働いてくれません。
初学時は、なんと1150時間をひたすら暗記に費やしました。
しかし、我流の「記憶学習」だけでは今年も不合格だと焦っていましたが、自分の能力に合う講座を探しあぐねていたのです。
そんな時にクレアールの「中上級W受講2年セーフティコース」を見つけ、藁にもすがる気持ちで受講を決心したのです。
★5月~7月
①基本講義(DVD)テキスト×2回→間違えた過去問題の修正。
②肢別論点マスター講義×3回→引っ掛け問題や条文・判例の認識違いのあぶり出し。
③重要過去問攻略講義×3回→毎年の頻出問題の正解率を上げる。

④重要論点マスター講義×2回→行政法は繰り返し暗記、民法は理解、根拠納得に重点を置く。
★8月~11月本試験まで
⑤科目別パーフェクト答練×2回→①~④の仕上げに最適。
⑥記述マスターテキスト(DVD)×2回→竹原講師開発の超お勧めテキスト。
テキストとDVDを同時に学習。条文・判例、重要ポイントのかみ砕いた説明の理解。

⑦解きまくり総合答練×2回→本試験対策総仕上げ。2020年本試験にて時間配分を見誤り、空欄で終えた答案のリベンジ時間配分強化に役立てる。
⑧公開模擬試験→無料で受験頂けて有難かった。しかし、かなり緊張し惨敗だったので不安になり、他に模擬を受けること4回。場慣れには有効。
⑨総まとめコンプリーションテキスト→本試験対策総仕上げ第二弾。試験当日に持参し確認。

2021年本試験までのトータル学習時間・・・居眠りも含めて、ざっと1050時間。隙間時間を使わずしてこの時間は紡ぎだせないと実感しています。
今年の本試験を振り返り
事前に模擬を5回も受験したおかげで、会場の雰囲気に呑まれることはなく、落ち着いて本試験に臨めたと思います。
しかし、試験問題の解答時間の配分に苦難しました。兎に角、答案を迷っている時間がないのです。
インプットだけでなく、アウトプットも重要と実感。むしろ、試験時間内にアウトプット出来なければ、合格出来ないかもしれません。
記述式3問→8分×3,多肢選択3問→6分×3,一般知識(文章理解)→6分×3,残り51問を制限時間の残り120分で割ると、1問2分20秒程で解答しなければなりませんでした。
記憶を迷っている時間は私にはなかったのです。脳内のアドレナリンを爆発させました。残念ながら、解答を見直すゆとりの時間は持てませんでした。
正直に言うと、1月26日の合格発表を目にするまで、生きた心地がしなかったです。
行政書士としての目標
コロナ禍の「弱きを助けたい」から始まった行政書士への熱い思い。
志は変わらず、個人事業主の許認可取得及び補助支援金申請、外国人在留資格等。
大それたことは望まず、「街の親切な代書屋」で地域貢献してゆきたいと存じます。
最後に
恥ずかしながら、高卒で勉強嫌いの文字アレルギー。その上、引退にはまだ早いが老兵の自分でも、悪あがきも捨てたものじゃないと目標突破出来ました。
これを奇跡と言わずしてなんと言おうか。これからの未来に、地域と共に切磋琢磨する所存であります。
未来のクレアール受講生諸君に栄光あれ!