受験回数:2回(独学1回・クレアール1回)
行政書士を志した動機
行政書士の仕事は多岐にわたるため、専門性を持つことで活躍の場があると思いました。幅広い知識を活用して人の役に立つ事ができ、同時に自己の成長につながる行政書士という仕事に魅力を感じました。
クレアールを選んだ理由
前年に独学で受験をして感じたのは、テキスト内容の理解のためには丁寧な解説講義が必要だということです。
杉田先生のサンプル解説動画を閲覧したところ、とても丁寧でわかりやすかったのが、私がクレアールを選んだ1番の理由です。
また、クレアールの総合的な費用の安さも受講申込みを後押ししました。1年目の本試験受験料をクレアールが負担してくれて、1年目で合格することができれば合格お祝い金と未受講分の受講料返金があります。このため私はあえて、2年セーフティコースを選択しました。不合格になったときは、再度受講申込をする必要がなく、合格できなければ2年目の講座をお得に受講できたことになります。「1年目で合格できればいいな!」というのはモチベーションにつながりました。
具体的な学習方法
●法令科目
憲法・行政法・民法の3科目に重点をおいて学習しました。しかし、商法・会社法はほとんどやりませんでした。この分野を得点源にするのは難しいと感じたからです。
杉田先生も言っておられますが、法令科目は条文の理解が重要です。そのため、六法を十分に活用する必要がありました。丁寧でわかりやすい講義とテキストをもとに、自分の六法をラインや塗りつぶしで汚していきます。六法の汚れ具合が、自分がどのくらい勉強したかわかるバロメーターとなりました。
私にとって、行政書士合格のための三種の神器は「講義」・「テキスト」・「六法」でした。
〇汚していった六法全書とテキスト
●記述式
8月からの「記述マスター講義」は条文学習の総復習となります。7月までに六法をメモで汚しておきたいところです。竹原先生が行政法・民法を逐条解説してくれますので、条文の総復習ができます。曖昧な条文知識は、本試験までにマスターできるよう、さらに六法を読み込み、メモをして、汚していきました。
●一般知識
ビジネスニュース番組を録画しておき、政治・経済・社会・IT関係をざっと見て、情報のアンテナは常に張っていました。政治・経済・社会の過去問や対策は特にしませんでした。
文章理解はパズルを解くのと同じで、少し時間がかかりますが、確実に答えを導き出すことが可能です。パズルゲームだと思い、練習し確実な得点源にします。個人情報保護も条文の理解で確実な得点源となります。
使用した文房具
青と赤の0.38mmと青の1mmのゲルインクボールペン、そして黄色の蛍光ペンを使用しました
0.38mmは書き込み用、1mmは特に重要なキーワード用、蛍光ペンは記述で問われるキーワード・条文の塗り潰しなどに使用しました。何度も問われるキーワード・条文は、視覚的に認識できるようになります。何度も言いますが、六法の汚れ具合が、自分がどのくらい勉強したかわかるバロメーターとなります。
本試験での解答順について
あらかじめシミュレーションをしていた解答順に従って問題を解きました。私の場合は、確実に点をとれる「個人情報保護」でウォーミングアップ、「文章理解」は少し時間をかけてパズルを解き、社会人の常識で「政治・経済・社会」をリラックスしながら解きます。次に「記述式」は条文知識を思い出しながら解きます。
残りの法律科目は問題順通り「基礎法学・憲法」→「行政法」→「民法」→「商法・会社法」の順番で解きます。私の場合は、「商法・会社法」はどうせ得点できないのはわかっていましたので、最後にまわす戦略で正解だったと思います。
クレアールを受講して良かった点
クレアールの「非常識合格法」は最低限の学習量で合格まで導くカリキュラムです。私はこの最低限の学習量でもこなしきれませんでしたが合格できました。過去問も肢別も1回~2回しかやっていません。市販の教材に手を出す必要は全くといっていいほどありません、すべて中途半端に終わることでしょう。
私にとっては、講義動画の充実こそがクレアールの魅力だったのは言うまでもありません。
勉強する上で特に大切だと思ったこと
自宅で勉強する上で、集中力の維持と気持ちのリセットのため、部屋をキレイな状態で維持することを心がけました。行政書士の学習素材は少しずつ増えていきます。集中力が続かなかったり、なんだか勉強する気になれないときに部屋を見渡すと、モノが散乱してたりします。「部屋が散らかっていたら、今すぐ掃除」を心がけました。机の上はその時学習する素材と文房具のみを置き、机は最大限広く利用することをおすすめします。
資格の今後の使い道
行政書士試験の合格は出発点に過ぎません。行政書士を業務として成立させるためには、それなりの準備が必要です。自分に足りないもの・強化したい知識等を身につけ、できるだけ早期に行政書士を兼業でスタートしたいと思っています。
最後に
家族の協力なくして受験勉強は成立しません。本試験を無事受けることができたのは、文句も言わず見守ってくれていた家族のおかげです。心から感謝します。