野津 美貴子さん
行政書士資格を目指した理由
宅地建物取引士として長く働いて来ましたが、ダブルライセンスに憧れがありました。仕事に関連のある司法書士試験の勉強をしましたが、何年も合格できなかったため一度見直そうと考えました。
勉強をやめるつもりはなかったので他の資格を探し、文章理解の問題が自分に合っているような気がして、行政書士試験を受けてみようと思い立ちました。弟が独学で合格していたことにも影響を受けました。
予備校選びのポイント
行政法に馴染みがなかったこと、政治経済が苦手なこと、短期間で合格したかったので、通信制で勉強することを決めました。
1年目は他校で受講し、とても分かり易かったのですが、本試験のレベルには足りない気がして市販の予想問題集を買い足しました。結果は数点及ばず不合格でした。
本試験徹底分析動画でクレアールを知り、先生が丁寧に説明しておられる姿が印象的で、いろいろなコースの中から選択できて価格も良心的だったため、2年目はクレアールの上級コースを選びました。紙の教材が利用できることも決め手になりました。
クレアールで学習して良かった点
最初に届いた学習計画表に沿って勉強を進めて行くうちにどんどん新しい講義が始まり、教材も次々に届きました。次は何をしたらいいかな、と考えなくてもいいところが私には助かりました。
8月から総合答練2回と公開模試を1回受けました。結果はそれぞれD、D、C判定で、順位も下の方だったため自信を喪失しましたが、先生がいつも解説講義の中で結果は全く気にしなくてもいい、本試験で驚かないために、答練には難問も含まれていると言っておられました。本試験では見たこともない問題も出るので、事前に心の準備ができて良かったです。
学習方法等
前半は講義を受け、復習をすることに重点を置いていました。8月からは気合を入れ直し、科目別パーフェクト答練の問題を何度も解き、間違えたところは基本条文に戻り、どうしても覚えにくいところは自分なりにノートにまとめることで、あやふやだった知識が定着するようでした。
普段は仕事と家事が終わった後しか勉強をする時間が取れなかったため、紙の教材を常に持ち歩き、科目ごとに分かれていたので仕事前や休憩時間などに活用できました。
テレビをゆっくりと見る時間もありませんでしたが、日曜日だけは勉強を早めに切り上げて大河ドラマを見ることを楽しみにしていました!次の1週間の勉強も頑張れる気がしました。
弟から、勉強を続けていれば必ず点数は上がると言われた言葉が支えになりました。難易度によっては、前年より点数が悪くなることがあった司法書士試験と違う点でした。
試験の1ヶ月前から習慣にしていることがあり、いつもより1時間早く起きてひたすら暗記をすることでした。早くから始めると覚えたことを忘れてしまうし、試験が近づいているという実感ができるため、私にとってはそれがベストなタイミングでした。
また直前期には教材を手に取ることすら嫌になるときがありましたが、そういうときには試験を受けることを公言しました。そうすることで勉強から逃げず、全力で試験を受けることができました。「意地でも合格するんだ」という気で受けましたが、不合格のときでも残念には思っても全く恥ずかしくはありませんでした。
アドバイス
何年も不合格が続いたときは、年齢と時間がないせいにしていました。自分に合った教材で勉強を続けることができれば、合格することが可能だと実感しました。
勉強期間中、本試験当日、また合格発表までの間は大変なストレスを感じますが、合格者の中に自分の受験番号を見つけたときには全てが吹き飛びました。想像以上に周囲からもお祝いの言葉をいただきました。
ぜひ皆様にもこの感動を味わっていただきたいし、自分もまた違う資格を取得して、再度味わえるように勉強を続けたいと思っています。