受講コース:中上級W受講2年セーフティコース
はじめに
初回の試験は、独学で準備期間は半年超、直前2ヶ月程は身内の病気云々で殆ど勉強ができず、お試し受験のような形になってしまいました。当然落ちたのですが、想定以上の得点の低さに驚きました。余りに想定外だったため特にショックを受けることも無く気持ちを切り替え、次回受験は50歳、人生最後の試験勉強にすると本気で挑む覚悟は直ぐに固まりました。
行政書士を志した動機
私にとって資格取得は趣味のようなものですが、いよいよ50歳、資格取得の集大成、最後の資格取得に相応しいと思ったからです。また本業に余裕があり、副業として開業することも可能なのではと考えました。
クレアールを選んだ理由
今までの資格試験で落ちたことは一度も無く、宅建を独学半年で取った事もあり行政書士試験を甘く見ていたのは否めません。これはスタートが肝心と試験後すぐ通信講座を探し、クレアールを選びました。一番は「価格」だったことは否めません。念のための「2年コース」はよりお得で、万が一の場合の安心感もあります。
具体的な学習法
学習初期
前回の反省として、不測の事態があることを想定し、試験2ヶ月前までに試験で戦えることを目標にしました。早いスタートが必要になるので、試験後直ぐにクレアールの講座に申し込み勉強開始です。これも前回の反省点ですが、行政書士試験は範囲が広く、宅建のように「戦略通りにやれば合格する」が通用しない場合があると感じていましたので、兎に角問題の数をこなすことを目標としました。幸いクレアールの講座は早めに民法の問題演習に取り掛かれるので、本講座が始まるまでに3周ほど繰り返しました、身につけにくい民法学習の大きなアドバンテージになったと思います。
本講座
動画とマルチパステキストでの勉強になります。動画での講義の強みは体系的学習ができることです、体系的学習をしないと法律の理解度を深めるのは難しいと思います。基本的に私はノートを取らず、マルチパステキストに直接ボールペンでチェックして書き込むスタイルなので、当テキストの文字サイズ、紙質、余白、は本当に適していて助かりました。市販のテキストでは書き込むスペースが無く、このような進め方はできません。比較問題の対象になりやすい部分の図版もわかりやすく、文字ではなく二次元のイメージとして覚えることが可能です。イメージで覚えると文字で覚えるより楽なのでとても有効です。講座を問題演習と並行して行えるので、インプット、アウトプットをシームレスにできるのも強みですね。価格の割にと書くと失礼ですが、講座や問題演習もかなりのボリュームがあり、正直自分で組んだスケジュールをこなすのに精一杯でした。結果的に回り道になる余計な勉強をせずに済んだのでよかったと思っています。
〇書き込みをしたマルチパステキスト
特に有用なコンテンツ
答練の音声データダウンロードができます、これを通勤時往復1時間の車内でひたすら聞きました、正誤問題なので音声だけでも問題なく脳内で答練できます。web問題も時と場所を選ばず行えるので有用でした。このようにスキマ時間を勉強に活かせたのがよかったと思います。
試験当日までに
勉強は一か月ほど早めに仕上げておいたほうが慌てずに済むと思います。過去の不正解問題などのおさらいを中心に、あまり手を広げないほうがよいでしょう。体調管理にも注意です。
今年の本試験を振り返って
50歳という年齢を本当に感じさせてくれました。記憶力として精一杯だったと思います。今回は選択問題でほぼ勝負をつけることができたのが勝因です。記述問題は想像以上に得点が低く、反省点です。
行政書士としての今後
現業はサラリーマンで全く違う業種(医療技術者)なので、今後は勤務先と掛け合って開業し、本業に影響の無い範囲内で副業にする予定です。定年後に備える意味でも、多少の経験を積んでおいたほうが有利と考えています。
これから受験する皆さんに
宅建よりワンランク上の試験だということは覚悟しておいたほうがよいでしょう。自分もそうですが法律初学者の方が多いと思います、「法律的考え方」に対するギャップがネックになる人も多いのではないでしょうか。法律、憲法、行政法、簡単な入門書に眼を通すのも有効だと思います、図書館を活用しましょう。スキマ時間を有効に使ってください。学習のみならず法律に触れる時間の長さが「法律的考え方」の向上に繋がります。そしてとにかく問題数をこなしてください、選択問題は各設問が正誤問題なので、頭の片隅に記憶があればそれで解けるケースも多いはずです。そして勉強が確実に得点に結びつくのは行政法です、最後まで疎かにしないほうがよいでしょう。
自分はプレッシャーで試験前に胃の調子を崩しました、体調管理にも気を配って異常を感じたら早めに対処するべきです。