(一発合格)T.Aさん
なぜ行政書士資格を目指したか
個人事業を12年営んでいましたが、突然の怪我により廃業を余儀なくされました。今後の人生を考えた時「続けたかった仕事と釣り合いが取れるような新たな挑戦をしなければ。」と思い、以前から興味のあった法律の学習の入口として、行政書士試験に挑戦することを選びました。
予備校選びのポイント
決め手となったのは、一年目の試験で不合格だった場合に二年目の受験もサポートしてもらえるコースがあったことです。法律は全くの初学だったので試験で問われる内容がどれほど難しいのかさえわからず、自分が合格するために必要な時間も全くイメージできなかったので、長いスパンで取り組めることには魅力を感じました。一年目の試験で合格できれば二年目の受講料相当額等が返金される点も学習期間中のモチベーション維持に繋がりました。
クレアールで学習して良かったこと
ちょっとした隙間時間でもスマホで学習できるCROSSSTUDY(クロススタディ)が、私にとってはかなり効果的なツールになってくれました。まとまった学習時間を確保しにくい方でもCROSSSTUDY(クロススタディ)で日常的に問題文と解説に触れ続けるだけで知識が蓄積していくことを実感できると思います。
学習スケジュールについて
受講を申し込んで初めて教材が届いた日、私は早速同封されていたガイドなどを元に受験までの学習スケジュールを立てました。受験日までに全ての教材を2周はできるスケジュールでした。 しかし、実際に学習をスタートすると予測不可能な出来事が次々と起きてしまい、学習スケジュールはみるみるうちに修正できないほど狂っていきました。受験後に計算してみたのですが、私が受講開始から試験日までの間に確保できた勉強時間は正味200時間程度でした。結果的にはなんとかギリギリの成績で一発合格できたのですが、仕事や家庭など自分一人ではコントロールできない物事と折り合いをつけて学習を継続することの難しさが身に沁みてわかりました。
学習のポイント
明らかに準備不足で試験に臨んでしまったわけですが、振り返ると時間が確保できないなりに学習に取り組むにあたって良かったポイントが2つあったように思います。
1つ目は学習を単なる「試験勉強」と捉えなかったことです。先述の通り、私の学習は全く計画通りに進みませんでした。計画が狂い始めた頃の勉強時間を確保できないストレスはなかなかのものでした。そんな中でも「もういいや」と投げ出さなかったのは、自分が学習する理由を「試験に受かるという目先の小さな目的のためではない」と思えたことが大きかったように思います。事実、途中からは試験合格はあくまでも副賞・ご褒美であって、学習の最大の目的は「知らないことを知るため」に変化していったように思います。テキストを開く動機が「覚えなければならないから」なのと「知りたいから」なのではきっと効率にも差が出るのではないでしょうか。もしも学習をあくまでも試験のための勉強と認識したままだったら、きっと途中で「もう間に合わないから来年でいいや」と状況のせいにして投げ出していたと思います。「今回の試験がダメでも、今の努力が来年につながる」そう思えたのも「試験勉強」と認識せずに取り組めたからだと思います。
2つ目は「毎日問題文に触れ続けたこと」です。時間が空いたらCROSSSTUDY(クロススタディ)を使って過去問やその解説に毎日触れていました。そうやって勉強する以外に方法がなかっただけなのですが、結果的には試験対策として非常に効果が高かったと感じています。はじめのうちは何を問われているのかはもちろん、単語の意味さえわからなかったのですが『とりあえず問題文を読む→解説を読む→わからないことを時間があるときにテキスト等で調べる→後日また問題文を読む→解説を読む…』といった形で触れ続けるうちに次第に論点が見えるようになっていきました。そしてこの学習方法には知識の定着以外にも、「自分自身が学ぼうとしている姿勢」を確認させてくれるような精神的な効果がありました。
「時間がないから勉強できない。」と言ってしまえばそこで終わりですが、「ちょっと時間が空いたら勉強している。」と自分自身が評価できることは、私にとっては大きな支えになりました。
最後に
きっとこれから学習をスタートする方々の中にも、学習開始後の状況の変化等で思うように学習時間を確保できずに焦ってしまう方もいらっしゃると思いますが、そんなときに少しだけ参考にしていただければ幸いです。