受験回数:1回
受講コース:2022.23年度目標カレッジ2年セーフティコース
☑2022年度合格体験記
☑一発合格
☑中高年合格

はじめに
行政書士を目指そうとしているけれども、「仕事が忙しくて勉強時間が取れそうもないから不安」「若い時なら一度で覚えられたことでも、年をとったので覚えられるか不安」ということで踏み切れない方も多いと思います。
私もそうでした。そんな私の拙い1年間の体験談を振り返らせていただきます。少しでもお役に立てれば幸いです。
行政書士を志した動機とクレアールを選んだ理由
会社での仕事に役立つものとして、若い時分にはいろいろ資格にチャレンジしました。
おかげさまでいくつかの資格を有することができたのですが、定年が現実味を増してきたときに、これから会社を通さずに直接役所への手続等しなければならないということに対し、地方自治法など行政法に対してまったく無知であることに愕然としました。
以前も行政書士の勉強にとりかかったけれども受験にいたらず途中で挫折したのは、行政法の勉強で嫌になったからですが、改めて自分と家族の人生のために行政法を学ぶ中で、どうせだったら目標に資格取得を置いたほうが励みになると思ったからです。
当然ながら自学自習では過去と同じ轍を踏みそうだったので、今回は予備校での勉強システムに頼ろうと思いました。
そして15年ほど前に社会保険労務士の資格を北村先生の講義で受けたときに助かった記憶もあり、おそらくクレアールの勉強システムならば、自分にあってるのではないか、という期待も込めて、選ばせていただいたのです。
具体的な学習法
会社員の方の共通の悩みとして、「仕事の内容・量は自分では決定できない」ということがあろうかと思います。私も同様でした。
したがって、勉強時間は、「通勤時」や「朝起きたとき」「夜帰ってから寝るまでの間」というスキマ時間を活用するしかありませんでした。
この点では、いつでもスマホさえあればWebで講義を聞けるというシステムはありがたく、どうせだったら徹底的に活用しようと思いました。通信料のことを考えポケットWifiを購入・スマホと接続して外出先でいつでも講義視聴できる環境を整えると同時に、暗記能力に自信がなかったものですから、繰り返し4回は視聴するようにしました。
また、動画再生スピードについては、当初ノーマルスピードでしたが、2回目以降はだんだんと速めていき最終的には2倍速で聞くようにしました。スピードを速めることで、何回も繰り返し、そして先へ先へと進めることで、最後まで飽きが来なかったのだろうと思います。
また、テキストは基本「朝起きたとき」「夜帰ったとき」に開くものとして通勤時間には持参しませんでした。その代わり視聴した日を記入すると同時に、開いた時には動画で触れていた個所を思い起こしながら、あまり覚えきれていない部分を中心に黄色マーカーでマークしていきました。
そして過去問で出た個所については赤マーカーでマークしていき、どのあたりが覚えなければいけない箇所か、テキストを開いたときにわかるようにしていきました。

過去問については、クレアールでは1問1答式で問題集にしていただくと同時に、Webでも問題答練ができたので、最初は問題集を持ち歩き5回は繰り返した後、定期的にスマホでWeb問題を繰り返しました。5肢択一式の問題だと不十分な知識でも消去法で解ける場合もありますが1問1答式だと本当に理解していないと間違えてしまいます。私にとっては本当にお世話になった問題演習でした。
なさけないことに本番直前になってもすべて正解できるとまではいかなかったのですが、忘れたころに1問1答の練習を積み重ねたことで、本番でも自信をもって正解肢を絞り込めたのではないかと思います。
記述式も悩みの種でした。これについては記述マスターテキストをいただいたときに、なんとかこれで苦手意識をなくそうと思いました。
最初のころは講義順に従って視聴と記述練習の繰り返しでしたが、本番が近づくにつれ、本試験と同様に“民法2:行政法1”の分量の割合で記述練習を行いました。また該当項目の記述式過去問や多肢選択式過去問(行政法)のページ数をテキストに記載しておき、その項目の順番のときには必ず該当の過去問も解くようにしました。また、何回解いても書き切れないキーワードについてはマーカーで目立つようにして、テキストを見るときに視覚での意識づけにしていました。
実は本試験の記述式問題の点数はそれほど芳しくなかったのですが、ある意味、コンプリーションテキストとあわせて、直前期の知識定着につながったと感謝しています。
本試験を受けて
正直、試験の最中は、解いていてすごく自信のある問題は少なかったと思いました。途中まで時間もいつもよりかかっていた気がして、かなりあせっていました。
ただ、今回2年セーフティコースを受けていたことを思い出し、途中から「もしダメでも来年チャレンジできる」と思ってからは、逆にリラックスできてあせらず解けたのかな、と思います。
一般知識問題などは想定・準備していたのとは全く異なりましたが、ほぼパーフェクトで解けたのは、そういう精神的なものも大きかったのかな、と思います。
最後に
今回、無事合格できたのはもちろんうれしいのですが、何より最後までクレアールのシステムに従ってあきらめずに勉強を貫徹できたことが何よりも喜ばしいです。
今後どう資格を活かしていくか、まだまだ模索しておりますが、どんなにまとまった時間が取れなくても、どんなに年をとっても、目標に向かって頑張れて本当に良かったです。
最後に私事ではありますが、この1年間のチャレンジにおいて家族にはいろいろと我慢していただきました。支えてきてくれた妻に改めて感謝したいと思います。
簡単ではありますが、私の体験がみなさまの来年度の栄光に少しでもお役に立てたのならば幸いです。