受験回数:1回
受講コース:2022.23年度目標カレッジ2年セーフティコース
☑2022年度合格体験記
☑一発合格
☑法律初学者
行政書士を志した動機
友人から資格取得を勧められ、いくつか候補がありましたが、3月スタートであった為と幅広い業務がある点で行政書士試験を選択しました。行政書士を軸にして複数の資格を取得して、さらに幅広い業務に対応できそうであるという事も志望動機でした。
クレアールさんを選んだ理由
資格学習をする事は20年ぶり以上で、正直どこの通信講座を選べば良いか悩みました。インターネットで調べたり、資料請求を行なって確認しながら辿り着いたのがクレアールさんでした。クレアールさんは評判も良く、老舗でもあり安心感がありました。
経営情報学部卒ということもあり、法律とはほぼ無縁かつ卒業後25年ほど経過しており、法律系の資格を取得できるか不安であった為、初学者でも安心して取り組めそうという部分も良かったです。
絶対ストレート合格をすると決意をしましたが、心配性の為、もし合格できなくても学習が続けやすいセーフティコースがある事も決め手になりました。
受験料を負担して頂ける事も良いポイントでした。
具体的な学習方法
計画は重要
学習計画表が送られてくるので、確認しながら計画を立てていき、計画表に学習予定日を記入して学習を進めていきました。計画はとても重要であると思います。当初は紙ベースの計画表に記入していましたが、修正が大変でしたので、PCで入力できるようにしました。
アクシデントに備え、ゆとりを持った学習計画を立てると良いと思います。多少ズレても大丈夫なくらいがちょうど良く感じました。

アウトプットに時間を掛ける
なるべく早い段階でアウトプットを行いたいと考え、早期に確認テスト(=基本講義の各科目で行われるテスト)を実施しました。問題演習と講義動画やテキストで繰り返し学習を行いました。最初は点数が非常に悪く、落ち込みましたが何度も繰り返すうちに理解度が深まっていきました。後半にも答練が用意されているので、充分な量の問題演習ができます。

判例は背景を知ると理解が深まります
判例などは、意味不明なものもありましたので、インターネットで調べたりしながら、その判決に至った背景や、論点を確認する事を行いました。その後に講義を受けると、なぜその判決に至ったのかが深く理解する事ができました。
資格の今後の使い道、または行政書士としての今後の目標
コンサルティング業の中で、必要に応じ申請手続きを行うことにより、クライアント様の利便性を提供していきたいと思います。また、さらに資格を取得することにより、幅広い業務に対応できるようにしたいと考えています。とりあえずFP試験を1月に受験し、合格点をクリアしました。
クレアールさんを受講して良かった点
杉田講師の講義が分かりやすく助かりました。2倍速で受講していたのですが、非常に聞き取りやすく良かったと思います。そして、六法に印を付けるよう指示を受けていた為、後で確認しやすく杉田講師がおっしゃるように全ての講義を受け終わった後には六法が最高の参考書になりました。行政書士試験では条文知識も重要と思いました。
また、テキストは2色刷りでフルカラーの方が良いかなと思っていましたが、重要と思うところに印をする時に分かりやすい点とシンプルで見やすかった点でも良かったと思います。

あと、問題演習が多い為アウトプットをしっかり行えるので実力が付きやすいように思いました。
ただ暗記するのではなく、理解することができたので、択一式の民法は満点でした。
そして計画表があるので計画的に進められて良かったと思います。
学習する上で特に大切だと思うこと(個人的な感想です)
1.まずさらっと全体を把握した方が学習しやすく感じました。
2.受験日から逆算し、エビングハウスの忘却曲線を参考に試験日までに最低限こなす量を振り分けた計画を立てると無理なく実施できるように感じました。できる日はどんどん進めていくと気持ち良く実施できました。分かっている部分はさらっと復習し、よく間違えるところを潰していくような学習を行うと効率的であると感じました。
3.問題演習を何度も繰り返し行うと良いと思いました。そして問題演習後に、講義やテキストで復習すると、さらに理解が深まると思います。
4.なるべく法律を知らない人に説明すると良いと思います。理解していないと説明できないので、自分が講師になったつもりで行うと良いと思います。
5.漢字の練習をしておくと良いです。記述式で書けないと悔しい思いをします。
失敗してしまったこと
記述式対策を後回しにしてしまった為、文章の練習不足となり、本番で慌てることとなってしまいました。テキストを確認するだけでなく、実際に記述してみることが必要と感じました。また、論点の把握を的確に行えるようにしておく必要があるように感じました。
そして、足切りを極度に恐れてしまった為、一般知識、個人情報保護法、文章読解に力を入れ過ぎてしまいました。実際、現場の判断で答えられる問題もあり、学習しても答えることが困難な問題もある為、時間をかけ過ぎず法令科目に時間を割く事をお勧めします。
商法、会社法においては、学習時間が全く足りず、5問中1問正答という悲しい結果になってしまいました。早期に計画を修正して、会社法にも時間を割けるようにすべきでした。商法、会社法は捨てても良いという情報を鵜呑みにしてしまいました。
実は7月に私生活のトラブルで体調を崩し1週間ほど入院しました。その為に予定が大きく狂ってしまい、睡眠を削って遅れた分を取り返そうとして焦ってしまいましたが、睡眠不足で頭がぼーっとしてしまい、睡眠時間をきちんと確保できるようにすべきであったと反省しています。
終わりに
全くの初学者であった為、本当に続けられるか不安でした。当初、行政法は全く意味が分からず拒否反応が出る状況でしたが、杉田講師の講義を繰り返し受講し、問題演習も間違えまくって覚えていきました。間違えた問題は覚えるチャンスと捉え、前向きに取り組みました。
クレアールの通信講座だけで相当なボリュームがある為、不足という事は全くなく、なるべく多くの回数繰り返せばきっと合格につながると思います。必要な物は揃っています。だから、これだけやれば合格できると頑張れば大丈夫と思い取り組めました。あれこれ他の物に手を出すと消化不良になると思います。
その為、計画を立てずに最初から丁寧に学習し過ぎると、最後まで終わらずに焦るという事も考えられますので、無理なく計画を立てて学習すると良いと思います。
何度も受験するのは、極めて辛いと思うので、また来年があると思わず一発で決めてしまうという固い決意の元で、今できる限りの努力をして取り組むと良いと思います。しかし、セーフティコースですと、万が一に備えられるので、必要以上に力まなくて済むので余裕を持って受験できました。
学習も習慣化するために、休む日を無くし、やる気がない日でも続けることが大事だと思います。続ければ、入浴や歯磨きのように習慣化して、勉強することが当たり前になります。
試験当日は早めに会場に行き、確認すべきポイントを準備しておき、ギリギリまで復習すると良いと思います。