受験回数:1回
受講コース:2022年度目標カレッジコース
☑2022年度合格体験記
☑一発合格
☑参考にすべき学習法
行政書士を志した動機
厚生労働省の出先機関で国家公務員として勤務した経験を活かし、社会保険労務士の資格を取得した。現在は外国人技能実習生の受入を行う監理団体の業務に従事しており、入管業務や許認可申請を行うことが多くなり、業務の幅をさらに広げるため行政書士の資格を取得することにした。
クレアールを選んだ理由
他社と比較して講義の時間が長く、カリキュラムの充実している点で圧倒的にコストパフォーマンスがよく、合格お祝い金で受講費用の多くが返金されることが決め手となった。
具体的な学習方法
インプットと肢別過去問の繰り返しを基本とし、模試で合格レベルに到達することを目標とした。模試は他社含め8回行ったものの、合格レベルに到達したのは、最後の模試であった。勉強スケジュールがタイトであったものの、優先順位を決め計画的に学習することに重点をおいた。
科目別学習法
・憲法
クレアールの講義動画を2回視聴し、肢別過去問題を繰り返した。肢別がある程度できるようになったら、答練問題を解いていった。併せて判例をネットで検索し繰り返し読みこんだ。結果として読解力思考力が高まり、本試験の初見の問題にも対応できた。
・民法
クレアールの講義動画と肢別過去問題を繰り返し行った。憲法同様にある程度できるようになったら答練に取り組んだ。択一がある程度できるようになったのち、記述式対策の講義動画を視聴し、条文の表現を書くことができるように六法にマーカーしていった。
・行政法
講義動画を視聴後に肢別過去問題を繰り返し行った。重要事項を暗記し条文の言い回しを覚えた。行政法の5肢択一を最優先に勉強することにしていたため、他社の過去問題集を重点的に勉強し9割以上得点できた。記述は行政事件訴訟法を中心に演習を行った。
記述対策は、記述マスターテキストと六法を繰り返し参照し条文の表現を記述できるよう練習をした。
・会社法
動画を一回視聴し、直前期に簡単な問題だけ得点できるよう軽く勉強した。市販の過去問を解いた程度でクレアール教材は時間の都合上あまり使用しなかった。
結果論ではあるが、本試験の問題傾向からして会社法に時間を割く必要はなかったように思う。
・一般教養
時事は市販のまとめ本を通読した。文章理解が苦手なため市販の問題集で重点的に演習を行った。会社法と同様に時間の都合上クレアールの教材はあまり使用しなかった。
本試験は、テキストに記載のあるような問題はでなかったため、文章理解以外の対策はする必要は少ないと思われる。
今年の本試験を振り返って
過去の国家公務員試験や社会保険労務士の受験経験から、本試験が模試より難しくなることはないと思っていたが、実際には模試より難しかった。時間配分は模試で相当練習しており、時間が不足することのないよう練習したが本番では時間が不足した。
記述式は、記述マスターテキストや六法の読み込みを行ったものの、本試験での点数が、今まで受けた模試の点数より低い点数であった。行政書士試験では択一を中心に勉強を行い、択一のみで180点を取ることを目標にすべきと感じた。
資格の今後の使い道、今後の目標
社会保険労務士と行政書士のダブルライセンスを活かして、許認可申請から労務管理に至るまでワンストップで処理できるようにしたい。可能であれば独立開業したいが、開業費用と売上の見通しが立たないため、会社員として勤務を継続し、副業として資格を活用できる方法を検討する。
引き続き業務に関連する資格があれば取得し、実務の勉強を続け自己研鑽に努めることとしたい。
クレアールを受講してよかった点
先に述べたようにクレアールは価格に比べて圧倒的に講義時間が多くインプットを重視した勉強をすることができ効率的に学習できた。動画をスマートフォンにダウンロードしておいて喫茶店などで気軽に閲覧できたため、時間を有効に活用することができた。
答練は、他社と比べて癖のある問題が多かったため取り掛かりにくい印象であったものの、本試験の初見の問題に対応する力をつけることができてよかった。
合格祝い金でかなりの金額が返ってくるのは魅力的である。

その他
10年以上の行政での実務経験があったにもかかわらず試験を一発で合格するのはなかなか困難であった。実務経験がなく、現在就業中の者が行政書士を志す場合は相当の覚悟が必要に思う。試験合格はスタート地点に過ぎないのでこれから経験を積みさらなる向上を目指す。