大岩 義樹さん
受験回数:1回
行政書士を志した理由
私がまず資格試験を受験しようと思った理由は、新型コロナウイルスの影響により将来に不安を感じたことです。
2020年3月下旬、国内の感染者が増え、日本はいつ緊急事態宣言が出てもおかしくないという
状況下にありました。当時私は会社員として働いておりましたが、突然仕事を失う可能性さえ考えていました。
そのような状況で、何か今すぐできる行動をと考え資格取得を目指そうと思いました。
なぜ行政書士を選んだのかについては、
① 過去に少し勉強したことがある法律科目が行政書士の試験科目(憲法、民法、商法・会社法)と重なっていること。
② 試験日まで7カ月あるのでギリギリ何とかなると思ったこと。
③ 独立開業できる資格であるため、仮に失業しても再就職できず困る可能性が低くなること。
④ 行政書士の業務を調べるにつれて広範囲で社会に貢献できる魅力的な仕事であるとわかったこと。
以上がこの試験合格を目指した理由です。
クレアールを選んだ理由
① 全てを網羅せず、非常識合格法による合格ライン突破に絞った内容であるため短期合格できると感じたこと。失業する可能性もあると思っていたので長期戦は想定していませんでした。
② 受講料が安いこと。この先の収入がどうなるか不透明な状況下ではとても重要です。
③ 安いのにインプット講座以外にも過去問講義、答練や模試など合格までの充実したカリキュラムが揃っていること。講座に取り組めば合格に近づくという安心感で勉強に集中できます。
④ また万が一に備え2年目も少しの費用を最初に上乗せすることで再受講できるシステムがあること。1年目で合格した場合、支払った2年目の受講料は返金してもらえます。
⑤ 杉田講師の講義を試聴し、わかりやすく親しみやすいと感じたこと。長期間講義を聞き続けることになるわけですから講師の話し方が合う、合わないはとても重要な判断材料になると思います。
具体的な学習方法・・科目別学習法
クレアールの教材以外で使用・購入したものは六法のみでした。
憲法・基礎法学
憲法の人権分野は判例をメインに理解に努め、統治分野は条文を何度も読み覚えました。
基礎法学はテキストを軽く読んだ程度です。
民法
条文数が1000を超える、半端ない量の民法ですが、行政法に次ぐ出題数のためテキスト・論点別過去問題集で基本事項や判例を押さえました。特に条文知識は必須となるため直前期は六法を持ち歩いて読んでいました。
記述式対策としては、記述マスターテキストを利用しました。
行政法
行政書士試験では出題数が最も多く最重要科目となります。初めての学習だったため1周目の学習を終えた時点では、どの箇所を勉強しているのか混乱することがありましたが、
行政手続法・行政不服審査法・行政訴訟法それぞれを比較しながらテキストで理解し、
論点別過去問題集を反復・継続して行いました。
記述式対策として、民法と同様、記述マスターテキストを利用しました。
商法・会社法
条文数が多く範囲が広い割には出題数が少ない科目のため、まったく手を付けない受験生もいると聞きましたが、出題されることは基本的な内容が多いため、
私はテキストにマーカーを引いたところだけを復習し覚えるようにしました。
一般知識
何が出題されるかほとんど予測できない分野ですが、足切りがあるため対策しないわけにはいきません。毎年3題出題される文章理解は、講義を聞いて絶対に正解できる解法を教わり自分なりに法則を身につけ、模試等でも常に失点しないようになりました。
個人情報保護法関連については条文の確認、その他は政治・経済など興味がある分野を中心にテキストのみで対策をしました。
これから受験される皆様へ
基本講義において、杉田講師は何度も条文の大切さを説いておられました。わかりやすい講義を受けただけで満足していると、試験の点数には直結しません。
元々条文は普段使わないような難しい言葉や独特の言い回しで書かれ、法律初学者が読んでも何について書いてあるのか、どんな場合に適用されるのかわからないものも多くあります。
それを法律初学者にもわかりやすい言葉で説明してもらえるのが講義なのですが、本試験で問われることは条文の表現になります。講義で聴いたわかりやすい表現を、今度はすぐに条文に戻って落し込み、理解しないと本試験で点数が取れないということとなります。特に行政書士試験において民法・行政法は基本講義を受けたらすぐに過去問をやりながら六法で条文をチェックすることをお勧めします。
今年のクレアール受講生の合格を心よりお祈り申し上げます。
終わりに
7カ月の受験勉強の末、何とか一発合格することができました。
諦めず最後まで努力できたのはクレアールの教材と杉田講師の講義のおかげです。
基本(条文)と反復・継続の重要性を実感しました。
今後は学んだことを活かし社会に貢献できるよう更に精進いたします。
本当にありがとうございました。