2022年合格体験記「クレアールのカリキュラムで鍛えられた自信鍵で合格扉を開門!!」辻本 義晴 さん

受験回数:2回

受講コース:2021.22年度目標カレッジ2年セーフティコース

☑2022年度合格体験記
2年合格
リベンジ合格

○ はじめに

私は令和4年度行政書士試験において、 晴れてリベンジ合格することができました。

これも、クレアールの講師を始めとする職員皆様の温かい支えと合格に必要な法令等の内容が的確に集約されたテキスト類のおかげだと深く感謝申し上げます。

そして、これらを信じて疑わず、 最後まで諦めることなく学習を継続した自己の努力の積み重ねがようやく結実した賜だと、自分自身を誇らしく思っています。

さて、これを読まれている皆さんの中には、 行政書士の資格取得という新しいチャレンジに揚々とされている方や、リベンジに向けて既に学習を始めている方もいるかと思います。 私は一発合格できずに2度の受験を経て合格に至ったわけですが、そういう地道にコツコツと努力を続けた者ならではの学習法や経験が、皆さんが学習を進める上で何かしらの参考になるのではないかとの思いから、稚拙な文章ではありますが、ここに紹介させて頂きます。

○ 行政書士を志した動機

そもそも、私が行政書士の資格取得を志した動機は、「人生100年時代」という言葉を耳にしたのが大きなきっかけでした。以前までそれほど意識することがなかったこの言葉ですが、日常生活のなかで、街中ですれ違う高齢者の割合を多く目の当たりにすると、超高齢化社会は現実のものとして進んでいると実感するとともに、ややもすると、これまでのような定年後の人生を安心して暮らすという単純な生き方が通用しなくなるのではないか?という将来への不安と、超高齢化社会の到来を 見据えた新規事業を興せるのではないかという考えを抱くようになりました。

そのような理由から、 今後の長い人生をより豊かに過ごすために、そして、自分自身がまだまだ働いて社会との関わりを保ち続けたいという思いから自分自身にできることは何かということを考えた末にたどりついたのが、この 「行政書士」の資格でした。

通信講座 「クレアール」 を選んだ理由

私は社会人でしたので働きながら勉強を継続できる方法を考える必要がありました。ですが、資格専門校の定める講義日に確実に通学できる勤務環境ではなかったので「通学」という選択肢ははじめからなく、また、独学で行政書士試験に合格された方の体験談を読んだりもしましたが、自分の能力を考えると独学で勝負するのはリスクが高いと思い、資格取得のための合理的な学習とスケジュール変更が柔軟に対応可能な「通信講座による学習」を選択しました。

次に私が着手したのは、各社の通信講座の特徴や費用に関する調査でした。正直なところ、どの会社の通信講座も合格実績が豊富で魅力的な特徴があったので、その選択に非常に悩みましたが、最終的に費用が最も安価であった「クレアール」 に決めました。その最も大きな決め手になったのは、私の学習時期と子供の中学受験勉強の時期が平行してしまい、子供の塾などにかかる諸費用を考慮すると私の学習で10万単位のお金を支出することは到底不可能でした。そのような経済事情から、「費用の安価な通信講座を選択」 することは私の中での至上命題でした。また、クレアールの「合格祝い金」の制度も決定を後押ししました。目の前にぶら下げられたニンジンを食べようと走り続ける馬の状況に似ていますが、試験に合格したときの 「自分ご褒美」 として絶対手に入れようというモチベーション維持にもつながり、結果として私にとっては有り難い制度になりました。

○ 通信講座のメリット

通学して講座を受講できる余地はなかったのですが、合格までの学習プロセスを振り返ると、私には通信講座による学習スタイルで十分良かったと思います。おそらく講義の内容は通学講座の場合と何ら変わらないでしょうし、なにより通学スタイルの場合、その日の体調や仕事上の疲労で学習意欲が低下していたとしても、やむなく通学せざるを得ないこともあるかと思います。 ですが、 通信講座ではそのような問題がありません。 通信講座では、その日の疲労や意欲などを考慮して学習ペースを加減できるので柔軟性は高く、仮に平日の学習進度が悪かったときなども土日で一気に取り戻すことは可能ですし、調子の良いときは計画よりも前倒しで進めることもできます。また、コーヒーを飲みながら自分の環境下で気楽に講義を視聴できるという点も良かったです。

私が実践した学習法

「基本講義+復習(論点別過去問を解く)」は常にセットでした。

私がクレアールの「合格体験記」を読んでいたとき、「基本講義を視聴した後はすぐに復習すること。」というある方の記述を目にしました。私は1度聞いただけで理解できるタイプの人間でないことは十分承知していたので、「繰り返して講義を視聴しないと理解できないだろうなあ。」と想像していたのですが、実際に杉田講師の基本講義を聞いてみると「なるほど!」と理解できるものがありました。講義の内容が法律初学者の私でも理解できるような平易な表現で説明されているのと、一単位の講義時間は適度な時間で区切られているので、苦痛やストレスを感じ始める前には講義が終了するといった様子でした。そのような配慮がされていましたので、調子の良いときや時間のあるときはどんどん前倒しで講義を視聴するようにしました。ただし、講義の視聴を終えた後は必ず「復習 (論点別過去問を解く。)」することにしました。その理由は、「基本講義を聴いただけでは漠然とニュースを見ていたのと同じで知識は思ったほど定着していない。」という自己の反省点からです。具体的には、復習することを疎かにして次の講義、次の講義へと進めたとしても、ある程度の結節で問題演習に着手したとき、過去に視聴した講義の内容が直近で視聴した講義の内容で見事に上書きされて知識としてあまり残っていないことに気がついたのです。「基本講義を視聴したら後はすぐに復習すること。」という過去の合格者の体験記を読んでいたにもかかわらずスルーしてしまった結果、学習時間のうち何時間かを無駄にしてしまいました。

