受験回数:3回
受講コース:2021.22年度目標カレッジスピードマスターセーフティコース
行政書士を志した動機
私は社会人になってから、金融機関で営業一筋20数年間、勤めてきました。その間、ずっとこの仕事を続けていくのだろうかと我に返ることがありました。40代になり、学び直しなら今やらなくては、何か手に職をというような感覚で資格を取ろう、その中で行政書士資格取得を目指そうと決めました。宅建資格は取得しており、民法に馴染みがあるのと、大学は政治学科を卒業したこともあり、なんとなく政治=行政みたいな単純な考えもありました。
クレアールを選んだ理由
以前は別の通信講座を利用していました。その講座はテキストの読みやすさはありましたが、動画講義がクレアールのように充実したものではなく、中々勉強が進みませんでした。今思えば、かなり理解不十分のまま試験を受けました。もちろん不合格。令和2年度の試験は、独学で市販の過去問題集なども使いましたが、結果は惨敗。
考えた結果、これまでの勉強は捨てて、一からやり直そうと決め、改めて通信講座を探しました。
その中からクレアールを選んだのは、
- 第一に受講料が非常にリーズナブル!
- 第二にWebで講義が視聴でき、スマホでスキマ時間の有効活用!
- 第三にマルチパテキストなど教材もWebでダウンロードでき、持ち運び不要!
以上が、主な理由です。
学習方法
講座を申し込んだのは5月初めで、本格的な学習スタートがかなり遅くなりました。もっと早く始めればよかったのですが。全ての科目を学習するのは正直難しいかなと思いました。
そこで試験の約60%を占める行政法と民法は必ずやりきろうと決めました。
方法はいたってシンプルです。まずWeb講義を視聴する。その際、行政法と民法のレジュメは事前にコピーして活用しました。そしてテキストを読み返し、講義でポイントと思ったところをテキストに書き込んだりして知識の習得に努めました。また講義が終われば、該当箇所の過去問を解く。間違えたところや理解があやふやなところをテキストでチェックする。とにかく最後までこの繰り返しでした。
提出課題は全く提出できず、フル活用できなかったことは自分自身、悔やまれますが…。
クレアールで良かった点
杉田先生の講義は、特に民法は図解しながらポイントを説明していただき、理解しやすかったです。また、常に条文の大切さを訴えられて、私も条文はできるだけ目を通すようにしましたが、試験を受けて、その大切さを実感しました。
そしてテキストですが、二色刷りでフルカラーでないから覚えにくいなどの意見もあるようですが、私は全くそう思わなかったです。合格に必要なことが凝縮されていると思いますし、余白に書き込みをしながら自分なりのテキストを作っていけばよいと思います。
↓書き込んだテキスト

試験結果を振り返って
実は、ギリギリのラインの「180点」での合格でした。試験後の自己採点で記述を除く択一・多肢選択で160点。令和3年試験は基礎法学・憲法と行政法が易しかったとの評価ですが、基礎法学・憲法36点中12点しか取れず、しっかり取り組んでおくべきだったと後悔しました。挽回出来たのは、やはり重点学習した行政法と民法です。また、商法・会社法で3問正解できたことも大きかったです。
記述も標準的な問題だったと思います。
行政法は完全でないにしろ、ほぼ書けたと思いましたが、民法の2問は取りあえず書いたといった感じで、1問は全くの論外。
もう1問も条文の言葉が中々思い浮かばなかったですね。基本的な条文知識を問う問題でしたので、改めて条文の大切さを痛感しました。
各予備校の予想では、択一・多肢選択の平均点が高く、記述採点はかなり厳しくなるとの予想だったので、正直、まず不合格だろうと思っていました。試験が終わって12月から憲法の講義視聴を始め、来年は必ず合格を勝ち取ると奮い立たせていました。結果は行政法の記述が20点で、民法の記述は全滅。まさしく薄氷の合格となりました。
今後の目標
行政書士は様々な業務分野があり、また、新しい業務も今後増えていくと思います。士業として生計を立てて行くことは、覚悟をもって取り組まなくてはいけないと考えます。しかし、人生はチャレンジしなくては面白くないと。近い将来、独立開業を目標に研鑽していきたいと思います。
最後に
行政書士試験は簡単な試験だとは全く思いません。
私は運も味方したと思います。
皆様にアドバイスできるようは立場ではないですが、地道に取り組めば合格できる試験だと思います。その学習のツールとして、クレアールの提供する講義、教材をしっかり取り組めば、栄光のゴールへおのずと導いてくれるはずです。これから目指される方は諦めずに粘り通してください。応援しています。
最後になりますが、合格に導いてくださった杉田先生、竹原先生、クレアールのスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。