2021年合格体験記「行政書士試験合格までの道のり」宮崎　彩さん

受験回数：2回

受講コース：中級2年セーフティコース

行政書士を志した動機

初めての受験は、大学2年生の頃でした。大学では法学部に通っており、民法や行政法を勉強していたため、特に行政書士という仕事に興味はありませんでしたが、力試しのような気持ちで受験をしました。行政書士の資格をどのように仕事に活かすのかも理解ができていなかったため、勉強にも身が入らず、不合格でした。

私自身、現在外国人のパートナーと結婚を控えており、配偶者ビザや就労ビザ等、外国人が日本に住むために第一の壁となるビザについて調べる機会が増えました。その時ちょうど、申請取次行政書士という仕事を見つけました。もともと外国の方とかかわるのが好きだったため、この仕事にとても魅力を感じました。大学在学中に受験をした経験も活かし、もう一度チャレンジをしてみようと思い、この度行政書士の資格試験を受けることを目指しました。

クレアールを選んだ理由

初めて受験をした際は、別の通信教育の教材で勉強をしていました。しかし不合格となってしまったため、どこか別の通信教育で学ぼうと思い、クレアールに出会いました。クレアールに魅力を感じたのは、主に以下の点です。

• 動画や音声があり、自分で読んで進めるだけではなく、実際の講義のように学習ができる点
• セーフティーコースでは、１年目で合格できなくてももう一年学習ができる点
• 1年目で合格できた場合、未受講の受講料が返金されること

これらの理由から、クレアールを選びました。

具体的な学習方法

正社員として働きながらの受講だったため、主に勉強時間として確保できるのは多くて1日2時間、平均すると1日1時間程度でした。在宅勤務の日には、朝始業前に1時間ほど、終業後に1時間ほど学習をしておりました。出社勤務の日には、電車の中で音声を聞きながら、タブレットにダウンロードした教材に書き込みをしていくという方法で勉強を進めておりました。

クレアールの受講を始めたのが2021年2月ごろで、2021年8月ごろにはすべての教材を一通り読み終わりました。クレアールを使ってよかったと思ったところは、それぞれのチャプターごとに重要度が分かれていたところです。正直多くの時間を費やすことができなかったため、重要なポイントのみを効率よく学習でき、結果として合格につながったと思っています。9月以降は、ひたすら答練や論点別問題集で問題傾向をつかみ、10月には2度ほど、試験と同じ時間に模試を解きました。3時間という長時間集中力を切らさないためには、あらかじめ同じ時間帯に何度か練習をするといいと思いました。

このように、★が３つあるチャプターでも、講義の中で試験に頻出される事項とそうでないものを教えてもらうことができ、自分で勉強しているだけではどこが大切なのかわからないところも、講義の中ですべて教えてもらえるためすごく効率がよく勉強できました。

判例が問われるところと、条文の規定が問われるところがあります。どちらも勉強できるのが一番ですが、時間や記憶力の関係ですべてはとても覚えきれません。ここの項目は判例が大事、ここの項目は条文の規定が大事など、それぞれの項目ごとに説明があり、試験対策に大切なところに重点を置いた講義になっているので、短時間で必要な情報を多くインプットすることができました。

今年の本受験を振り返って

初めての受験は、大学のキャンパス内での受験でした。教室は狭く、暖房も効いておりとても暑かったのを覚えています。今年も同じだろうと少し薄着をしていきましたが、実際は展示場での受験だったため暖房はあまり効いておらず、少し寒かった印象でした。寒すぎても暑すぎても集中はできません。軽いジャケット等、簡単に調節できる服が必要だったと思いました。

受験中はとにかく焦らず、わかる問題から順に解いていくことを徹底しました。わからない問題があれば、消せる選択肢は消して次の問題を解き、最後まで解き終わった後にもう一度戻って問題を解きました。周りの人がページをめくる音や、記述式の問題をすらすら書いているのを聞いてしまうと、とても不安になります。できるだけ周りの音は気にせずに、自分がやってきたことだけを思い出して試験に臨みました。合格の要因となったのは、どんな問題も最後まであきらめずに解いたことです。わからない問題で、選択肢が2つくらいに絞ることができたとき、以前の私だったらよく考えずに一つを選んでいました。しかし、今回の受験では、残った選択肢をよく読み、矛盾しているところはないか、間違いはないかしっかりと確認をして解くことを意識しました。

当日はとても緊張しました。「いい緊張感だった」とはとても言えないほど、緊張しました。合格した今振り返れば、いい思い出です。受験会場の雰囲気などは正直よく覚えていません。ただ、それだけ試験に集中できていたのだと思います。

資格の使い道

今はまだ、行政書士の資格を活かせる仕事に就くことができていません。しかし、この資格を武器に、行政書士を目指すきっかけとなった「外国人のビザ申請のサポート」ができる仕事に一日でも早く就ければと思っています。これからも勉強を続けていかなければいけない日々になりますが、せっかく取得した資格を無駄にしないよう、行政書士として仕事をしていければと思います。

最後に

クレアールを受講して本当に良かったと思います。一年前の私は、まさか一年目で合格するとは思っていませんでした。各講座も長くて40分程度で見やすく、重要なポイントを最後に振り返って終わる構成になっていたため、一人で勉強をするよりも格段に効率がいいと思います。周りに資格勉強をしたいという人がいたら、クレアールの講座を受講することを強くお勧めします。ありがとうございました。