受験回数:1回
受講コース:2021.22年度先行学習型カレッジAセーフティコース
行政書士を志した動機
一緒に働いていた同僚が、コロナ禍の影響によって休職に追い込まれる事態を目の当たりにし、いつ自身の身に降り掛かってもおかしくはないという危機感に対して、不安を抱える日々に終止符を打つために、行政書士資格を取得しようと決意しました。また、以前から起業に憧れを持っていたことや、職場環境が安定を欠いていたことも、大きく私の背中を押しました。
クレアールを選んだ理由
初めに決めた学習ルール
私の学習ルールは大きく分けて2つに分類されます。
1つ目は初めから完璧を目指すことは諦めて、わからなくてもとにかくテキストを先に先に進めることとしました。学習慣れしていない私にとって、わからないのに先に進まなければならないことはとても不安でした。
わからないのは初学者だから当然だと開き直って学習を続けました。
それが私の期待を裏切ることなく2周目に入ったときにはゾッとするほど、頭に入っていなくて、1周目と何も変わっていないのではないかと本当に焦りました。
それでも方針は変えずに先に先に進めて、3周目に入った頃から不思議と少しずつ理解できるようになり、次第に手応えを感じられるようになりました。最終的には本試験までに5周しました。
次にインプットとアウトプットを小刻みに繰り返しやることとしました。
例えば1つの講義を受講したら、まだ記憶の新しい当日のうちに、その単元の問題を解きました。これも1つ目の学習ルールとリンクされているので3周目からは問題の正答率が顕著に上がりました。
クレアールでは様々な用途の講義が用意されているので、その都度問題集もやって、インプットとアウトプットを反復させました。
私は特に1~2周目が特に手応えを感じることができず、モチベーションの維持に苦労しました。
学習の習慣が全く無かった私にとって、法律の難しい問題を正確に読むこともままならない状況でした。ただ上記のシンプルなルール2つに沿って繰り返し学習しました。
よくインターネットで何時間勉強すれば合格できるといった情報がありますが、それはその方の場合であって、これから学習を初める人は鵜呑みになされない方が良いです。
私はスケジュールを作成するときは時間ではなく、どこまで終わらせるかで組んでいました。
そうすることで、逆算で1日にやらなければいけない量が明確になります。
時間ではなく量なので終わったあとは、気分が乗っていれば前倒しで学習することもありましたが、基本的には趣味の時間にしておりました。
資格の今後の使い道
行政書士として独立起業することで資格を活かしていきたいと考えております。
私も学習の合間に、時には学習をサボってモチベーション維持のためと言い訳して、行政書士について様々なことを調べました。
その中でよくインターネットで目にする行政書士は食えない資格というモチベーションを大きく下げる心を折るワードがあります。
行政書士を受験される方は、おそらく誰もが一度は目にしたことがあるかもしれません。
特に私と同様に行政書士として起業をお考えの方は不安に思うでしょう。
私もこの苦しくて辛い学習をする意味はあるのかなと不安に思いました。
最終的に私が行き着いたのは、上述した学習時間と同様、その方にとってはそうであったということです。私にとってはまだわかりませんが、起業して、その答え合わせをすることが今からとても楽しみです。
このなんとも言えないワクワクする期待感は、苦しくて辛い学習を乗り越えて、合格できたからこそだと思います。
これから受験される方は、このような言葉を一切気にせずに、私のように無駄な時間を費やすことや、モチベーションを落とすことの無いようにお気を付けください。本当に無駄です。
仮に失敗するにしても、私はやらないで後悔するくらいなら、やって後悔したほうが断然良いです。
これは試験も同じだと思います。
合格率10%ほどの難関資格に絶対合格する保証なんてどこにもありません。仮に失敗するにしても、私はやらないで後悔するくらいなら、やって後悔したほうが断然良いです。
クレアールを受講して良かった点
これは当然、私を行政書士試験に合格させて頂いたことです。
クレアールは短い時間で多くの単元数があり、反復しやすい設計となっていたと思います。
また他社の通信講座では様々な講師が存在しても、いずれかを選択しなくてはいけないところもあるようですが、クレアールでは杉田先生と竹原先生の両方の講義を受講することができます。(杉田講師がメインの初学者コースでも記述マスター講義で竹原講師の講義が聞けます)
どちらの先生にも本当にお世話になりました。
杉田先生は初学者でも難しい条文や法律用語がわかるように噛み砕いて教えて下さり、行政書士試験対策の基礎を学びました。
上述しましたが杉田先生が、私がクレアールを受講するきっかけを作ってくださいました。
竹原先生は「非常識合格法」を執筆されていることもあってか、行政書士試験対策に特化した応用講義でした。
無駄を省いたメリハリの効いた講義は短期間の合格には必須です。
私が1年で一発合格できた一番の理由は、あの時クレアールを選択したことです。杉田先生、竹原先生、クレアール行政書士講座事務局の皆様、本当にありがとうございました。
家族がいなければ学習を続けることはできなかった
学習をはじめて合格を得るまで、1年ほどでしたが決して楽な道ではありませんでした。
仕事をしながらの学習ということもあり、思うように学習時間を確保できない苛立ちを家族のせいにしてしまうこともありました。
でもこれは大きく間違っており、家族がいるからこそメリハリを付けて学習ができたんだと今は確信しています。
学習時間が思うように取れないのであれば少ない時間で集中して学習し、内容を濃くするなどいくらでも解決方法はあります。そのような中でも、子どもたちに我慢させてしまうことがたくさんありました。私は家族の理解や支えを受けて合格することができました。これは家族一丸となって勝ち取った合格です。みんな本当にありがとう。
最後に
クレアールはたくさんの教材があり、ただそれをこなすだけで良かったので学習スケジュールの管理がしやすかったです。他の教材で必要なのは六法くらいです。数ある教材のなかでも私が一番多く利用したのは、マルチパステキストと過去問題集です。本試験でも多くの問題がこの中から出題されました。これから受講される方はとにかくこの教材を信じて取り組めば、必ず合格することができますよ。