Y.Nさん
なぜ行政書士資格を目指したか
行政書士を目指した理由は、現在不動産業に従事しており、宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士等の資格取得を通して、法律の知識を身につけたいという気持ちが高まったなか、法律家の登竜門的資格として行政書士に挑戦しようと思ったからです。
予備校選びのポイント
予備校選びのポイントとして、重要視していていた点が2点あります。
一つは、講師との相性です。こちらは人によると思いますが、講義を聞いていて声が聞き取り安いか、しゃべり方に癖がないかなど、講義を受けていてストレスにならないことを重要視しました。現在はYouTubeなどで無料講義を公開している資格の予備校が多く、いろいろ試したなかで自分が合うと思ったのがクレアールでした。
二つ目は、価格です。資格の予備校の行政書士講座は高いものだと20万近いものもある中で、早期申込み時のクレアールの価格は予備校の中では比較的安価で、かつ内容も充実していると感じたためです。
クレアールで学習してよかった点
なんといっても、インプットにおける試験範囲の網羅性です。配布されたインプットテキストをすべてやりきることができれば、間違いなく必要な知識は身につくと思います。クレアールのテキストは通勤時の電車で利用するにはサイズが合わないことから通勤時の学習用に市販の参考書も取得し利用していました。今年度の問題でいうと問26の公文書管理法が問われましたが、当然市販の参考書にはマイナー論点であり記載がありませんが、クレアールのテキストには記載があり講義もありますので確実に点にすることができました。
やはり市販の参考書を上回る情報量があるため、非常に有用なツールとなりました。また、講義も一単元が隙間時間を利用することができるように短い時間で区切られているため、仕事で疲れて勉強時間が難しい時でも一単元は進めようと思うことができ、勉強を習慣化することができました。
最後に講師について、杉田先生、竹原先生はともに非常に分かりやすい講義をしていただきました。講師については、先でも述べたように相性が重要です。杉田先生はとても丁寧な説明をされ、竹原先生はメリハリをつけた説明をするなど質は申し分ないと感じました。
学習を進めていく上でのポイント、心構え
一番大事なのは、途中で止まらないということです。分からないところを分かろうとして、止まってしまうと講義を消化しきれない可能性がでてきます。分からない部分については付箋を貼る、若しくは単元番号にメモを残し、復習時に講義を見直すことを記録し、とにかくインプットは早い段階で1回転をすることが重要です。インプットは重要ですが、問題演習によるアウトプットはもっと重要になります。
学習スケジュールをどのよう立てて、学習をすすめたか
学習スケジュールについては、勉強開始時に本試験までのざっくりとした計画(長期)、毎月1日に当月の進捗目標を定めた計画(中期)、毎週スタート時にその週の目標とする進捗を定めた計画(短期)というようにスケジュールを考えました。長期計画では、願書を出すくらいにはインプットが完了しており、問題集を3回転終了、その後記述の勉強を開始し、本番1か月前くらいには市販の模試に挑戦するくらいの大雑把な計画を立てました。中期計画では、12月中に憲法のインプットとアウトプットを完了させるというような形で、願書提出月までにインプット終了を目標とした長期計画に沿うように各月に法令科目を落とし込みました。そしてその計画を達成するため、毎週講義と問題演習をどこまでやるかをスケジュールに落とし込みました。なお、当然仕事が忙しいなどで計画に遅れが生じる場合がありますが、焦らずリスケを行い、自分を追い詰めないようにスケジュール管理することも重要です。
効果的な学習方法
これについては間違いなく一問一答を行うことです。肢別論点マスター講義が非常に良かったと感じております。インプット終了後、単元に該当する肢別論点マスターの問題演習を行い、さらに復習として論点講義を受講できるため、これにより知識の定着がはかれたと感じております。また、市販の肢別問題集も同時に行うことで穴のない知識が身についたと思います。
仕事等との両立をどのように行ったか
仕事後は疲れており、家に帰ってしまうと勉強できなくなりますので、仕事帰りに最寄りのファーストフード店で勉強して帰るようにしました。また、職場において行政書士を受ける旨の話を同僚にしたことで、「悪い結果を報告できない」と自分を奮い立たせモチベーションの維持を図りました。
来年度の合格を目指す方へ
クレアールのカリキュラムには、行政書士合格に必要な内容は網羅されております。しかし、重要なのは最後までカリキュラムを消化することです。どんなに有用な武器を与えられても使いこなせないと意味がありません。長い勉強期間となりますが、講師の指示に従い、突き進むことで合格が見えてきます。