受験回数:1回
受講コース:2021年度目標1.5年パーフェクトセーフティコース
行政書士を志した動機
50代半ばになり、会社を定年退職した後も働くことを考えた時に、仕業に就くことを思い立ち、前から興味を持っていた法律に関する資格である行政書士試験の受験を決めました。
クレアールを選んだ理由
市販のテキストを購入して勉強を始めたものの理解できず、講座を受講することにしました。フルタイム勤務で通勤時間が往復3時間かかっていたので、講義時間が長いものやテキストが厚いものは消化しきれないと思いながら、一方、講義が簡潔なものは内容が理解できないのではないかと思っていました。そして、記憶力も衰えているので、覚えることが最小限で合格実績のある講座を探していたところ、試験に出る範囲に絞って学習するという学習法のクレアールに目が留まり、講義を聞いてみたところ、杉田先生の講義が分かりやすく、低価格だったことから選びました。
結果、1回目で合格することはできましたが、申込当時は1回の受験で合格する自信がなかったので、受講期間が1年間程度で設定されている講座が多い中、セーフティコースがあったのも決め手の一つです。
具体的な学習方法
(2020年9月から12月まで)
テキストをざっと読んでから、杉田先生の講義を聞いて、論点別過去問題集を読むことをしました。杉田先生は学習方法についても言ってくださるので、モチベーションアップにもつながり、飽きることがなく、難しい憲法の判例の内容も分かりやすく説明してくださり、理解が進みました。しかし、この頃は、仕事から帰ってからのみ勉強していたので勉強時間があまり取れなかったうえに、丁寧に学習をしていたら、4か月間で憲法の講義を聞いて過去問集を1回読めただけで、焦りました。
(2021年1月から)
2021年度版の講座が始まり、スケジュールに沿って学習できるよう、勉強方法を見直すことにしました。竹原先生の講義は、試験に出る部分にポイントを絞って解説してくださっており、竹原先生の講義を理解して暗記するということに設定しました。竹原先生の講義は経験者向けなので、講義が配信されるスケジュールに合わせて、まずは、内容の理解はともかく、1回講義を聞き、先生が「ここは重要です」「試験に出ます」と説明している部分について、テキストに印をつけていきました。そして、印をつけた部分から優先して、理解するために該当部分の杉田先生の講義を聞いて、その部分を暗記していきました。
また、通勤時間に過去問集を何度も読みました。データでも見ることができますが、紙ベースが好きなので厚い行政法の過去問集は3冊にばらして持って行っていました(写真参照)。肢別論点マスター講義の資料は、ポイントがまとまっており、これも持ち歩いて、スキマ時間に見て暗記していました。暗記してもすぐ忘れるものだと割り切って、「忘れては覚える」を繰り返しました。
〇過去問題集は分冊して学習していました。
記述式のテキストが送られてきてからは、その学習とともに、憲法、行政法関連、民法の総則部分の条文の素読も始めました。特に、行政手続法と行政不服審査法は、よく似た手続きを対比させながら読んでいました。
(答練と模擬試験の活用)
答練と模擬試験は全て受け、間違った問題は復習をしました。行政法が、受験者の中での順位がとりわけ低かったので、ここから行政法の勉強を厚くしていきました。記述式では自分の解答でどれぐらいの点数がもらえるのかを把握するのに役立ち、択一で最低何点取らなければ合格しないか逆算して、本試験での目標点の目安にしました。最終の模擬試験ではボーダー点を取ることができ、頑張れば今年の試験に合格できるのではないかと励みになりました。
(試験当日)
学習の中で目にした論点が多く出て、心の中で何回もガッツポーズをしていました。一番驚いたのは、模擬試験に出ていたマイナー論点の民法の不在者財産管理人について出ていたことです。クレアールの受講生以外は惑わされる問題だったのではないでしょうか。
(合格)
総得点202点で合格していました。こんなに短期間で合格するとは思っていなかったので、未受講分の返金もしてもらえ、うれしい限りです。
これから勉強を始める方、勉強中の方へ
行政書士の試験はクレアールの教材をこなせば合格できます。勉強していると、もうあきらめようかなと思うことがあると思いますが、決してあきらめることなく、勉強方法を見直し、忘却と戦うことで合格を勝ち取ってください。