片岡 千陽さん
受験回数:2回
行政書士を受験した理由
若気の至りで大学を中退した私は、三十五歳を過ぎて「大学で法律を学ぼう」と思い立ちました。しかし編入学試験に見事落第。独学でいいから法律を学びたい、しかし目標なしに努力できるほど自分は勤勉ではない・・・ということで行政書士を受験しました。
一年目はなんとなくダラダラやってしまって不合格でしたが、二年目に心を入れ替えたら合格できました。
クレアールを選んだ理由
一人で合格できる自信がなかったため、近所の教育系企業へ行って「行政書士を取りたいけど、安くていいスクールはないですか」と聞いて紹介してもらいました。結果としては、紹介してもらって良かったと感じています。
自分の体験から思う、通信講座のメリットとデメリット
通信講座はなまけられる
通信講座のメリットは、第一に自分の裁量でペース配分ができる自由度の高さで、第二は安さです。しかし第一のメリットは諸刃の剣で、最大のデメリットでもある。自分の裁量で勉強ができるので、なまけることができるのです!一年目の私の受講態度はまさしくこれで、結果として一年を無駄にしてしまいました。受講料の安いクレアールを選んでも、これでは無意味です。
なまけないコツ①質問する
どうすれば、一人でなまけずに学習を続けられるのか?こう考えた私は、二年目からメールでの質問を利用するようにしました。クレアールでは、学習内容に関する質問をメールか郵送で送ると、講師の先生方が丁寧に返信してくださいます。講義動画を観て、私はすっかり竹原先生・杉田先生のファンになっていたので、直々に返信いただけると非常にテンションが上がりました。私は一人暮らしですが、自宅で何度「竹ちゃん!ありがとう!」「杉ちゃん!頑張るよ!」と叫んだか分かりません。
あと、メールで質問を書いているうちに、内容が整理できて理解できたことも何度かあります。
なまけないコツ②休む
働きながら学習するのは、正直なかなかにつらいです。机に向かっても、どうしても内容が頭に入ってこない日もあります。そんな時は、潔くなまけるようにしました。散歩でもして、おいしいものを食べて、ゆっくりお風呂に入って、お酒でも飲んで早く寝る。そうやって思いっきり休んで、翌日から切り替えるようにしました。
なまけないコツ③逆算する
私は意志の弱い人間なので、基本的にはコツコツ勉強できません。しかし二年目は、夏まで①②のコツを実践して、ある程度の知識を蓄積できました。そして夏以降は、「なんとか今年受かりたい」という欲の力で乗り切りました。夏頃になると、広い学習範囲の全体像が見えてきます。試験当日までの残日数を数え、自己採点や模試の結果を見て、「どこをあと何日やれば合格点に達するか」を逆算しました。
マイルールですが、『論点別過去問題集』は〇×なので、「10問中5問正解=実力ゼロ」とカウントし、「10問中8問正解=正答率6割」と考えます。これに達しない科目と、主な得点源である行政法を覚えました。
最後に
受験前日の深夜2時に、一般知識等の直前対策講義を見ていたら、動画の最後で杉田先生が熱いエールを送ってくれました。恥ずかしい話ですが、私は泣きました。翌日は「最後まで諦めないで、試験を楽しんで」という杉田先生の言葉を胸に全力で受験しました。試験が終わった直後、まだ結果も分からないのに感動したことをよく覚えています。
結果としてこの感動と共に合格し、余談ですが大学にも合格しました。
本当に、ありがとうございました。皆さまお世話になりました!