吉本 利恵さん
行政書士を目指した理由
私が行政書士の勉強を始めたきっかけは55歳を迎える手前に、今後の自分の仕事について考える機会があったからでした。仕事でそのような関連の事務所に働いていた経験があったことも勉強を始めるきっかけになったと思います。
仕事を持つ主婦でもあるのでまとまった時間はなかなか取れず、何となくダラダラと勉強をして9カ月。1度目の試験を受験しました。もちろん散々な結果で、その時は「いったいどこがゴールなのか」、「この問題を自分が解けるようになるのか」という全く先が見えない状態でした。
クレアールを選んだ理由
受験後、ネットで勉強の取り組み方や合格者の声などを参考にしながら再度勉強をスタートしましたが思うように進まず、不安になるばかりでした。そこで、クレアールの講座を受講する決心をしたのです。
なぜ選んだのかは、受講料、合格へのスケジュールの管理、テキスト、スマホでスキマ時間に勉強が出来るツール等、色々と比較をして決めました。
学習時間やスケジュールについて
勉強時間ですが、平日はスキマ時間を合わせて2~3時間程度、週末は出来る限りの時間を作り取り組みました。単元内容が一目で分かり記録が出来る学習計画表は、常に手に取れる場所に置き管理できるようにし、配信スケジュールを確認しながら進めていました。しかし、躓きもたくさんありスケジュール通りにはいきませんでした。
特に民法は暗記ではなく理解をしなければならないと感じ、丁寧に条文の覚え直しやテキストと問題集を何度も反復し問題を読んだ時にすぐに図が書けるか、すぐに判断が出来るかにこだわって取り組みました。
民法にかなり時間を掛けたので行政法に取り掛かるのが遅れ、4月末になってしまい焦りが出てきました。1年目に行政法を勉強した時は一番覚えやすい科目だと思っていたので、一通りとにかく視聴して問題集をこなすことを目標に進めていました。のちに答練等で条文をしっかりと覚えていないことに気付かされ、直前までに何度もテキストと条文の復習をやり続けていました。
商法・会社法、基礎知識を一通り視聴し問題集を終えたのが6月中旬になり、肢別論点マスターは難しく思えたので最初のうちは手を付けず、この時期から一気に視聴しました。
記述対策は7月に入ってしまい、間に合うのかと心配になっていたところコロナになってしまいました。また、コロナの自宅療養中に父が入院することになり、そのまま7月末に他界しました。その頃はもう勉強に手が付かず諦めていたので学習計画表も確認しなくなっていました。
試験日までの取り組み方
9月に入り「後悔したくない!」と思い直し、あと2か月で出来ることを考え、とりあえず「答練」や「総まとめ講義」までしっかり受講することだけを目標にやりました。この「答練」や「総まとめ講義」が今の自分がやるべき復習を明確にしてくれたと感じています。例えば一番自信がなかった基礎知識は「絞って取り組む」ことが出来ましたし、分かっていない単元の絞り込みが出来たと思います。
結果は5肢選択式164点、多肢選択式6点、記述16点の合計186点で合格しました。
モチベーションの維持について
勉強期間は無理もしましたが、年齢のことも考えて体調だけは崩さないように考えながら過ごしました。「苦しみながら楽しむ!」と前向きな気持ちで取り組み、時にはカフェ勉をしたり、図書館へ行ってみたり、モチベーションを上げるために工夫をしていました。勉強中に飲む紅茶や、やる気が出るような文房具やグッズを買いに行くのも息抜きになったのかも知れません。
最後に
このような取り組み方だったため、参考になるような内容ではないかも知れませんが、気持ちを強く持ち覚悟を決めて取り組んだことが合格に繋がったのだと思っています。
何度も繰り返し視聴し、運転しながらも音声を聞いた映像授業、何度も開いたテキスト・問題集、最後の最後まで開いていたコンプリーションテキスト、本当にお世話になりました。ありがとうございました。