受験回数:5回以上
※本格的に学習したのは、2~3年
受講コース:2021.22年度目標カレッジ2年セーフティコース
☑2022年度合格体験記
☑参考にすべき学習法
☑リベンジ合格

1.行政書士を志した動機
大学は法学部を卒業していましたが、就職は病院で事務職として働いていました。いずれは定年を迎えるにあたりその後の残された人生(時間)を法律関係の仕事をして社会と関わりたいと考えていました。病院での勤務時代に社会保険労務士の資格は取得していましたが、実務的な法律を扱うとの印象でしたので、もう少し、自分の法律的思考を拡げたく、行政書士の受験を目指しました。
2.クレアールを選んだ理由
(1)以前は、他社にてテキスト的なものを購入し受講していましたが、本試験での点数が伸びず(110点前後、学習時間が少なかったことが1番の原因)、他社の受験指導に変更してみようと考えた。
(2)本試験の解答速報をネットで検索したら、クレアールが最初にヒットし、杉田講師の解説で、条文を覚えているとかなりの得点ができるとのお話がありました。これまで聞いたことのない言葉で印象に残りました。
(3)その後事務局の方とこれまでの受験経過やら今後の方向性などアドバイスをいただき、基礎から学習した方が早く合格できるなどのご指導をいただき、2年のセーフティコースを選択いたしました。
(4)勿論他社も数社ネットで検索し自分に向いているかどうかなども検討しました。その中でクレアールはカリキュラム等内容も優れている印象を持ち、価格は信じられないくらい安価でした。
3.具体的な学習方法
<1> 1年目
ア.杉田講師の基本講義を聞いて論点別過去問題集を解いてその後解説講義、その後に再度WEBにて同じ問題を解いた。
イ.記述マスターの学習
ウ.総まとめ講義のコンプリーションテキスト講義
エ.試験直前期は条文読みを行った。
オ.1年目は、商法・会社法、一般知識は、学習時間を確保できなかったので、一部しか学習できなかった。
カ.答練・模試等は殆ど受けた記憶がありません。
<評価>
前年までの受験指導会社では全科目の講義を聞くことがなかったので、今回は、全科目の緻密な講義を聞けて良かった。ただ全ての科目単元カリキュラムを聞けなかったのは反省点。本試験の採点は166点でこれまでにない点数で、このまま継続すれば合格に近づくとの思いになった。
<2> 2年目
(1)定年退職していたこともあり、学習時間はこれまでより確保できる状況にあった。
(2)前年の商法・会社法、一般知識で未履修単元について講義・論点別過去問を11月から3月頃まで行った。
(3)2年目は竹原講師で、杉田講師とはタイプの異なる、全体把握・本試験予想感のある講師の指導となった。
このお二人のコラボは絶妙のバランスであると感じている。1年目は論理的で順序を追った講義で、2年目は試験対策上の論点を意識した講義であった。
(4)学習方法は、基本カリキュラムに沿ってと考えていたが、自分の性格から深追いすることが多く、中々先に進めなかった。おそらく、質問の数では上位ランクではなかったかと思います。(杉田先生の回答には本当に頭が下がる思いです。)
(5)重要論点マスター講義・論点別過去問題集を終えたのが8月末でした。問題集も2回しかしていません。
(6)杉田講師からのご指導もあり、今年は解きまくり総合答練2回、模試を受け、解説講義、結果表から弱点の対策を行いました。復習にかなり時間がかかりました。(1つの答練で約4日位)答練・模試3回とも基準点をクリアできず、D判定・C判定でした。杉田講師からのお話にありましたが、模試等に一喜一憂せず、復習をしました。
(7)肢別論点マスター講義は有効と感じていましたが、時間が確保できず、憲法だけで中止しました。(本試験後取り組んでいる)
(8)記述マスター講義は絶対受講すべきある。条文講義もとても有効である。条文だけの講義は中々ないものである。記述マスターも取り組みました。記述は配点が高く最後は記述で決まると思う。

<本試験1か月位前>
(1)総まとめ講義の問題解いて解説講義を聞く。気になるところに付箋を貼付。