よって、 学習したほやほやの知識を確実に定着化させるため、「基本講義+復習 (論点別過去問を解く。)」 は常にセットで取り組むことをお勧めします。

「解答(解説)書にどんどん書き込んで自分用のオリジナル参考書を完成させ、 5回転以上確認すること。」

基本講義を終えた後は、いよいよ答練(問題演習)のステージに移行して問題演習に取り組むと思います。 私の率直な感想ですがクレアールの問題はしっかりと条文などの知識事項を押さえておかないと、中途半端な知識での解答は「難しい。」と思います。私は問題演習中に何度も、「こんなひねくれた設問は本試験では出題されないのでは!?」とか、「こんな重箱の隅をつく問題、出題されないのでは?」などと、懐疑的な気持ちで問題演習に取り組んでいたので当然ながら解答の「〇」は少なかったです(笑)。その反面、大切なことは「なぜ間違ってしまったのか?」を確実に解決しておく必要があります。私の場合、クレアールの難問奇問で惨敗した問題に対し、市販の六法などを活用してその解答の余白に自分が理解不十分であった知識事項を赤字で徹底的に書き足すことにしました。そのような作業を交互に、かつ愚直に繰り返していくことで、もともとの解答(解説)書に自分が赤字で書き足し た事項が増えて最終的には自分用のオリジナル参考書に生まれ変わります。このオリジナル参考書が完成すればしめたものです。なんと言っても「自分の弱点集」なのですから。後は一定の間隔を空けて (私の場合は、2週間に1回程度)、5 回転以上は問題演習と自分用のオリジナル参考書を確認するようにしてみてください。自分の弱点が強化されるとともにかなりの知識量が増大します。

「本試験前の一ヶ月間は、 毎日3問の文章理解問題を解くこと。」

これは、本試験を2度受験した私の感想ですが、どれだけクレアールの学習教材が素晴らしく、どれだけ忠実にこれらの教材に沿って学習を継続してきたとしても、これまでの努力を一瞬で泡にしてしまう「一般知識の足きり」制度が行政書士試験にあります。具体的には、14問出題される一般知識のうち6問以上正解しなければならないというもので、たとえ法令等科目の出来が良かったとしても「不合格」になってしまうというものです。私は2度の本試験とも足きりになることはありませんでしたが、本試験では正解肢の見当すらつかない設問などにかなり焦燥しました。クレアールの一般知識の問題演習と幸運にも普段何気なく見ていたニュースの知識が残存していなかったら相当危うかったと思います。そのため、一般知識に対してもしっかり対策しておく必要があります。私の場合、本試験前の一ヶ月間は市販の公務員試験問題などを活用し、毎日3問ずつ文章理解問題を解くことにしました。「文章理解」の問題はしっかりと対策すれば絶対得点源になりますが、この「文章理解」の問題を取りこぼしてしまうと一般知識の足きりにあう危険性が高まると思います。日々、文章理解の問題を解くことは大変ですが、毎日こつこつと取り組めば相当の読解力が身につくことは間違いなく、本試験においても文章理解を余裕で対応することができます。是非とも実践してほしいと思います。

これから合格を目指す方へ

【令和3年度行政書士試験結果】

法令等:150点

一般知識等:28点

総得点:178点

恥ずかしながら、私の令和3年度行政書士試験結果を掲載させていただきました。掲載した理由は、皆さんに「自分に後悔のない勉強」を実践してほしいと考えたからです。私は、平日や土日にそれなりの時間を費やして学習してきましたが、結果としてあと2点届かずに「不合格」です。これを読まれている方にお伝えしたいのは、「結果が伴わなければ、どれだけ学習してきたところで意味がない。」ということです。私はこのことを自分への戒めだけでなく、中学受験勉強に取り組んでいた子供に対しても、

「どれだけ努力しても結果が伴わなければそれに意味はない。勝たなければならない勝負は確実に勝つ努力をしなければいけない。」と伝え、子供も子供なりに勝負ごとの大切さ理解してくれたようです (そういった意味での子供への教育効果は絶大でしたが、逆に私は令和4年度の行政書士試験に是が非でも合格せねばならなくなりました・・。)

ですので、皆さんも私と同じような痛い目に遭わないように、「これが最後!」というくらいの意気込みと集中力をもって学習に取り組んでほしいと思います。

○終わりに

令和4年度行政書士試験合格発表の日、また不合格だったら!?という緊張感の中でインターネット上の自分の受験番号を確認したとき、安堵感とともにこれまでにない感動がこみ上げて思わず「よっし!」と叫んでしまいました。令和3年度行政書士試験合格発表のときは「マジかっ!」と絶叫したことを思い出すと、この天国と地獄の両方を味わった2年間という歳月は長く苦しいものでした。ですが、これまでの学習を総括してみると、子供は子供で中学受験の勉強を、私は私で行政書士の試験勉強をお互いに励まし合いつつ、切磋琢磨して一緒に学習できたこと、そして2年間に及ぶ努力が報われたことによって経験した、 あのとてつもなく感動に満ちあふれた充実感と幸福感は、日々を漫然と暮らしていた私の人生に良い刺激を与えてくれました。

努力を継続した者には幸運の女神が訪れると本当に思います。

皆さんにも幸運の女神が訪れることを陰ながら祈念しています。

是非とも頑張ってください。

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