2022年合格体験記「理解して覚えることのできる講義でした」茂木 智和さん

受験回数:1回

受講コース:2022.23年度カレッジ2年セーフティコース

☑2022年度合格体験記
一発合格
法律初学者
☑参考にすべき学習法

◯行政書士を志した動機

医師として働いているのですが、診察中の患者さんの困りごととして、親権や相続といった、法律的なことが含まれていることがあります。その時に正確な状況を把握できるようになりたかったことと、法律の知識があれば、適切な相談機関を伝えることができるのではないかと感じることがありました。憲法や法律には興味があったのですが、全く勉強はしたことがなかったので、一度体系的に学びたいと考え、法律資格の登竜門である行政書士資格の取得を目指しました。

◯クレアールを選んだ理由

仕事の都合もあり、通学は選択肢にありませんでした。独学での勉強も考えましたが、新しい分野を学ぶにあたり、正しい知識を得るためにも講義は必要と感じ、通信講座の中から選ぶことにしました。どの程度勉強に時間を取れるのかが心配だったこともあり、セーフティコースのあるクレアールを選びました。合格した際には返金もあり、受験料の負担もしていただけるのはありがたいなと思いました。

◯具体的な学習方法

全体像の把握

初学の分野であり、全く未知の資格であったため、最初に届く行政書士講座学習ガイドを読み込みました。薄い冊子ですが、非常にまとまっていて、各科目の勉強プランを立てるのに役立ちました。記述式は「学問上重要なことのみしか出題されない」、多肢選択式の対策は「特別に必要ない」などの格言が有用でした。

学習ガイド(初回発送時に配布)

勉強の進め方

①過去問の確認

まずは過去問を数年分やってみました。全く答えは分かりませんが、どの科目が、どのような分量で、どのように問われているのかを、講座を受ける前に確認しておきました。

②イヤホンで講義を1.5倍速視聴

通勤時や外出時、子供と遊んでいる時などに、講義を1.5倍速でイヤホンから聞き流すことから始めました。ながらなので詳しい理解はできませんが、概要を把握することに重点を置きました。

③講義を1.5倍速で視聴

総講義時間を考えると、画面を見ながら講義を受ける時間は複数回とれないので、杉田先生の理解につながる一言を聞き漏らさないように取り組みました。その一言をメモしておいて、復習に役立てました。事前に概要を把握しているので、理解が早くでき、わからないところに集中できたかなと思います。

④論点別過去問題集を確認

講義範囲の論点別過去問題集を確認して、どのように問われるのか、どの論点が重要なのかを確認する作業をしました。問題を解く時間があれば解きますし、時間がなくても出題傾向だけは把握しておきました。

⑤講義で理解できなかった部分をイヤホンから1.5倍速で視聴

理解できなかった点、重要な論点のみ、講義を再度視聴しました。

基本的には①〜⑤を科目ごとに繰り返しました。

憲法・行政法・民法

まずは憲法、行政法、民法の講義を一通り終わらせることを優先しました。講義を受け、アウトプットは確認テスト、解法マスター講義をやりました。その解説を繰り返しイヤホンで聴くことで、外出中でもアウトプットの確認ができました。

記述式

記述に関しては、9月頃から記述マスターテキストを3周くらいしました。記述式でどこが問われそうなのかを、択一式の勉強の時に意識して勉強を進めていました。

商法・会社法

商法、会社法の講義を見始めて、先生はここも捨てることはできないとおっしゃっていたのですが、明らかに時間が足りなくなってしまいました。また過去問を見たときに、同じような問題が繰り返しているような感じがしなかったので、配点を考え勉強をしませんでした。

一般知識

一般知識に関しては、最後まで不安が残りました。一年を通して学ぶものですし、範囲も広く、足切りもあるので、勉強方法に迷いました。文章理解は、過去問で2/3は正答できそうだったので放置して、情報だけはしっかりと講義も聞き、条文の確認もして対策をしました。政治・経済・社会はやらない判断にしました。そのため足切りだけは最後まで不安でしたが、十分勉強しても不安だったと思うので、時間配分としてはこれで良かったかなと思っています。

◯クレアールを受講してよかった点

六法

杉田先生が六法に印をつけ続けるように、と最初の講義で教えてくれ、それをしっかりと続けたことがよかったです。六法にわからない部分や間違えやすい部分、勘違いをしやすい部分を記載し、よく出るマークや、過去に出題されたマークを付け加えていったので、試験前には六法を確認するだけでいい状態になりました。試験日も六法だけの持参ですみました。

六法だけを読む時間も大事と教えてもらい、読むだけの時間も意識的に取ったことも理解につながりました。

六法

講義

科目別の講義の最初に、どのように勉強すれば良いかを先生が教えてくれたのがよかったです。憲法を学ぶときも、行政法を学んでからわかることがある、と最初に教えてもらっていたので、わからなくても一通り進んでいくことができました。

講義のボリュームは多いと思いますが、一通り受講することで、体系的に学べ、憲法、行政法のつながりなどが明確になり、合格に十分な知識が得られると思いました。

単なる暗記だと暗記量が膨大できついですが、判例なども理解して覚えられるような講義だったのが良かったです。判例の背景や、民法では誰を守るためなのかなどの説明があるため、記憶が定着しました。試験の判例問題でも、判決だけを聞いてくるのではなく、過程の考え方も問われているため、詳しく背景を話していただけたことが、理解の助けになりました。

テキスト

論点別過去問題集は非常にまとまっているため、どの論点が重要なのかがボリュームでわかるので便利でした。

◯資格の今後の使い道

一度体系的に法律を学ぶことができたので、正しい知識で患者さんにアドバイスできたらいいなと思っています。

◯最後に

憲法、行政法、民法をメインにしっかりと力がついたと思います。講義の内容だけで出題範囲は網羅されているので、択一式・記述式もしっかりと得点できました。時間がなかったので、会社法、一般知識は捨ててしまいましたが、あやふやな知識よりも定着した知識にするためにこの選択で良かったと思っています。

行政書士の試験は曖昧な理解だと足をすくわれる問題が多いので、行政法に十分時間を割くことが必要だと思います。

インプット・アウトプット含めてクレアールで十分でした。ありがとうございました。

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