(2)杉田講師から条文の重要性は耳に蛸が出来るくらい聞いていたので、憲法条文読み、民法・行政法は記述マスター講義で使用したものを条文読みをし、気になるものは紙に書いて覚えた。他の法令は行政書士試験六法を用いて、主な条文にマークして読み込んだ。
(3)記述は択一の延長との話を聞きますが、個人的には、記述のテクニックはあると思うので、記述マスターを再度学習した。記述は用語の定義や判例の言い回しなどをある程度暗記していないと書けないと思う。
(4)竹原講師のこのあたりの問題が出そうだとかの言葉を信じて、抽出した表現等のノートを作成し暗記に努めた。
(5)文章理解は得意でないので、試験前に再度竹原講師の重要論点マスター講義を聞いて感性を磨いた。
<本試験中>
(1)杉田講師から「試験は1年間学習した晴れの日なので楽しんでほしい。」との言葉を持って当日臨みました。
(2)ところが、試験が始まるや否や、最初の4問で今年の合格は難しいとの思いになり退席しようかと想いました。しかし、1年間の苦労もあり、最後迄頑張ろうと思い直して取り組みました。途中で、記述式問題で撃沈されそうになりましたが、トイレ休憩を挟み、その時解答が閃いて最後の60問を解き終えることができました。
(3)杉田講師から、試験中の時間節約のお話が度々ありました。解くのに時間のかかる問題もあるので、選択肢の正誤判断が出来たら、後の選択肢は読まずに次の問題を解き、最後に時間が余れば見直す、全部問題に当たらないのは合格から遠ざかるとの講義がありました。次の問題に進むのは、勇気のいることでしたが、納得していたので出来るだけそうしました。今年は4問そのようにしました。これも合格への大きな要因と思います。時間がなく焦ると、問題をじっくり読めなくなると思います。勿論そうするためには、選択肢の正誤を断定できる知識及び自信も必要です。
(4)3時間の試験はある意味戦場です。戦いを終えた疲れは格別です。
<評価>
2年目は1年目の基礎もあり、それを土台にして取り組むことが出来た。時間も確保できたので、答練及び模試等も取り組み復習もできた。反省点としては、もう少し早く全体を通して学習できると良いが、気になると納得するまで深堀して時間を費やしてしまった。また、答練等で気になる箇所に付箋を貼付して直前期に見直せるようにしておけば良かった。今年は、商法・会社法を3問、民法も6問、一般知識等が13問取れ、択一・多肢選択式で概ね基準点に達する位でした。
主科目の民法・行政法はある程度できないと合格できないですが、主科目以外の「憲法・基礎法学」・「商法・会社法」・「一般知識等」で大きな穴を作らないことも合格に繋がりました。
4.モチベーションの維持
(1)自分は、残された時間を法律に関する仕事に使いたい。そのためにはどうしてもこの資格を取りたい。との思いを持ち続けた。
(2)行政書士試験受験について、他の人にも伝えているので合格せずに終わりたくない。
(3)ある行政書士事務所のホームページを見ていたら「試験は合格しないと何にもならない」というような言葉を見た。
(4)WEBで講義を聞き、アドバイス頂けたので一人ではなかった。
5.資格の今後の使い道、または行政書士としての今後の目標
(1)2年後くらい先では開業したい。これまで、病院勤務以外仕事を知らない状況なので、行政書士の仕事の学習及び情報収集をしながら自分にできることなどを見極めながら進みたい。
(2)行政のお仕事も短期間するのも今後に繋がるかと考えている。
(3)受験指導会社のお仕事にも関心がある。
6.クレアールを受講して良かった点
(1)講師の質が高く、奥深い知識に裏付けされた自信を持って講義をして頂けるのでとてもよい。
(2)テキストの内容も試験合格には充分と思います。
(3)質問回答も丁寧にして頂いた。
(4)WEB講義で、必要に応じて音声がダウンロードでき、車の中でも聞けた。
(5)これだけのカリキュラムで受講料の安さは信じられない位です。
(6)事務局の方の対応もトラブル時の対処等もとても良かった。