鈴木 昭裕さん
受験回数 1回
行政書士を目指した理由
長年会社員として勤めてきて、これから先会社に依存していくことに不安があり、会社に
縛られず独立開業できる行政書士なら人生を変えることができると思い、目指すことにしました。
クレアールを選んだ理由
数ある資格学校の中からクレアールを選んだ理由は、
① 受講費用の安さ
② 講義の1回の時間が短く隙間時間でも勉強しやすい事
③ 杉田先生のサンプル講義を聴いて聴きやすかった
特に講師との相性は大事だと思います。
私は杉田先生の教え方やメリハリのある喋り方が気に入りました。
具体的な学習方法
全体的なカリキュラムの受講計画
①クレアールの講義・答練・模試等を遅れずにペースを守りしっかりとこなしていく事
②答練・模試を受けるときは本番の試験だと思い、それに向けてテキストや過去問を仕上げていく事
③ 講義を聴くのも理解を促進するのに大変重要だと思うので全科目2回は講義を繰り返し聴こう
と、計画を立てました。1回目は1.25倍速で聴き、2回目以降は1.5~1.75倍速で聴きました。
行政法だけは得意分野にしたかったので、3回聴きました。
このくらい意識して講義を聴くと、杉田先生が強調して説明してくれた事項がかなり印象に残り効果的に記憶することができたと思います。
科目毎の学習計画と目標得点の設定
私は絶対に捨て科目は作らずに、試験の傾向に合わせてバランスよく全科目を学習しました。
- 憲法・基礎法学:4~5問
- 行政法:16問
- 民法:7問
- 商法・会社法:3問
- 一般知識: 8問
- 多肢選択:10問
を得点できるように設定し、達成するのに何が必要か常に考え日々の学習を心掛けました。
科目別学習方法
①民法
民法は理解することが一番大事なので、何でそのような法律効果がおきるのか制度趣旨や具体例等を意識しながら学習しました。
民法は過去問の数が少ないですが、テキストをしっかり覚えて答練や模試で演習をこなせば本試験で十分対応可能だと思います。
民法は文字だと分からなくても図にすると簡単に分かることがよくあるので、問題を解くときは前に解いた同じ問題だとしても必ず図を書くようにしていました。
あと改正部分については特に条文の読み込みを徹底して行いました。
②行政法
行政法は民法と並んで最重要科目ですので、毎日必ず学習するようにしていました。
行政法の中でも苦手分野(私は地方自治法)を作らないように、テキストを満遍なく全部暗記するように読み込みや過去問演習を徹底して行いました。
行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法・代執行法は特に重要なので条文読み込みを特に徹底しました。
聴聞と審査請求・主宰者と審理員・住民監査請求と直接請求権などの似た制度を比較しながら覚えると、より覚えやすいと思います。
あと行政法の講義では判例学習をするので、そちらも復習で読み込むことで重要な判例を網羅できると思います。
③憲法・基礎法学
この科目は対応出来ない難問が出るときもある為、テキストで基礎知識を覚え憲法の統治に関しては条文を覚えることに留めておきました。その為過去問も1回しか解きませんでした。
④商法・会社法
この科目も深入りすると危険なので、テキストの基礎知識を覚えるに留めました。
全体がある程度掴めてくると模試でも目標の3問が安定していたので本試験までその状態を維持するようにしました。
商法は1問確実に取りたかったので過去問をやりましたが、会社法はやりませんでした。
⑤一般知識
やはり最後まで不安だったのが、この一般知識でした。
対策としては定石通り文章理解問題と個人情報保護法分野で点を稼ぐことを心掛けました。あとテキストとは別に市販の一般知識対策の時事対策本を1冊購入し、勉強の合間に気分転換に読んでいました。
ただ一般知識は知らなくても現場思考で解けることも多々あるので、諦めずに食らいつくことが大事かなと思います。
⑥記述対策
記述に関しては択一対策の知識をしっかりと理解し、条文を覚えていれば十分対応できると考えていました。
解き方で重要なポイントとしてイメージしていたのは、問題を読み取る際に核となる論点を抑えて、どの条文を適用するかを考えること。そして、それがはっきりと分からなくても部分点をとれるように諦めずに必ず解答を埋めること。そのためには根底となる条文知識を頭に叩き込むことが重要だと思います。本試験でもイメージ通り30点とれたので良かったです。
クレアールで良かった点
講座料金が非常に安く助かりました。
だからといって内容が悪いわけではなく、テキスト・過去問・答練・模試の内容が非常に充実していてボリュームも他に手を出す余裕が無いほど充実しています。
クレアールの教材で合格に十分であり、やり込むほど力がついていると実感できました。
最後に
本試験を終えて振り返り、一番合格に必要なことは最後まで諦めないことだと身に染みて思います。
当日は緊張してしまい、憲法が難しく、駄目かもしれないと泣きそうになりましたが今までやってきたことを最後までやり切ろうと思い直して必死で解答を埋めました。
全部解き終えたときは試験終了5分前でした。見直す時間はありませんでしたが、諦めていたら問題を解き切ることも出来なかったと思います。
なぜ諦めずに出来たのか?
それは、私は自分の人生を変えるために「今とは違う未来を掴みにいくのだ」という強い動機を常に持ち続けていたからだと思います。
この試験を受ける動機は人それぞれですが、自分がどれだけ強く思うかが土壇場で踏ん張れる大きな力になると思います。
クレアールに必要な物は揃っています。あとはあなた次第です。頑張ってください。最後に私が合格することがきたのは、妻の協力がなければ達成できませんでした。
本当にありがとう。