受験回数:1回
受講コース:先行学習型カレッジAコース
行政書士を志した動機
- もともと在留外国人の手助けになる仕事がしたかったこと
- コロナ禍の中で、社会的な惨事があったときに中小企業と行政を結ぶ仕事ができる行政書士の資格に魅力を感じるようになったこと
クレアールを選んだ理由
- 指導に伝統があったこと
約20年前に他の仕業の学習をしたときに、すでに法学系の資格学校として有名で実績を出していたこと
クレアールの司法書士講座を受講していて、テキストが使いやすかったため、行政書士 の講座でも期待できるのではないかと考えました。
- 授業料が安価であったこと
長い受験学習(司法書士で3年)から抜け出したかったため、1回しか受験しないことを決めていたため、あまりお金をかけたくなかったから。
- いろいろなコースを自分の利用方法で選択できたこと
私の場合には、民法や会社法はすでに司法書士試験の学習で知識があったため、なるべく自分にあったコースを選びたかったが、それが可能であった。
- ネットで学習スケジュールがタイトルごとに閲覧できたこと
現在の自分の学習位置を確認できたことは進み具合を確認できる点で大きなモチベーションとなりました。
- Youtubeに配信されていた講義が分かりやすかった
最終的な選択は杉田講師のYouTubeの講義でした。内容がわかりやすく、自分のことばで講義されているので、講義内容のイメージが素直に伝わってきて、これなら大丈夫と安心感を与えてくれました。
具体的な学習方法
- インプット学習
講義を聴いた後、まだ頭の中に講義内容が新鮮なうちにノート(ワード)つくりをしました。その際には、自分なりの表現でわかりやすく、場合によっては表形式にするなど忘れたときのことを考えて工夫しました。
そして、奇数ページには内容のまとめ、偶数ページには左記ページの虫食いとして、ノートがそのまま演習にも使えるようにしました。
【ノート作りのメリット】
- まとめながら、講義内容を整理することができ、同時に頭に定着できる。
- 内容を忘れても自分の言葉で整理されたノートですぐにフィードバックできる。
- ワードなのでいくらでも演習などで目にした知識を追加できた。
- 知識をひとつのノートにまとめてしまえば、あれこれと教材を調べる手間が省ける。
- 受験後でも、思い出の品としてオリジナルな記念品として残る。
ただし、実際はプリントアウトして学習したので、内容が追加されるごとに該当ページをプリントしなければならなかったことには手間がかかりました。また私の場合にはノートをつくってから5か月ほどブランクがあって、再度学習をはじめたのですが、このノートのおかげで短時間の復習だけでブランクを埋めることができたので助かっています。
- アウトプット学習
コースに組み込まれていた過去問演習や単元別演習の他には、プリントアウトしたワードノートの右欄で学習していました。また、他校(3校ほど)の演習講座や模擬試験も利用していましたが、クレアールの基礎講座で学習した内容で十分に対応できるものでした。
- まず1講義が30分ごとなので集中力を欠くことなく受講できた。
- テキストが2色刷りなので、ポイントを容易に抑えることができた。
- 内容が複雑な部分については、講師が電子黒板で丁寧に説明されるのであまり疑問点をつくることなく受講を進められた。
- 憲法や行政法の判例は豊富に掲載されていたので、後の演習や模試で十分活用することができた。
クレアールの基礎講座は、講義に当たりはずれがなくテキストも内容がしっかりしているので、この講座を受講すれば他校の演習講座はもちろん、本試験で落としてはいけない問題についても十分に対応できると考えます。
〇使用していたクレアールのテキスト(当時のもの)
今年の本試験を振り返って
私の場合には、出題数は少ないながら、民法や会社法が得点源でした。過去問でも模試でも あまり時間をかけずにこなしていました。ですから、解く順番としては後ろから、つまり 会社法⇒民法⇒行政法⇒憲法⇒基礎法学、と回答していました。しかし本番ではこれが命 とりとなりました。会社法や民法の難易度が例年に比べても高く、まさに難しい科目から解いてしまったことで、民法の回答を終えた時点で思わず頭をかかえてしましました。
また、一般知識においても、過去問や模試ほど得点を稼ぐことができず、本試験後は不安にかられました。 幸い、民法や会社法でも自分なりには失点は最小限で抑えることができました。
当日のマークミスがなければ、合格発表前に合格が確定していることがわかっていたので少々悔しかったです。
終わりに
本試験はまさに意外性のかたまりです。今年度については民法や会社法の難易度の高さ、一般知識については、情報関連法の出題が1題のみであったことや情報技術関連用語の出題がなかったことです。過去問ではこれらの科目を得点源にしていた自分にとっては、本試験の内容や結果は意外なものとなりました。
こういったことから、苦手科目は決してつくらないよう準備することをおすすめします。 各科目まんべんなく得点できるようにすることが合格の近道であると感じています。