受験回数:2回
受講コース:2022年度合格目標中上級W受講コース
☑2022年度合格体験記
☑リベンジ合格
☑仕事をしながら
行政書士試験を目指した理由
過去に法務事務所で補助者として行政書士業務に従事していたことが一つのきっかけ。会社員としてのスキルアップと、ライフステージが変わったときの選択肢を増やしたかったため。
合格後について~資格の使い道~
現在、会社に勤めているため、すぐに登録・開業は予定していない。しかし、書類作成業務や手続きに関する知見を広げる引き出しの一つになっていると思う。間接的に業務に活かせる部分もあり、会社に受験及び合格を報告している。
クレアールを選んだポイント
・2色刷りのテキスト
カラフルだったり挿絵があるものより、簡潔なものが良かったため。
・講義動画がテキストを画面に映して進める形式
講師の手元を見ながら話を聞く感覚で、テキストのどこを話しているかわかりやすい。

私の合格までの道のり
○2021年9月末
学習を開始した。市販のテキストでの独学。民法をどう身に付けていくのかわからず、入門書を各種試していた。初学者が民法の問題をなんとか解けるようになるまではわからなくても耐えるのが大変だと思う。
さすがに勉強範囲は終わらず試験を迎えた。地方自治法と商法はほぼノータッチ。民法と行政法を駆け足で触れた程度で、ここまでの学習時間は95時間。
○2021年11月
1回目の本試験受験。144点で不合格だった。ただ、一般知識で足切りにかからず、記述も採点対象となった。「この勉強内容でもここまでは点を取れた」とほんの少し達成感があった。
○2021年本試験後~2022年3月
私生活が忙しく、腰を据えて学習していなかった。ただ、この期間で民法50時間ほどは学習した。
○2022年3月中旬
クレアールの通信講座を申し込んだ。学習を再始動するうえでやはり動画・音声で講義を聞きたいと思った。また、ペースメーカーにもしたいと思い、中上級W受講コースを申し込んだ。
○2022年4月~
ここからが自分の実質的な学習集中期で、仕事の傍ら、2回目の本試験まで300時間学習した。「1週間に10時間勉強する」というざっくりしたノルマを設定し、1週間のなかで勉強時間を積み上げていくやり方で、働きながらでも勉強時間を捻出するようにした。
最終的に総学習時間約450時間、得点194点(記述38点)で合格することができた。
具体的な勉強方法
「重要論点マスター講義」とマルチパステキストが自分の学習の中心となった。民法でおおむね理解している単元は視聴を省いたが、憲法、行政法、商法、一般知識(文章理解以外)はすべて視聴した。
一番力になったのは行政法だと思う。1回目試験までの行政法学習はまさに突貫工事で暗記しているだけだったが、再度講義を聞くことで、知っていることは整理でき、知らないことはそこで学ぶことができた。
あとは、過去問演習を繰り返し、夏以降は本試験の過去問を解き、模試を受けていった。

作る作業で理解し覚えられる!
本番で大失敗…
試験前、ストレスもあったのか、体調があまり良くなく当日の試験前もあまり食事をとることができなかった。そのうえ試験会場が暑く、頭がフラフラしたなかで試験を受けた。なんとか解答し終えたが、帰宅して自己採点してみたら法令科目の5肢択一の結果が悪く…かなり落ち込んだ。「そこそこ解ける」と思っていた自分の知識が穴だらけだったことを思い知った。模試や本試験過去問では合格点を十分超えられていたので、予想外でショックだった。法令科目の5肢択一の得点が、1回目の受験時から4点しか上がらなかった。
合否は記述の採点結果待ちだったが、結果的に合格点を超えることができた。記述は積み上げた勉強時間がきちんと反映されるように思う。大失敗を他の部分でフォローすることができた。
社会人が資格を目指すこと
受験仲間はいなかった。が、それは悪いことでもないと思う。完全に自分のペース、辞めるも始めるも自分次第なので、ある意味気楽だ。いつ辞めてもしがらみがない分、「自分に勉強を続けさせる」仕組みづくりが大切だと思う。仕事をする毎日のなかで勉強することを習慣にするのが一番だと思う。一時の気合ややる気に頼らず、客観的な指標(例えば1週間に○時間勉強する等)を淡々と達成していくことで自分は試験日まで完走できた。
情報がない分、いろいろ寄り道した
リアルの受験仲間がいないので、参考書を探す際はネット上の評判を参考にしていた。学習中、不安になると新しい参考書を試したくなることがあると思う。一旦決めたテキスト・参考書を変えずに貫く、というのが基本だしその方がいいと思うが、私自身は「気になっている時間がもったいないから買う」派だった。買って読めば自分にとって必要かはわかる。要らなければ無駄にはなるが、時間の方が大切だ。
これから合格を目指す方へ
なによりも体調は万全に!当日体調を崩して臨むくらいなら、試験直前は勉強は控えめにしてもいいと思う。