T.Tさん
受験回数:5回(うち、お試し受験1回)
目次
行政書士試験に挑戦したきっかけ
- 十数年前に、財務テクノロジーの一環としてファイナンシャルプランナー(FP)に興味を持ち、ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士2級を取得した。
- 資格取得できた時の達成感がくせになり、以降もいくつかの資格を取得した。
- 2009年から2012年まで独学(タレントがよくコマーシャルしている通信講座)で行政書士試験を受験したが、総得点は150~160点程度で進歩がなかったため、しばらくはあきらめていた。
- 昨年、社労士試験に5回目のチャレンジで合格することができ、勢いに乗って行政書士試験にも再チャレンジする気になった。
クレアールを選んだ理由
- 一昨年、別のweb講座からクレアールに乗り換えて社労士試験に合格したので、行政書士試験でも迷わず選択した。
具体的な学習方法
- 2019年12月から勉強を開始した。最初に、本試験までの学習予定カレンダー(エクセル表)をクレアールのweb講座配信開始日を元に綿密に作成した。行政書士試験は範囲が広いので、学習計画が非常に重要になる。
- そのスケジュールに沿って実際に勉強した内容及び時間を記録した。最終的には、本試験までに総じて500時間あまり勉強していた。こうすることで計画的に勉強を進めることができるし、総勉強時間の把握は自信になり、モチベーションの維持につながった。
- 勉強の方法は、テキストを確認しながら重要論点マスター講義を2回聴講し、基礎的な知識習得に努めた(インプット)。並行して、重要論点、重要過去問、肢別論点、科目別答練を3~5回こなし、とにかく反復することを心掛けた(アウトプット)。
- 記述マスターは回答文をほぼ記憶できるようになるまで反復した。
- 総まとめ講義は試験前に知識の定着を確認するのに役だった。
- 模擬試験はクレアールのものと他校のものを、計2回受験した。結果はボーダーライン程度だったので、そこから1ヶ月あまりの追い込みが重要だったことになる。とにかく反復学習に努め、難問よりも取りこぼしを少なくすることを意識した。その意味では肢別論点マスターが一番効果的な学習だったと思う。
クレアールで良かった点
- 最初にweb講座配信日・資料配付日が公開されているので、学習計画を立てやすい。
- 過去問だけでなく、基礎的なものから難問まで質・量ともに豊富なので、これをしっかりこなすだけでも相当アウトプットの力がアップする。
- 受講料が安い。念のためセーフティコースを受講したが、1年目で合格できたので未受講分返金制度は大いに助かる。また受験料も負担してくれる。さすがに今回合格祝賀会はなかったが、それでも十分である。
- 本試験の結果、総合点は202点だった。記述式は14点としょっぱかったが、それ以外で180点以上あったので、試験結果発表まで枕を高くして眠ることができた。10年前に受験したときより約50点上積みがあったわけで、だったら最初からクレアールにしておけばよかったのだ。
本試験で注意すること
- 問題数が多く、長い文章もあるので、時間が不足しがち。模擬試験でペースを把握しておくのが大事である。
- 解答の順序も考えどころである。最初の憲法は悩ましい問題が多いので、ここで時間を使ってしまうと後半にしわ寄せが来る。また、後になるほど集中力を保つのが難しくなる。そこで私は、まず記述式から着手し、次に一般知識に取り組むようにしていた。もっとも、人それぞれの好みで決めればよいことです。
- 今回はコロナで通常とは違う環境だった。ビッグサイトの広い会場を見回すなどして、平常心を保つように努めた。
なぜ合格に時間がかかってしまったか
今回ようやく5回目で合格できたが、ひとえに勉強の仕方によると思う。テキストを読み、過去問をやるだけでは160点の壁を乗り越えるのは難しかった。やはりクレアールのようなweb講座を利用し、耳からもインプットする方が理解しやすい。
以上、これから受験される方に少しでも参考になれば幸いです。